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第50回日本社会人ボディビル選手権

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.06.01

日本社会人ボディビル・フィットネス連盟 創立50周年記念大会開催によせて

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日本社会人ボディビル・フィットネス連盟事長 五十嵐清四郎


先日、9月4日東京都品川区「きゅりあん」において、第50回日本社会人ボディビル選手権・第24回日本女子チャレンジカップフィジーク選手権、第16回ミス21健康美大会が関係各位のご尽力により盛大に開催できましたことを、日本社会人ボディビル・フィットネス連盟を代表し心より深く感謝申し上げます。

さて、当連盟は実業団連盟として発足し、このたび記念すべき第50回を迎えることとなりました。1966年に全日本実業団連盟として第1回大会を開催して以降、長い歴史を刻んできました。34 年前には女性のトレーニング人口を増やす目的から、日本国内初めて「ミス健康美」を開催しました。のちに女性のボディビルもたちまちブームとなりました。錚々たる顔ぶれのビルダーも輩出してきました。ボディビル競技もあの頃から大きく様変わりしたことやあの頃のままのこと、様々でしょう。50年目の今、新しいフィットネス競技も加わり、まさにこのタイミングで新たなボディビル& フィットネスの時代を迎えようとしています。諸先輩方の熱意とともにここまで継続してきたからこそ今があります。ボディビル競技を愛する仲間で更なる高みに向かって邁進してまいりたいと思います。

我々は、企業内で働く仲間の組織です。企業内の健康管理を第一目標とし、ボディビルやウェイトトレーニングを身近な生涯スポーツとして親しんでいただけるよう、社会貢献活動にも取り組んでいます。各企業とも相変わらず厳しい会社情勢ではありますが、健康第一『明るく・楽しく・元気よく』をモットーに未来に向かい1歩1歩歩んでまいります。

最後に、この場をお借りし改めて関係各位にお礼のご挨拶を述べさせて戴きます。この記念すべき会場でともに同じ時間を過ごせたことに感謝いたします。そして、会場に足をお運びいただいた皆さま、ご後援ご協賛を賜りました企業の皆さま、また諸先輩方、大会にご尽力いただいた役員の皆さまに厚く御礼申し上げます。
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第50回日本社会人ボディビル選手権

一般の部優勝■岡田 隆

一般の部優勝■岡田 隆

左より岡田、木村、田代、長田、久保田(雄)

左より岡田、木村、田代、長田、久保田(雄)

マスターズ40歳優勝■田代 圭

マスターズ40歳優勝■田代 圭

マスターズ50歳優勝■新井弘道

マスターズ50歳優勝■新井弘道

女子の部優勝■鈴木宏子

女子の部優勝■鈴木宏子

マスターズ60歳優勝■辺見不二男

マスターズ60歳優勝■辺見不二男

マスターズ65歳優勝■蜂須 貢

マスターズ65歳優勝■蜂須 貢

マスターズ70歳優勝■木村博男

マスターズ70歳優勝■木村博男

新人の部優勝■遠藤 孝

新人の部優勝■遠藤 孝

今年で50周年を迎える日本社会人ボディビル選手権大会が、50周年記念大会として、丹羽裕子氏、広田俊彦氏、大河原久典氏、小田川洋司氏、城間明氏と言った歴代チャンピオンたちを迎え華々しく開催された。
筋トレのスペシャリスト岡田隆 初出場初V

【社会人男子一般の部】
社会人一般の部では、出場者21名からピックアップを勝ち上がってきた15名で比較、順位付け審査が行われた。入賞は12名であるためここでさらに3名が振り落とされるためボーダーの選手にとって気が抜けないラウンドだ。ラインナップから優勝争いは、連覇を狙う昨年の覇者、長田洋一を中心に社会人ファイナルの常連、田代圭、昨年5位東江英行、同7位森山芳久、同8位久保田雄司らに久々の登場になる岡山の木村善幸、社会人初挑戦の岡田隆らが絡んでの優勝争いになると予想された。その中でも一際そのバルクで目を引いたのが初出場の岡田だった。岡田は東京オープン優勝、東京クラス別入賞、関東選手権入賞と伸び盛りの実力者であるだけでなく、先般のリオ五輪では日本柔道の強化コーチとして男子柔道全階級でメダル、女子柔道5階級でメダル獲得を影で支え貢献した人物でもある筋トレのスペシャリストなのだ。

運命のファーストコールは、岡田隆、木村善幸、田代圭、長田洋一、久保田雄司の5選手。岡田は、骨格に対する筋量では群を抜いている。2014年東京オープン優勝当時からバルキーな選手という印象を持っていたのだが、コンテストビルダーとして今後レベルが上のコンテストで優勝を狙うには仕上がりが甘かった。今大会では、バリバリという表現には及ばないものの岡田としてはかなり良い仕上がりである。木村は、厳しい仕上がりで上体ではトップクラスなのだが、下半身、特にバックから見たハムからカーフにかけてが力が抜け甘く見える。田代は、アウトラインが美しく、バランスも良い。肌も焼きこまれていて一際精悍に見えるが、大腿部にもう少し丸みを伴ったバルクがほしいところだ。昨年の覇者長田のボディビルに向き合う熱い姿勢は決して甘い仕上がりを許さない。今回も焼きこまれた褐色の肌、仕上がりの厳しさでは一番だ。しかし、仕上がりで多少バルクを犠牲にしてしまったのか、特に上体のバルクダウンを感じた。久保田も長田とともにトレーニングをしていることもあるのだろうが、肌の色、絞りは申し分がない。ただ、優勝争いに加わるには、もう一回りのバルクアップを実現したいところだ。

セカンドコールは、岡田、長田が抜け、田代・久保田(雄)・木村に久保田宏之、高橋基が入った。優勝争いの2選手が抜け、3位争いの比較だろう。久保田(宏)は、社会人、関東圏のコンテストで常に上位に食い込む力を持っておりバランスの良い選手だが、上位争い、優勝争いに食い込んでいくには、あと一歩のインパクトを与える売りがほしいところだ。高橋基は、筆者の目には予選の段階から印象に残った選手でバルクがありこれと言った弱点もなく悪くないのだが、上位陣との比較となると埋もれてしまう。見ているものに訴えるアピールポイントがあればもっと上位を狙える存在だ。

サードコールは、田代・岡田・長田に東江英行、小島正裕が加わっての比較となった。東江は、社会人大会の優勝経験者でありその評価は常に高い。ただ、今回は、比較される田代、長田、小島といった選手の仕上がりが厳しいだけに目立たなかったようだ。小島は、長身ゆえ細身に見えるのだがいつもの厳しい仕上りで光っていた。この時点で岡田、長田の優勝争い、田代が追いかけるといった状況か。
フォースコール/久保田(宏)・小島・加藤充・實方博士・守山芳久
フィフスコール/登坂文朗・北村弘行・高橋(基)・高橋(幸男)

5回に及ぶ順位付け比較で入賞の常連だった北村弘行、加藤充、登坂文朗が脱落。涙を飲んだ。

比較による順位付け審査に勝ち残り、決勝に進んだ12選手によるフリーポーズ審査を経て記念すべき第50回社会人大会の頂点に立ったのは、初出場ながら完成度が高く、これと言った弱点のない筋発達で挑んだ筋トレのスペシャリスト岡田隆だった。連覇を狙う長田は、得意とする表現力、フリーポーズで逆転を狙ったが力及ばなかった。
優勝■岡田 隆

優勝■岡田 隆

3位■田代 圭/2位■長田洋一

3位■田代 圭/2位■長田洋一

左より 岡田、木村、田代、長田、久保田(雄)

左より 岡田、木村、田代、長田、久保田(雄)

左より 6位■小島正裕/5位■久保田雄司/4位■木村善幸

左より 6位■小島正裕/5位■久保田雄司/4位■木村善幸

左より 9位■實方博士/8位■久保田宏之/7位■東江英行

左より 9位■實方博士/8位■久保田宏之/7位■東江英行

左より 12位■高橋幸男/11位■高橋 基/10位■森山芳久

左より 12位■高橋幸男/11位■高橋 基/10位■森山芳久

【社会人女子一般】
女子一般の部は、鈴木宏子と磯山範子の2名だけのエントリーであったが、バランスが良く、皮膚感が薄い同タイプによる仕上がり対決となった。見ごたえのある一騎打ちだったが、仕上がりのディティールに勝る鈴木が王座を射止めた。
優勝■鈴木宏子

優勝■鈴木宏子

2位■磯山範子

2位■磯山範子

女子の部比較。鈴木(左)と磯山

女子の部比較。鈴木(左)と磯山

【社会人マスターズ40】
優勝■田代 圭

優勝■田代 圭

左から 2位■實方博士/3位■高橋幸男

左から 2位■實方博士/3位■高橋幸男

左から 4位■小田橋伸英/5位■中嶋 充/6位■高橋宏行

左から 4位■小田橋伸英/5位■中嶋 充/6位■高橋宏行

マスターズ40歳比較。左より中嶋、小田橋、高橋(幸)、實方、田代

マスターズ40歳比較。左より中嶋、小田橋、高橋(幸)、實方、田代

【社会人マスターズ50】
優勝■新井弘道

優勝■新井弘道

左から 2位■丹羽真一/3位■木村善幸

左から 2位■丹羽真一/3位■木村善幸

左から 4位■小島正裕/5位■森山芳久/6位■加藤 充

左から 4位■小島正裕/5位■森山芳久/6位■加藤 充

マスターズ50歳比較。左より丹羽、新井、木村、森山、小島

マスターズ50歳比較。左より丹羽、新井、木村、森山、小島

【社会人マスターズ60】
優勝■辺見不二男

優勝■辺見不二男

2位■坂本信一/3位■渡辺 孝

2位■坂本信一/3位■渡辺 孝

【社会人マスターズ65】
優勝■蜂須 貢

優勝■蜂須 貢

2位■松山 茂/3位■福島信夫

2位■松山 茂/3位■福島信夫

【社会人マスターズ70】
優勝■木村博男

優勝■木村博男

3位■吉田昌弘/2位■福重隆義

3位■吉田昌弘/2位■福重隆義

【社会人新人の部】
優勝■遠藤 孝

優勝■遠藤 孝

2位■加曽利亮介/3位■高沼直幸/4位■大門宏幸

2位■加曽利亮介/3位■高沼直幸/4位■大門宏幸

9月4日(日)
きゅりあん大ホール
レポート:
吉賀俊行
写真:
浦部立憲

[ 月刊ボディビルディング 2016年12月号 ]

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