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抗菌・抗ウイルス。免疫力を強化するオリーブ葉エキス

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掲載日:2018.05.28
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私たちの体は、皮膚や粘膜によるバリアと、体内に細菌やウイルスが侵入した際に働き始める白血球によって守られています。
白血球にはいろいろな種類があり、それぞれが連携をして、侵入してきた細菌やウイルスを退治しようと働きます。

しかし、体が弱って免疫力が低下している時は、白血球の力がしっかり発揮されません。皆さんの周りにも、1年間に何度も風邪を引いたり、治りかけたらまた引き直したなんていう人がいませんか? 同じ地域に住んで同じ空気を吸っているのに、その違いは何でしょう? そう、免疫力の違いですね。

また、若い頃はすぐに治った風邪も、歳を重ねていくと治りにくいと感じる事がありますね。どれも同じです。

免疫力を強化

オリーブ葉エキスには様々な成分が含まれていますが、特にオーレユーロペンという、ちょっと聞き慣れない成分が含まれています。このオーレユーロペンは、抗菌・抗ウイルス作用が注目されています。
オーレユーロペンは、マクロファージや好中球という種類の白血球の働きを活性化させるだけでなく、直接細菌やウイルスを攻撃して不活性化するという優れた働きがあります。それで免疫力を強化すると考えられています。
現在、以下のウイルスや細菌に効果が期待されています。

・インフルエンザ
・ヘルペス
・ロタウイルス
・EB ウイルス
・カンジタ
・歯周病
・水虫、等

耐性菌という敵

記事画像2
風邪の症状があるときに病院へ行くと、抗生物質を処方される事があります。しかし抗生物質は、一度使うとその人の体に耐性菌が出来てしまう事があります。
どういう事かと言いますと、細菌が抗生物質で殺されて死ぬ時に、生き残った菌に“次に同じ抗生物質が来た時に、お前は殺されるなよ"と、情報を伝えるのです。残った細菌は、同じ抗生物質にやられない様に形を変化させます。

これにより、同じ抗生物質は二度とその人に効かなくなってしまうのです。もし抗生物質を3日間飲んでも効かなければ、その抗生物質は以前に使った時に耐性菌が出来てしまった証です。この様にして、細菌は抗生物質によってだんだんと強くなってしまうのです。
もちろん、それに対してまた別の抗生物質を発明するのでしょうが、それではいたちごっこです。

そんな訳で抗生物質は、むやみやたらには使うべきではないのですが、この事をよく理解していない医師は、日本だけでなく海外にもいらっしゃるとの事です(抗生物質の多剤乱用によって生まれてしまった超強力な耐性菌がSARSだと言われています)。

オリーブ葉エキスは、このような抗生剤やワクチンの過剰投与によって耐性を持ち始めた細菌やウイルスにも効果的だと言われています。

オリーブ葉エキス・エキナセア(Olive Leaf Extract ・Echinacea)

エキナセアはキク科の植物で、数百年前からネイティブ-アメリカンの間では万能薬として利用されていました。(日本で言えば正露丸みたいな?)

エキナセアの有効成分は、フコガラクトキシログルカンと酸性アラピノガラクタンという多糖です。とても名前が長くて、一度では覚える事も発音する事も出来なそうです。これらの多糖が免疫細胞を活性化し、細菌及びウイルス性の感染症に対する効果が報告されています。特に、オリーブ葉エキスとエキナセア、グレープフルーツエキスの併用(一緒に飲む)で、インフルエンザなどに対する感染抑制効果が確認されています(鶴純明、金子雅俊著、(2001) [感染症と栄養]分子栄養学研究所)。

「何回読んでも難解」・・だじゃれを言ってる場合じゃありませんが、特に前回のプロスタグランディンに関するところは、誰に話しても「難しい」と言われます。今回は、少しは理解して頂けましたか?
  • 星 真理(ほし まり)
    栄養整合栄養医学協会認定 分子栄養医学管理士
    栄養学の専門家として老若男女を問わず、一般人からトップアスリートにいたるまで、あらゆるニーズにも対応した栄養指導/栄養セミナーを個人、競技チーム、学校、企業を対象に行っている。
    著書「アスリートのための分子栄養学」(体育とスポーツ出版社)
    分子栄養学(正式名称:分子整合栄養医学)
    Ortho-Molecular Nutrition and Medicine
    ノーベル賞を2つ受賞した米国人生化学者ライナス・ポーリング博士(1901~1994年)が、栄養学と医学とを融合させて研究し、分子整合栄養医学として確立した栄養医学。

  • アスリートのための分子栄養学
    2014年3月31日初版1刷発行
    著者:星 真理
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社


[ アスリートのための分子栄養学 ]

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