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第1回ミスター奥羽,第2回ミスター青森コンテスト

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月刊ボディビルディング1968年12月号
掲載日:2018.02.06
 第1回ミスター奥羽,第2回ミスター青森コンテストは,本州の北端青森県八戸市の八戸遊園地の半野外舞台において去る10月13日華々しく開催された。
 
 このコンテストは,8月の八戸祭に昨年同様行なう予定で準側を進めていたが,5月の十勝沖地震で大きな被害を受け開催が一時あやぶまれたが,選手諸君の強い要望により,規模を小さくして,開催するはこびとなった。このニュースを聞き秋田,岩手両県下で個人的に練習にはげんでいる選手からの参加希望が寄せられ役員一同協議の結果,秋田,岩手両県の協会設立の早期化をはかり両県で熱心に練習にはげむビルダーの為に,第1回ミスター奥羽コンテストも合せ行なうことになった。
 コンテストは午後2時より開催され始めに県協会々長の挨拶がありつづいて審査員の紹介,そして予選審査へと入った。司会の我満アナウンサーから選手1人1人を紹介し選手は規定3,フリー3の計6ポーズを行ない予選を終了した。その後,決勝進出の選手発表の空時間を利用して,東京よりはるばる駈付けてくれた本年度ミスター日本の吉田実選手が模範演技を行ない満場の観衆のため息をさそった。
 その後,決勝進出12名の発表がありいよいよ決勝審査に入り,藤原勤也宮城県協会理事長より,ミスター奥羽,ミスター青森の順位が発表され,その結果ミスター奥羽には岩手の佐々木博選手が,ミスター青森には斎藤義勝選手がそれぞれ栄冠を勝ち得た。以下の順位は別掲の通りである。
 
 ミスター奥羽
優勝 佐々木博(岩手)
2位 斎藤義勝(青森)
3位 海老名昇(〃)

 ミスター青森
優勝 斎藤義勝
2位 海老名昇
3位 板橋広治

(青森県ボディビル協会 理事長 斎藤義勝)

〔総 評〕

 今年度の青森県ボディビル協会の主催するコンテストは,昨年に引つづき八戸市において,今年度初めての試として,第1回ミスター奥羽ボディコンテストと第2回ミスター青森ボディコンテストと同時に開催された。
 
 当日は異例の寒さにみまわれ,1日中はだ寒い中を,奥羽3県よりの代表29人が参加し日頃の成果を競い合った。
 運営面では於本青森県ボディビル協会長陣頭指揮のもとに最後迄,一糸乱れぬチームワークが,役員,選手を通じて感じられたが,結果論として,大会開催時期,開催場所,開催に必要な準備,当日の進行等に未だ諸問題が残されたのではなかろうか。
 選手レベルは全般的に昨年度より一段とアップし,奥羽大会にふさわしいコンテストであった。ポーズ面では出場選手各々が良く研究したあとがづいしょに見うけられ,力強い安定したポーズに感心した。
 
 優賞した佐々木博選手は,単身岩手県より参加し,見事栄冠を獲得した訳だが,洗錬された,都会的なムードのポーズで,自分の短所であるバルク不足を見事にカバーし,自分の肉体を最大限に表現したポージングは実にりっぱという以外無いと思う。今後は現在のディフニッションに,バルクをつけると中央の大会でも十分通用すると思う。
 
 2位の斎藤義勝選手は,少差で2位にあまんじてはいるものの,昨年に引続き,ミスター青森のタイトルを得,その実力は大変りっぱなものである。今年も選手と役員を兼ねて大会の準備と自分の練習を見事両立し,成しとげた事は,ビルダーのみが成せる事と思う。今後はディフニッションの調整が要求されよう。
 
 3位の海老名昇選手は,良くバランスはとれてはいるが特に上半身のカタのバルクが課題であるが,全体にバルク,ディフニション等今後の成果に期待したい。4位の田村一雄選手は,秋田県よりの参加選手であるが,31才という年齢は,全く感じさせず,特に上半身がすばらしかった。半面下半身がバルク不足で,多少バランスの欠けた感じであった。5位の板橋広治選手はバルク,ディフニッション等にこれからの感じではあるが体質的にめぐまれて居り可能性を秘めた選手である。6位の桜田良明選手も未知数の選手だけに今後の努力次第では,2,3年後が楽しめると思う。
 
 以上6位迄の選手を紹介してみたが昨年度よりは大分向上したと思う。今年度の大会は,ややもすれば取り残されがちなこの地方において,奥羽大会を開き,参加県も青森,秋田,岩手県と事実上の奥羽大会であったが,これを期に,奥羽にボディビルを大きく,普及発展させる礎になった事と思う。
 今後,岩手,秋田両県協会の発足をうながしたいと同時に奥羽における今後のボディビルの発展を期待するとともに,今大会を開催するにあたり御協力,御参同いただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
(日本ボディビル協会理事 佐藤芳哉)
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月刊ボディビルディング1968年12月号

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