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五反田ボディビル・センター開設

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月刊ボディビルディング1969年2月号
掲載日:2017.12.07
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美智子妃殿下の御実家のある東京五反田に、ボディビル・センターが昨年の暮に新設された。


駅前トラヤビルの3階約30坪のスペースだが、最新の日本秤錘KKのバーベルを始め種々のトレーニング・マシーンが配置されている。山手線、池上線のそれぞれのホームからよく見える所なので、通勤通学のサラリーマンや学生に大いに利用されることだろう。


会長の芝沼さんは温厚な中年のサラリーマンといった感じの人だが、それもそのはず、ボディビル・センターを開設するために、勤務していた会社を最近やめたそうである。


もともとは体の調子が悪いので、体力をつくろうと思って後楽園ジムに通って、ボディビルの効用を身をもって認識したのが始まりで、何とか自分のような中年の働く人たちがボディビルにとり組み、その結果健康な自信にあふれた生活を送ってもらいたいと念願し、ジムを開設した由である。
代表者の芝沼一郎氏

代表者の芝沼一郎氏

したがって、ジムの雰囲気も、床にはマットの上に一面にグリーンのカーペットを敷きつめ、暖かくヒーティングされた設備は、若い人はもちろん中高年や女性のトレーニングには最適といえるだろう。その上に、このジムの特色はコーチの桶口君である。桶口君はビルダーとしてはまだデビューしていないが、教育大学体育学部の4年生で、杉靖三郎教授の生理学教室の研究生として、卒業後も専門家の道を歩むそうである。杉教授の持論もそうだが、桶口君も医学とか生理学の知識が専門家の間だけの理論とならないで、一般の人たちの中にしみこみ、実際の生活に生かされなければならないという考えの持ち主で、それには医学や生理学側の人もボディビルのような大衆の中にとけ込んでいる体育と進んで協力して、すべての人の体づくりに役立たねばならないということである。


桶口君は学究タイプの反面、教育大学レスリング部の創設者でもあり、ポディビルダーとしての力量も相当なレベルにある実行力のある青年なので、多くの練習者に信頼されるコーチとして大いに活躍してくれることだろう。
月刊ボディビルディング1969年2月号

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