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ホーム・ジム拝見
6畳間いっばいの器具が自慢

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[ 月刊ボディビルディング 1973年5月号 ]
掲載日:2017.10.13
松戸BBC会長水上彪氏の紹介で、千葉県松戸市にある嶋村修ニさん(20才)のホーム・ジムを訪ねた。

嶋村さんは2年半ほど前本誌をみてボディビルを開始、松戸BBCに通い始めた。しかし、家業のスーパー・マーケットで朝6時から夜9時頃まで働いているため、仕事が早く終った日にしかジムに通えず、やむなく各種の器具を買い込み、ホーム・ジムを作ったという。

6畳ほどの部屋の中には、バーベル、ダンベル、ベンチなどはもちろん、ラット・マシン、ハック・マシン、ローマン・チェアなどが所せましと並べられ、よくこれだけの器具をそろえたものだと感心させられた。

現在彼は、仕事が9時前に終わればジムに行き、ジムが終わるまでの約1時間半トレーニング、10時近くになるときはホーム・ジムでやはり1時間半程度のトレーニングを行なっている。朝早くから夜遅くまでの仕事に加えてトレーニングを毎日行う疲労のためオーバー・ワークが心配だが、彼はもう慣れてしまいましたと笑っている。

昨年2つのボディ・コンテストに出場した彼は、水上氏じこみの巧みなポージングでミスター千葉7位、ミスター埼玉11位に入賞しているが、今年はミスター千葉で3位以内に入賞をねらっているという。その言葉から、ボディビルに対する激しい気魄が感じられた。(嶋村氏の体位は、身長162cm、体重71kg、胸囲110cm、上腕囲40cm、大腿囲50cm)
昨年行われた第1回ミスター埼玉コンテストに出場した嶋村さんのダイナミックなポージング。

昨年行われた第1回ミスター埼玉コンテストに出場した嶋村さんのダイナミックなポージング。

器具の配置にも工夫のあとが見られ、せまいけれどもトレーニングしやすくなっている。

器具の配置にも工夫のあとが見られ、せまいけれどもトレーニングしやすくなっている。

[ 月刊ボディビルディング 1973年5月号 ]

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