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なんでもお答えします 1969年2月号

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月刊ボディビルディング1969年2月号
掲載日:2018.02.26
日本ボディビル協会技術委員会
Q&A

ボディビル関係の本を入手したい

(問)

 ボディビルを行なうには,先ず運動種目を知らなければなりませんが,それをあまり知りません。聞くところによるとボディビルに関する本があるそうですが,どこへ申し込めば手に入りますか。
(岡山県倉敷市 小林伸一)
(問)

 トレーニング法,食事法,器具の使用法等の記された本がありましたら知らせて下さい。又外国ボディビル誌は日本語に訳されているのですか。及びバーベル,その他の器具の詳しいカタログを送って下さい。
(東大阪市 川端 潔)
(答)

 ボディビルディングに関する書籍はいくらかあります。それらはほとんど窪田登早大助教授が書いたもので,「ウェイト・トレーニング」と題されたものもあり,やはりそれもボディビル愛好家にとって参考になるものです。発行所については本によってまちまちですので代表的な発行所をお知らせしておきますので,そこに問い合せて下さい。東京都千代田区神田錦町3の3株式会社ベースボール・マガジン社。尚一般書店でも売っていることがありますので探してみて下さい。
 外国ボディビル誌は現在日本語に訳されたものはありません。
 器具に関するカタログは当Q&Aでは扱っておりません。あしからず御了承下さい。

PHAシステム

(問)

 私は21才の学生です。以前結核を患い1年半程前に退院し,医者に完治したといわれましたが,それ以後体が疲れやすく,スタミナが無くなって了いました。ボディビルディング誌の10月号にPHAシステムについて書いてありましたが,健康とスタミナ造りに非常に効果あるとのこと。私は健康とスタミナは勿論,体格も立派になりたいのです。現在の体位は身長175cm体重66kg,胸囲91cm,腹囲83cm,大腿囲53cm,下腿囲36cm,上腕囲32cm,前腕囲26cmです。PHAシステムとセット法を共に用いてトレーニング・スケジュールをつくる場合,どのようにしたら良いか教えて下さい。
(東京都八王子市 山口光男)
(答)

 先ずあなたにいわなければならないのは,PHAシステムだけ行なえば効果は充分であり,セット法併用は必要なしということです。トレーニング・スケジュールは個人個人の健康状態,体力,目的等によって決定されなければなりませんが,あなたの場合その健康●,体力,目的にぴったり合うのがPHAシステムです。あなたの場合,結核及びその為の療養生活中に弱った心肺機能,循環機能及び筋肉を回復させなければならない訳ですが,PHAシステムでこれらは全て回復し更に向上します。つまりあなたの願う健康とスタミナと立派な体格は実現するのです。現段階においてセット法を併用するのは「必要以上のことをする愚」となりかねません。勿論筋肉の発達だけをみた場合セット法が勝ります。いずれにせよ先ずPHAシステムで心肺機能,循環機能及び筋肉の回復向上をはかり,PHAシステムの効果が薄れた頃,セット法を行なうか又は併用して下さい。PHAシステムに関して10月号を改めて良く目を通し実行して下さい。尚トレーニング開始当初は特に無理をしないよう,疲れ過ぎないよう注意して下さい。

右肘の関節が痛む

(問)

 ボディビルを始めて10日位になりますが,近頃スタンディング・プレスとベンチ・プレスの際,右肘の関節が〝コリ〟となり回数が進むにつれ痛みが伴います。オーバーワークの為でしょうか。トレーニングは週に4日,初心者用6種目を基本にして行なっています。べンチ・プレス,スタンディング・プレスの3セット目の終りの2回位はおもいきり力を入れないと上がりません。
 それと体を鏡に映してみますと,多少右肩が下がっています。そして左側の腹筋が右側のより盛り上がりが小さいのです。以上よろしくお願いします。現在の体位は身長166cm,体重62kg,胸囲89cm,腹囲75cm,上腕囲32cm大腿囲54cmです。
(大阪府摂津市 金原和夫)
(答)

 普通関節が鳴ってもほとんど痛みを伴わず心配することはありませんが,痛みを伴う場合は先ず休養を取るべきです。余り痛みが激しい場合は医者に診てもらって下さい。恐らくあなたの場合無理をした為のものと思われます。ボディビル開始当初は絶対無理をせず比較的軽い重量で行なって下さい。
 人は誰でも多少ビッコに出来ており,極端なビッコ以外気にすることはありません。肩については常日頃左右同じようになるべく姿勢に注意すれば良くなり,腹筋については,シット・アップ等腹筋運動を行なう時に正しい姿勢で行ない,左側の腹筋に注意を傾けて行なってみて下さい。

体重をふやしたい

(問)

 小生ボディビルディング誌を毎月楽しく読ませてもらっています。ポディビルを始めたのは65年9月で,その時は身長170cm,体重52kg,胸囲80cm,腕囲26cmでした。68年現在18才迄3年間適当にトレーニングしたつもりですが,身長172.5cm,体重56kg,胸囲90cm,腕囲30cmと余り変らず,ベンチ・プレス60kg×1回,スクワット80kg×3回以上あがらず,何んとか体重を7kg位増やし力をつけたいと思い,毎日くやしい思いをしています。べンチ・プレス,スクワットの記録をのばす方法,すなわち筋力増加,体重増加の方法を教えて下さい。現在のトレーニング種目は,ベンチ・プレス40kg×10回,スクワット60kg×10回,バー・ディップス6回,チンニング6回,ベント・ロー25kg×10回,カール20kg×10回各々3~4セットずつ行なっています。(鹿児島県始良郡 古賀 誠)
(答)

 3年の経験の割には進歩の度合がやや低いようですが,年令的にも若く,これから努力いかんによってまだまだ進歩発達する筈です。さて力を増加させるには筋肉を太くし,筋力を増加させなければなりませんが,同時にスピードを増加させる努力も必要です。又ベンチ・プレスの場合動作を行なう時に,大胸筋,三角筋,三頭筋等の筋肉が関与しますが,運動中関与する筋肉の協調性を高めることも必要です。スクワットの場合は大腿筋,内股筋,大臀筋,背筋等が関与します。いずれにせよ一つの動作に関与する筋肉群の筋力,スピード,協調性を高めることを頭に入れてトレーニングを行なって下さい。そして栄養と睡眠を充分にとり,疲労をとりさり,栄養が体のすみずみまで行き渡るようにすることは筋肉肥大にも欠かすことは出来ません。それではあなたの為のトレー二ング・スケジュールを記しますので参考にして下さい。
①べンチ・プレス(Xkg×6回,5セット)②スタンディング・プレス(X.kg×8回,3セット)③フレンチ・プレス(Xkg×8回,3セット)(4)カール(Xkg×8回,3セット)⑤スクワット(Xkg×6回,5セット)⑥デッド・リフト(Xkg×6回,3セット)⑦ジャンプ(15回×3セット)
 上記スケジュールを週に3~4日,各セットともに精神を集中して行なう。週に一度は最高重量かそれ以上を試みる。又1人でトレーニングを行なうより友人,家族などと一緒に行なうと張り合いが出てきて楽しくもあり,かつ気力も湧いてきます。最後にあなたにとって忘れてはならないことは,集中的にトレーニングを行ない,よく食べ,よく寝ること,そして自分の体力,気力を信じること。これがどんな薬より,どんな方法より先ず必要であり,不可欠な事がらです。
(問)

 ボディビル経験1年になりますが体は前に比べいくぶん大きくなったようですが,体重は全く増えていません。食べ物も睡眠も充分にとっています。又種目に欠点があるとも思えません。これは体質にあるのでしょうか?それと同じ種目を1年あるいは2年と続けていっても良いものでしょうか?変えるとしたら何カ月くらいで変えたら良いでしょうか? 現在のトレーニング内容は次のようなものです。①べンチ・プレス35kg×8回,5セット,②スクワット50kg×6回,4セット,③シット・アップ15回,3セット,(4)べント・ロー30kg×8回,4セット,⑤バック・プレス25kg×8回,4セット,⑥ダンベル・カール5kg×10回,4セット,⑦ラタラル・レイズ,2.5kg×10回,3セット,⑧ダンベル・プレス10kg×10回,4セット,⑨アップ・ライト・ロー25kg×8回,4セット,⑩ツー・ハンズ・カール20kg×8回,5セット,⑪ネック・チンニング・バー4回,3セット。週に4日,1日おき1日1時間半,3カ月に1度10日位休養をとる。体位身長163cm,体重57kg胸囲90cm,腕囲30cm,大腿囲50cm。
(岩手県紫波郡 藤原照夫 19才学生)
(答)

 あなたは種目に欠点は無いと申していますが,種目の配列に問題があります。例えば1番目にベンチ・プレスを行なった後7番目にラタラル・レイズを行なっていますが,普通べンチ・プレスのすぐ後に,ラタラル・レイズを行なうのです。つまり出来るだけ同一の筋肉を運動させ次の筋肉部位に移るのがよいと思われているからです。そこで種目を②①⑦⑤⑧⑨⑪(4)⑩⑥③と改めて下さい。それと1年の経験の割に使用重量が軽く,種目によっては軽過ぎている。これは増やすよう注意して下さい。それに総体的にみて種目,セットが多く体重増加には向かないので,大筋肉群の種目を残し,できるだけ種目を6~8種目に減らして下さい。種目の変更は早くて1カ月,普通2~3カ月です。しかし発達している場合は特に変えることはありません。ベンチ・プレス,スクワット,カール等は初心者,上級者を問わず用いられているように,必ずしも常に種目を変えなければならないとは断言出来ません。
月刊ボディビルディング1969年2月号

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