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日本グアム親善大会ビキニ競技 小島啓子選手の参戦手記

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掲載日:2017.12.07
JBBF日本選手団

JBBF日本選手団

2017年11月17日、南国の楽園グアムで第6回目となる「日本グアム親善大会(Guam National Bodybuilding & Body Fitness Championships and International Invitational)」が開催された。

この大会は日本とグアムが競技を通じて親善交流をするというもので、初年度は男子ボディビルのみで始まり、その後年々種目が増えて6年目を迎えた今年は7競技(ボディビル、女子フィジーク、ボディフィットネス、男子フィジーク、 ビキニ、男子フィットネス、女子フィットネス)での開催となった。

日本グアム親善大会は、レベルや経験に関わらず誰でも出場できる大会として企画され、「自費出場」や「選手との同行観戦ツアー」などの画期的なアイデアにより、スポーツツーリズムとしても注目を集め、グアム政府観光局の賛同と協力のもとで開催されている。

今年の日本グアム親善大会にビキニ競技で自費参加した小島啓子選手による参戦手記を以下に掲載する。

□出場の経緯

ビキニ部門トールクラス優勝 小島啓子選手

ビキニ部門トールクラス優勝 小島啓子選手

9月のオールジャパン後に本大会の企画、運営をされているBELLZ代表取締役 吉田さん、GNPF日本事務局長 笠松さんからお誘いを受けたのがきっかけでした。
日本グアム親善大会企画役員 写真左から笠松博次GNPF日本事務局長、マリアン・モリソンGNPF会長、吉田真人BELLz代表

日本グアム親善大会企画役員 写真左から笠松博次GNPF日本事務局長、マリアン・モリソンGNPF会長、吉田真人BELLz代表

ただ突然のお話だったので、大会に向けてまた気持ちを切り替えることができるのか??
そもそも海外の大会なんて自分が出ていいの???
と不安が先行し、決心できずにいました。

そんなとき女子フィジーク宮田選手が派遣選手として参加されることを知りました。
憧れの宮田選手を間近で観れる!!
選手団として一緒に行動できる!!
これはトップ選手の方々から勉強できるチャンスだ!!と不純な動機で出場を決めたのでした。

□大会前

日本選手団が宿泊したシェラトン・ラグーナ・リゾート・グアム

日本選手団が宿泊したシェラトン・ラグーナ・リゾート・グアム

今回の最大の目的は、他選手の大会前の過ごし方、直前の食事内容などを観察して盗むことでした。
全てをこの目に焼きつけようと意気込んでいましたが、盗まなくても選手の方々はとても気さくに教えてくれました。
搭乗までの待ち時間、買い出しに行ったスーパーマーケット、ホテルの朝食、散歩中など、時間が許す限り、私の質問に丁寧に答えてくれました。
こんな贅沢な環境があってよいのでしょうか?!
選手団ミーティングで話をする小島啓子選手

選手団ミーティングで話をする小島啓子選手

またロビーでの立ち話で急遽決まったポージング練習も贅沢でした!!
JBBF公認審査員の方々から直々に指導いただけるんです。
こんな機会滅多にありません!!
そして選手の声に柔軟に対応してもらえるこのサポート力に感動してしまいました。
ただ、このあたりから大会を意識し、小心者の私は緊張し始めました。
そして緊張し切ることなく、現地に入ってしまったことを後悔しつつ、当日を迎えるのでした。

□大会当日

女子フィジークで優勝した宮田みゆき選手

女子フィジークで優勝した宮田みゆき選手

ビキニのステージングはかなり自由でした。
Tウォークと説明を受けたはずが、斜めに歩く?!センターで前後に往復してる?!
正確に身体に覚えこませるように練習する日本人の几帳面さを改めて感心しつつ、間違っても堂々としていれば大丈夫、この場を楽しもうという雰囲気は、海外の大会を象徴しているのかなと感じました。
男子フィジーク部門オーバーオールで優勝したJun Deatley選手

男子フィジーク部門オーバーオールで優勝したJun Deatley選手

そしてトップ選手同士の豪華なパンプアップを観つつ、私の緊張は最高潮になってしまいました。
それを救ってくれたのは、会場の雰囲気と日本選手団の励ましでした。

会場内はアルコールを飲みながら観戦でき、ロビーでは生バンドの演奏、1,000名の観客、立ち見も出るほどの盛況ぶりです!!
そこには自分がいいと思った選手には拍手と歓声で讃えてくれるノリがいいお客様がいます。
エンターテイメントショーの盛り上がりをステージ上で一身に浴びることができるんです。

写真中央がビキニ部門オーバーオールで優勝したVictoria Espaldon選手

写真中央がビキニ部門オーバーオールで優勝したVictoria Espaldon選手

そしてステージ裏では
「笑顔!笑顔!」
「楽しんでこい!」
「どんどん良くなってるから大丈夫!」
「背中一番よかったよ」
と送り出してくれる選手団がいます!!
さすがベテラン選手は、人をその気にさせるのもうまいんです!!

気がつけば自然に笑顔でステージに立っていました。
後日、撮っていただいた写真をみたときに、今シーズン一番いい表情しているなと自画自賛してしまいました。
それだけ会場の雰囲気、選手の方々の温かさを感じられたからだと思います。
ボディビル部門オーバーオール審査のポーズダウンで激しくバトルする浅野喜久男選手(写真左側)

ボディビル部門オーバーオール審査のポーズダウンで激しくバトルする浅野喜久男選手(写真左側)

悔やまれるのはグアム選手との交流がほぼできなかったことです。
決勝が終わったら、カタコトでも英語で話しかけて、写真撮ってもらってと、前日予習していたにも関わらず、緊張し慌てているうちにグアム選手の方々は、帰ってしまってました。
これで終われないとビキニ総合優勝のビクトリア選手と記念撮影は果たしましたが、英語力向上も今後の課題のひとつになりました。

□大会後

記事画像10
フェアエルパーティーでの選手あいさつで、各選手がそれぞれの想いをもって、この大会に出場していたことを知りました。
派遣選手の結果を残さねばというプレッシャーや、大会初出場を本大会にした選手など、
そんなこと感じさせないくらい穏やかでいながら、直前の調整にはこだわりをもって挑んでいた姿が印象的でした。

□最後に

親善大会という言葉どおり、助け合い、楽しむ雰囲気がありつつ、大会での真剣勝負もある、相反する目的が融合された素晴らしい大会でした。

いつも温かく、楽しく言葉をかけてくれた選手団の方々には感謝しかありません。
また主宰者、スタッフの方々のサポートなくしてこの経験はできませんでした。
本当にありがとうございました!!

そしてあの会場の雰囲気はクセになりそうです。
また参加したい!!
今度は派遣選手として!!

文:小島啓子選手

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