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日本屈指のトレーニングジムを作り上げた男

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掲載日:2016.11.10

トレーニングセンター サンプレイ会長 宮畑豊

黄色い柱が特徴。迷うこと無く到着。

東京都、御徒町駅の南口を出て2,3分、線路沿いを歩いた高架下そのジムがある。黄色く塗られた柱と、オレンジの外壁。遠くからでも目立つそのジムこそ、ボディビル、トレーニング業界で名を馳せる宮畑豊氏が運営するジム「トレーニングセンター サンプレイ」だ。

入り口はサンプレイと加圧の看板が目印

優しい話し方と笑顔、そして大きな体が特徴の宮畑豊会長

まずは、サンプレイの会長で現役のトレーナーでもある宮畑氏にジムの歴史を伺った。

宮畑氏は幾つかの格闘技を経験し柔道のオリンピック強化選手としてトレーニングをしていた19歳の時に脊椎分離症を発症、一時は寝たきりの状態まで悪化したが手術ではなく、リハビリとマッサージ治療で完治させたという。
その時の体験が「リハビリをしている人の役に立ちたい」という思いにつながり、ジム設立のきっかけになったとのこと。

闘病からの社会復帰後、宮畑氏は会社勤めをしながらトレーニングを続けてる中で徐々に周囲からボディビル大会への参加を勧められ、そして出場したところ東京、日本、世界と大規模な大会で数々の賞を受賞したという。
また、その中で体の筋肉、腱、関節構造や発達を勉強し、また自身の身をもって体験し49歳まで現役の選手として活動していた経験を持つ。

ジムを開設して指導者となってからも、自らの鍛錬は怠らず、積極的に新しい理論も取り入れてるとのことで、以前ボディビルのトレーニングといえば「無酸素運動が主で、持久力がつかない」と言われていたが、宮畑氏はそれを改善しようと、現在では少しづつ認知されてきた複数のトレーニング種目を短いインターバルで行う「サーキットトレーニング」と呼ばれるトレーニング方法を早くから実践し、多くのアスリートの運動能力の向上をサポートを行ってきた。「サーキットトレーニングは有酸素運動と無酸素運動の効果が合わさり、持久力もつけることができます。また、個人に合わせて負荷を変えることで、誰でも無理のないように、有効なトレーニングを行うことが可能」とのこと。

また、サンプレイ最大の特徴としては、宮畑氏から長期間指導をうけた、優秀で経験豊富なトレーナーが多数在籍しているところだろう。トレーナーは、それぞれが携わってきた競技はさまざまだが全員が同じように指導ができるとのこと。

多くの優秀なトレーナーに囲まれ、最高の指導の元、運動能力を高める幸せを感じられるジム それがサンプレイかもしれない。

経験豊富なトレーナー陣。近くで見ると体の大きさがスゴイ、、、

多くの記念品に混じって凄い写真を発見!!

トレーニーなら誰でも憧れるアーノルド・シュワルツェネッガー氏と若かりし日の宮畑会長

受付の上にはトレーナー陣の写真がずらり、、、そして下に現役時代の宮畑会長を発見

大会時には体脂肪率を3%台まで絞っていたとのこと。仕上がりが凄すぎです。

車椅子からアスリートまで

今でもトレーニングは欠かさず行うとのことで、肝心なことは何よりも「継続」とのこと

サンプレイには、リハビリに通う人から一般のボディメイクや体力増強を目的として通う人、そしてアスリート個人からチーム全体のパフォーマンス向上まで、さまざまな目的をもったメンバーが集まります。

「会員には有名ミュージシャンからリオ オリンピック柔道にて金メダルを取った選手もいますし、中には楽器奏者もいて、初めは細身だった体が通ううちに筋力・体力がつき、楽器を長時間、演奏することが楽になったとおっしゃってくださる方など様々です。」とのこと。
また、高齢者の脚力維持・強化にも熱心な宮畑会長は、求められれば誰にでも特別扱いすることなく、その人に合わせた指導を行うという。気軽に最高の指導者からトレーニングを直接指導受けられるのもボディビルジムの大きな特徴かもしれない。

普段から、少しでも負荷をかけた運動をすることが大切という宮畑氏は、高齢者にもすすめるという体操を実演して見せてくれました。簡単で、テレビを見ながらでもできそうな運動は、宮畑氏が各地に実際に出向き、広めているものでもあるとのこと。


また、フィジーク・オンラインのユーザーに向けては、一般の人がボディメイクを目的として、ジムに通うなら週2〜3回通うのが効果的とのこと。つくべきところに筋肉がついて体のラインが整うと、大きな体重の変化はなくても、見違えるようになるとのことでした。

機能的に分かれているジムエリア

ジムは大きく分けるとウエイトエリア、有酸素エリア、スタジオと分かれており、最も充実しているのがやはりウエイトエリアだ。

また、プロテイン、サプリメント、トレーニング用品がずらりと並び、専門店以上の品揃えにまずは驚く。業界ではおなじみのトレーニング雑誌もバックナンバーから最新号まで豊富にラインナップ。読み逃した号やネットではもはや購入不可能の号もあるとか。

所狭しと並べられたマシンの数々

ものすごい数の使い込まれたウェイトベルト!! これだけでジムレベルの高さが伺えます。

ダンベルもオリジナルがずらり。

75kgのダンベルも、、、もはや漫画の世界(笑) 実際に使用している方がいるとのことでさらに驚き。

もちろん、初心者、リハビリ用の軽いウェイトも確りと揃ってました。

ボディビルジムには珍しいトレッドミル(ランニングマシン)が充実したエリア

プロテイン、サプリメントを始め、トレーニング用品が充実した販売コーナー。トレーナーさんが会員にあった商品を勧めてくれます。

月刊ボディビルディング、アイアンマン、マッスル・アンド・フィットネス、、、トレーニング雑誌がぎっしり

もはやプレミア付きかもと思うほどのバックナンバー。じっくり読みたいです、、、

満面の笑みとオリジナルのダンベルまで再現されたサンプレイTシャツ

印象に残ったのはサンプレイではひっきりなしに会員が出入りしていたこと。そしてその誰もが顔を合わせて挨拶をして、お互いに声をかけあっていました。
聞けば、サンプレイには高校生も出入りをすることから、挨拶は基本にしているそうです。基本的にみんなが仲良く、ジムにしばらく顔を見せなくなった人がいたら、誰かが自然に連絡を取るそうです。

また、大会に出場する会員さんがいれば、会員同士で応援に行くこともあるとのこと。皆さん明るく、宮畑会長はどんな人ですか?と質問すると、「いつも穏やかで、ユーモアを忘れない人です!」と返って来ました。
一方で、車椅子でリハビリをする会員さんを補助する表情には、トレーニングに対する真摯さを感じる一場面も。

プロが揃ったサンプレイはまさに、宮畑会長が信念とする「車椅子からアスリートまで」を掲げ、強い体づくりを通して、健やかな人生を作る場所でした!


Text : 高橋 舞日