フィジーク・オンライン

Ad by SUPLINX

Weekly Monthly Shopping

第20回 日本ジュニアボディビル選手権 10月5日(日)大阪厚生年金会館

この記事をシェアする

0
月刊ボディビルディング
掲載日:2017.04.17
記事画像1
高校選手権2連覇、そして昨年の日本ジュニア選手権王者という華々しい肩書きをもった國井裕平(宮城)が、再び日本ジュニアのタイトルをものにした。しかし、今年の國井には昨年ほどの切れが見られなかった。今年の5月にインタビューしたとき「調子が上がらない」とぼやいていたが、その調子の悪さが大会当日まで引きずったとまでは言わないが、少なからず影響していたのだろう。大会後、どこが悪かったのかしきりに聞いてきたが、サイズ面では大きくなっていたが、その大きさが迫力となって伝わってこないのだ。その要因は昨年ほどのバリバリ感がなかったことが挙げられるが、それよりも内面から湧出てくるような筋肉の盛り上がりがなかったように思う。おそらく体脂肪は低くなったのであろうが、トレーニング不足なのか、調整の失敗なのか、筋肉に張りが感じられず、ジュニア選手の一番の武器である“若さ”が見て取れなかった。今回の優勝は、はっきり言って昨年のアドバンテージがものをいっていた。
記事画像2
筋肉の迫力、大きさといった面では2位の小野山大貴(愛知)の方が勝っていた。身長が160cmと國井とは17cmも差があるだけに、スケール感では負けてしまう。仕上がリも、一応全身にわたり、きっちり仕上げてきた國井に対し、小野山は甘さが感じられた。特にバックの下半身は顕著だ。ただ、一つひとつの筋肉に丸みがあり、やや直線的な筋肉の國井とはタイプが違いアウトライン的には優れていると言える。仕上がり如何によっては、十分國井と渡り合えるポテンシャルは持っているようだ。昨年の6位から一気に2位まで登り詰めたのは、この1年間相当の努力を積んできたのだろう。
記事画像3
3位の染川雄祐(大阪)は、今年の大阪ジュニアの優勝者である。細いウエストから広がる背中のアウトラインの良さが印象的な選手で、大阪ジュニアのときよりも明らかに絞り込んできている。全体的なカットで言えば小野山より勝っていた。ただ、絞り込んできた分、全体的に細くなったように感じ、特に上体の厚みがなくなったように思えた。また、広がりある上体に対し、下半身がやや負けているのも気になる。今回、國井と隣同士にラインナップしており、仕上がりやスケールの大きさでは負けていなかったが、大腿部のボリューム、迫力では明らかに引けを取っていた。

國井、小野山、染川の3人はともに大学生で、普通にいけば全日本学生選手権でも対戦するはずだ。非常にレベルの高い3人なだけ、学生のステージにおいてもその闘いを見たいものである。
記事画像4
4位の薊優希(東京)は、今年の東京ジュニア優勝者である。彼も東京のときより数段絞り込んできたようで、上から下まで厳しいカットを刻んでいた。しかし、染川同様に厳しく絞った分、細くもなっていたようだ。絞るポーズでは迫力が出ていたが、広げるポーズでは下半身の弱さが目立ち、迫力も伝わってこなかった。まあ、その辺はまだ若いだけに今後経験を積むことによって改善していってもらいたい。

5位の依田和也(東京)は、大腿部のバルクが目を引く選手だ。今は、その下半身に上体が負けている印象がある。特に背中のラインがまだ弱く、今後の課題として挙げられるが、全体的にバルクを感じるので、このまま大きくなって欲しい。
記事画像5
記事画像6
左から國井、小野山、染川

左から國井、小野山、染川

左から國井、小野山、染川

左から國井、小野山、染川

写真/
徳江正之 レポート/BEN
[ 月刊ボディビルディング 2009年1月号 ]

Recommend