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[ 月刊ボディビルディング 1968年9月号 ]
掲載日:2017.11.28

◎ ミスター・ハワイ来日

 去る7月24日、“ミスター・ハワイ”のタイトルをもつマック・マクファーランド氏が、協会をおとずれた。オーストラリアをめぐっての観光旅行の途次だそうだが、オーストラリアで玉利理事長と親しいマックローリン氏からJBBAのことを聞き、立ち寄ったとのこと。さっそく’66年ミスター日本遠藤光男氏のジムに行き、トレーニングにひと汗流したあと、ラリー・スコットやレグ・パークの話に花を咲かせていた。
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来日した“ミスター・ハワイ”のマック・マクファーランド氏。(錦糸町ジムにて)

◎ 日本人ボディビルダー、メルボルンで活躍

 新橋ボディビル・センターの指導員加藤文雄氏は、目下商用でオーストラリアのメルボルンを訪問中だが、たまたま氏が柔道3段の腕前なので、オーストラリアの柔道マンの挑戦を受け、試合を行なうことになった。オーストラリアの3段3名を相手の勝抜き戦であったが、加藤氏はあざやかに3人を投げとばし、万場の喝采を浴びた。加藤氏は「最近柔道の練習はほとんどやっていなかったのですが、適度にボディビルをやっていたので、スピードも力もおとろえておらず、思うように動けました。やはりボディビルの効用は大きいです」と語っていた。試合の様子は現地のテレビや新聞に報道されたので。加藤氏は目下メルボルンでたいへんな人気者である。
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左:加藤文雄氏 右:メルボルン市コールフィールド柔道クラブで相手を投げ飛ばす加藤氏

◎木村武雄選手ミスター・ユニバースに参加

 ワイダー氏の主宰するIFBBの本年度ミスター・ユニバース・コンテストは、きたる9月27日、アメリカのフロリダで開催されることに決定しているが、この大会に東京のボディビルダー木村武選手が個人参加する。木村選手は現在25才、ボディビル歴は13年、国内のコンテストには十数回出場し、好成績をおさめており、’66年ミスター・ユニバースにはワイダー氏の招きで出場している。

 なお、日本ボディビル協会は、昨年度のミスター日本小笹和俊選手を日本代表として、ミスター・ユニバースに派遣することになっている。
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ミスター・ユニバース・コンテストに個人参加する木村武選手
[ 月刊ボディビルディング 1968年9月号 ]

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