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ブロンドのリーブス 《ジム・ヘイスロップ》

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.10.17
 AAUが主催するミスター・アメリカ・コンテストは、ここ30年にわたり、毎年、1人ずつ新しいスターを生み出してきた。

 それらのチャンピオンたちは、いずれも傑出した肉体の所有者であるが、1947年の優勝者、スティーブ・リーブスほど欠点のない完全な肉体を作りあげたものは他にはいない。広い肩、美しい逆三角形の上半身、細くくびれたウエスト、見事な曲線をもった脚、このリーブスの理想的な体型は、すべてのホディビルダーの羨望の的となっている。

 ジム・ヘイスプロップもリーブスの肉体にあこがれを抱いた若者たちの一人だった。彼は海軍学校時代、何本か観たリーブス主演の、”ヘラクレス”映画に魅せられ、ウエイトトレーニングを開始する一大決心をしたという。

 タンパ・ヘルス・ジムで初心者用の基礎コースからから出発した彼は、わずか1年足らずでコンテスト・ビルダーとして立派に通用する肉体を作りあげてしまった。しかし、目標の高い彼は、周囲の人々の賛辞におぼれることなく、黙々とトレーニングを積んでいった。

 そして、1965年4月17日、ミスター・フ口リダ・コンテストにさっそうとデビューしたのである。突然登場したスティーブ・リーブスに似た新人は並いる強豪をモノともせず、楽々と初優勝を成し遂げてしまった。

 以後彼は、ミスター・USA、ミスター・ノース・アメリカ、ジュニア・ミスター・アメリ力、ミスター・オール・サウスなどのタイトルを次々に獲得し、ついに1968年のミスター・アメリカ・コンテストでボイヤー・コーを破って名誉あるチャンピオンの座についたのであった。

 1969年の秋、NABBAユニバースに挑戦してクラス優勝を果たしてから、彼はコンテストに姿を見せなくなったが、黄金色に日焼けした肌、フ口ンドの髪、ハンサムなマスク、ひきしまった体などは少しも変わっていない。スポット・ライトに浮かびあがったそのフィジークは、まさに”ブロンドのスティーブ・リーブス”そのものだ。
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 現在彼はフロリダにあるゼネラル・テレフォン・カンパニーに勤務し、タンパ・ヘルス・クラブで1週間に6日トレーニングを行う。月・水・金は上半身、火・木・土を下半身と決め、8回の6セットを基準に各セットおよび種目間の休息をできるだけとらないようにしている。

 健康でたくましい体を維持するためには食事についてとくに気を配らなければならないと感じている彼は、穀類、豚肉、砂糖、コーヒー、紅茶、酒、タバコなどを極力避け、牛肉、魚、鶏肉、新鮮な野菜と果物などを多くとるようにしている。また、栄養剤やビタミン剤も欠かさない。

 彼が今後ボディビルのプロとしての道を歩むか、完全にボディビルを離れてしまうのか微妙な状態にあるが、いずれにしても、スティーブ・リーブス以来の美しいプロポーションをもったハンサムなチャンピオンとして、彼の名は長くボディビル史に残ることだろう。
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~ JIM HALISLOP ~ ヘイスロップのビフォア、アフター

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1.トレーニング開始後1年。まだ幼さが感じられる。
2.開始後2年。コンテスト・ビルダーとしての体になってきた。
3.開始後3年。こまかいデフィニションに欠けるがバルクは十分。
4.開始後4年。完成一歩手前というところ。
5.開始後5年。ますますスティーブ・リーブスに似てきた。
6.開始後6年。世界で通用するビルダーに成長。なにげないポーズにも自信があふれている。
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1.ドンキー・カーフ・レイズ。アシストはコーチのディック・ヒュージ。
2.マシーンを使ったカーフ・レイズ。
3.太モモを鍛えるフル・スクワット。
4.上部腹筋に効果があるレギュラー・シット・アップ。
5.腹筋下部に効くハンギング・レッグ・レイズ。
6.大胸筋を鍛えるインクライン・ベンチ・プレス。
7.腹筋のキレをよくするツイスティング・シット・アップ。
8.外腹斜筋を鍛えるサイド・ベンド。
9.大胸筋の形をよくするラテラル・レイズ・ライイング。
[ 月刊ボディビルディング 1973年6月号 ]

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