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トレーニングや毎日の疲れを癒す方法とは?/益子 克彦

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掲載日:2016.09.07
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社会の荒波にもまれ働き疲れた体は、想像以上に疲労しているものです。また、トレーニングをした後の、疲労が抜けなければ次の日の筋トレも疎かになりがちです。まあ、これを読んでいる皆さんは、そんな生ぬるいことは言わないと思いますが。

無理やり頑張って疲れを隠したとしても「あれ、疲れてる?」なんて聞かれることもしばしば。疲れていてはトレーニングがしたくても、今いちスイッチが入らないし、仕事もスムーズに進まない。疲労を回復させるサイクルを作り出すことで、メンタルもマイナスになりにくくなります。疲れを感じるそんなときは、帰ってからゆっくりと湯船に浸かってください。体がゆっくりとほぐれて、じんわり疲れが癒えます。

今回は、そんな入浴タイムにおすすめの入浴剤についてご紹介します。

効果によって入浴剤を選ぼう

最近では、スーパーやドラッグストアなどでもたくさんの週類の入浴剤が並んでいます。様々な香りがあり、どれを選べばいいのかわからない、というときは、ぜひ以下の3つを基準に選んでみましょう。

●血行促進効果があるもの
収縮した血管が拡張され、血行が促進されると疲れはてきめんに癒されます。「トウヒ」や「カミレツ」などの生薬やハーブ入りのもの、また、「炭酸ナトリウム」や「炭酸水素ナトリウム」などが配合された炭酸ガス系の入浴がおすすめです。

また、酵素入りのものですと、タンパク汚れや脂汚れを分解する働きがあるので、お風呂上りにつるんとなめらかな肌に導きます。

●香りが良いもの
男性は強い香りを苦手とする人も多いですが、そんな男性におすすめなのがナチュラルな香りの入浴剤。無香料のものもありますが、浴室でほのかな香りを楽しむなら、グレープフルーツやオレンジ、ゆずなどの柑橘系の香りが心地良いでしょう。また、ラベンダーやローズマリーなど、自然派のハーブ入りのものもおすすめです。リラックス効果を高める薔薇の香りで癒しを求めるにも良いでしょう。

●保湿効果があるもの
男性の肌は女性に比べて、皮脂量が多く水分量が少ないので、乾燥に悩んでいる人も多いと思います。熱いお湯に浸かり過ぎると、かえって感想を招いて、せっかくの入浴後に痒みが出るということもあるので、保湿効果がある入浴剤にも注目してみてください。「コラーゲン」や「セラミド」、「ローヤルゼリー」などが配合されていると、お風呂上りもしっとりとした肌でリラックスできます。

毎日の入浴は、気持ちと体のリセットに最適なもの。忙しくてシャワーばかりという人も、週に1~2回でいいので、湯船に浸かる時間をつくってみましょう。その際、深い眠りに就くために体温が下がることが必須なので、入浴は就寝1~2時間前までに。入浴後は自然に体温が下がり脳がお休みモードに入るため、安眠につながります。きっと次の日の目覚めは、スッキリとしているはずです。

疲れを取るためには「体内リズム」も意識して、生活習慣に気をつける

●寝る3時間前までに晩ご飯。満腹のまま眠らない
取り入れるべき生活習慣としては、寝る直前の食事は、寝ている間も消化活動が行われるため、内臓が休まらずに浅い眠りに。また22時以降に食べた物は、脂肪として蓄積しやすく太りやすいので要注意です。

●カフェインは就寝4時間前までにとる
メラトニンの分泌によって体温が下がり、深い睡眠へ。コーヒー、紅茶、緑茶に多く含まれるカフェインは眠気を覚ます効果があり、メラトニンの分泌を抑制するので、就寝前のカフェイン摂取は良質な睡眠を妨げてしまいます。

●就寝前のパソコンやスマホは禁止
光の刺激が目に入ると、メラトニン分泌ががくんと低下し興奮状態に。中でも、パソコンやスマホに含まれるブルーライトは強い光なので就寝前のメールのチェックは避けましょう。夜は間接照明で過ごすのがオススメです。

●寝酒はやめる
カフェイン同様、メラトニンの分泌を下げるのが、過度のアルコールやタバコ。酔っぱらうと眠くなると勘違いしがちだが、実は睡眠が浅くなってしまうので飲酒は控えましょう。

とりいれるべき「美容習慣」

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●肌を鎮めて修復 夜のスキンケアを
リラックス効果の高い香りや肌の修復力を後押ししてくれる夜用のスキンケアで、睡眠中の肌の修復パフォーマンスを上げていきましょう。22時から1時は乾燥タイムなので、保湿をしっかりとしましょう。

●肌の修復のゴールデンタイム 寝ている時は真っ暗に
眠りについた2時間後あたりに、成長ホルモンが分泌され、肌の修復力はピークに。ただ光を浴びると、睡眠を促すメラトニン分泌が下がるので、寝る時は寝室を真っ暗にしましょう。

疲れている身体にはクラシックや自分の効きたい音楽を聴くのも疲れを発散できます。日常の中でも常に回復を促す要素を取り入れていくのは結構見逃しがちなこと。ただただ「疲れた」と思うよりも、まずは疲れないための行動が必要と言えるでしょう。
  • 益子 克彦
    メイクアップアーティスト・メイク講師・スキンケアアドバイザー
    日本メナード化粧品、日本ロレアルを経て、メイクアップアーティスト兼トレーナーとして活動開始。イタリア、フランス、中国など海外活動が中心。特に中国では、中国語を駆使し、中国全土をプロモーションで回り、多くのファンを獲得。
    一般のお客様から女優・歌手、有名モデルのメイクまで手掛ける。
    パリコレ、ミラノコレクションはじめ数々のファッションショー、雑誌の美容ページ、ファッション広告、CF(代表作:味の素等)CMの撮影、メイクスクールの講師、メイクセミナー、ディナーショーなど、多方面で活躍。MASSYの愛称で親しまれ、幅広い年齢層のファン多数。
    現在、化粧品会社の美容研究室室長として商品開発をリードするディレクター業務の他、早稲田大学での講師も務める。
    また、『ミスター・モデルジャパンTOKYO 2015 準グランプリ』を獲得するなど、メイク分野にとどまらず幅広いジャンルで活躍の場を広げている。

    <資格>
    色彩能力検定、カラーコーディネート、酵素スムージーマイスター

    <広告媒体>
    NTTdocomo、サントリー烏龍茶、キリンビバレッジ、味の素、BOSCH湯沸かし器

    <ファッションショー>
    ルイ・ヴィトン(98秋冬コレクション)
    コシノ・ヒロコ(99秋冬コレクション)
    マサキ・マツシマ(00コレクション)
    ストラネス・ガブリエレ・ストレーレ(01春夏コレクション)
    ヨシユキ・コニシ(01秋冬コレクション)
    ミラ・ショーン(02春夏コレクション)
    ジョン・リブ(02-03秋冬コレクション)
    カルバン(02-03秋冬オートクチュール)
    カルバン(02-03秋冬コレクション)
    ミラ・ショーン(03-04春夏コレクション)
    DAKS(03春夏コレクション)
    ミラ・ショーン(03-04秋冬コレクション)
    マリエラ・ブラーニ(03-04秋冬コレクション)

    <著名人>
    2007ミス・ユニバース・ジャパン ファイナリスト
    知花くらら
    その他有名人