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2013 TOKYO WEIGHT CATEGORY Winner Interview 寺地進一

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.08.21
2013東京クラス別ボディビル75kg級優勝  寺地進一

2013東京クラス別ボディビル75kg級優勝 寺地進一

てらち・しんいち/ 1975 年11 月16 日生まれ/鳥取県湯梨浜町出身/職業: 精肉会社勤務/トレーニング歴22 年/身長166㎝/体重:72kg(オン)・84kg(オフ)/所属: トレーニングセンターサンプレイ

インタビュー/伊藤幸也

切れ味鋭いカットとアウトラインの美しさを磨く

―― 東京クラス別優勝おめでとうございます。真っ黒に日焼けしていますね。

寺地 ありがとうございます。明日、関東選手権に出るので、さっきまで日焼けマシンの中にいました。

―― 明日のご活躍も期待しています。まずは優勝が決まった瞬間の心境をお聞かせください。

寺地 初タイトルでしたし、もう最高にうれしかった。今年はいままでになく本気モードでタイトルを獲りたかったからです。宇野(賢明)選手がよかったので、また2位かと思いましたが、最後に自分の名前がコールされたときは感無量でした。明日も獲りにいきます(その言葉通り見事優勝。7月28日の関東クラス別75kg級も制覇しているので3冠達成の快挙)。

―― そうしますと、これまでは最高が2位ということですか?

寺地 はい、東京オープン2位、関東選手権も2位、そして東京クラス別は01年、02年ともに75kg級で2位。復帰した11年の東京クラス別75kg超級で2位、昨年は同75kg級で2位と、ミスターシルバーだったんですよ(笑)。

―― 11年に復帰したと言われましたが、ブランクがあったということですか?

寺地 復帰と言っても厳密には、東京クラス別に限ってのことです。02年のミスター東京でファイナリストになることができ、どちらかといえばその頃は東京クラス別のタイトルよりも東京のファイナリストになることが目標でしたから、翌年からはミスター東京を中心に考えてクラス別には出なくなりました。

―― その気が変わったのは?

寺地 3年ぐらい前でしょうか。なにか心の底からふつふつとタイトルへの意欲が湧きだしてきたのです。〝このままでは終われない〟という気持ちでしょうか。東京クラス別に復帰してからも2位が続きましたが、心は折れませんでした。職場にビルダーが私を含めて4人(北嶋利明、篠田真、竹田正明)もいて、いい意味で刺激し合っていることもよかったと思います。

―― ところでトレーニングを始めたきっかけを教えてください。

寺地 もともとプロレスが好きで高校入学後アマチュアレスリング部に入り、ほぼ時を同じくして先輩が通っていたジムにも入ったら筋トレの魅力にハマってしまいました。始めて2か月後に無理やり鳥取県中部ジュニア大会に出され最下位、さらに鳥取県ジュニア大会にも出されて4位でした。いまとなってはいい思い出ですが……。

―― 高校卒業後は上京されたのですか?

寺地 いいえ、スポーツインストラクターになろうと思い京都の専門学校に通いました。そこで中尾尚志先生と出会い、トレーニングの基本についてフォームからセットの組み方までみっちりと教えていただいたことが、その後の私のボディビルにとって大きな柱となりました。それから上京してサンプレイさんにお世話になることになります。
どうしても獲りたかったという初タイトル。東京ク ラス別後は立て続けに3つのタイトルを奪取した

どうしても獲りたかったという初タイトル。東京ク ラス別後は立て続けに3つのタイトルを奪取した

二頭筋と三頭筋を切り離す最後まで追い込めた

―― 今年はこれまでとトレーニング内容で変えたことはありますか。

寺地 うーん、そうですね、これまで20年以上にわたり胸はベンチ、脚はスクワット、背中はデッドリフトというビッグスリーといわれるものを1種目めに入れていたのを見直したことでしょうか。たとえば胸はインクラインベンチ、脚はレッグプレス、背中はラットプルダウンという具合に変化を持たせました。微調整なようなものですが、弱点克服には役立ったように思います。特に背中の下の厚みがないと指摘されていましたが、厚みが出てきてバックのダブルバイセップスが良くなったと。

―― ほかにもありますか?

寺地 腕を二つに分けたことでしょうか。これまでは胸、背中、肩、腕、足と各部位ごとに行なっていましたが、私は二頭筋を痛めやすいためにそうしました。トレーニングのルーティンは1日目が足、2日目が三頭筋・前腕・カーフ・腹筋、3日目が肩、4日目が背中・二頭筋、5日目が胸。二頭筋と背中を一緒にしたため、三頭筋とほかの小筋群くっつけた。結果的には腕の部分を切り離したことにより、ケガなく最後まで追い込めたことも良かったと思います。それもこれも宮畑豊会長と相川浩一さんのアドバイスのお陰です。宮畑会長には「超回復力は無視して頻度を上げれば回復力が高まる」といわれて実践して効果が出ていますし、相川さんにはなんでも困ったときには相談に乗っていただくなど、お二人には本当に感謝しています。

―― オンとオフの食事について教えてください。

寺地 オンは朝が卵2個、オートミール、グレープフルーツ半分、プロテイン、昼はそば、ささみ3本、納豆1パック、グレープフルーツ半分、仕事の合間にプロテイン、トレーニング前にプロテイン、終わるとプロテインと一緒に砂糖(20g)とマルトデキストリ(40g)を混ぜたもの、夜は野菜、ささ身3本、たまにプレーンヨーグルト(200g)です。量は2日間少なめにして、1日は普通にという3日サイクルで行なっています。オフはタンパク質さえ摂っていれば、あとはなんでも食べますよ。

―― ごはんは食べないのですか?

寺地 血糖値が上がりやすいといわれているため食べません。代わりに玄米を食べると良いのでしょうが、炊飯器がないので(笑)。

―― 今後の目標は?

寺地 直近のミスター関東とミスター東京のタイトル。しかし今年はまだ東京を獲れるレベルにはいっていませんので、そのステップとして将来必ず獲りたい、それが夢です。いまは東京を獲ったらそれで十分という気持ちなので、ミスター日本を含めてそれ以後のことはまったく考えていません。

―― 最後に、寺地選手がめざしている体づくりの方向性についてお聞かせください。

寺地 本当はデカクなりたい。バルクのある体になりたいのですが、私のタイプはそうではない。自分の持ち味である切れ味鋭いカットやアウトラインの美しさを磨いて勝負していきたいと思っています。そしてボディビルというのは、いくつになっても伸びていける要素を持っているので、自分のペースで体を磨き続けていきたいと考えています。一番になる、という気持ちも忘れずに。
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[ 月刊ボディビルディング 2013年11月号 ]

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