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1968年度IFBBミスター・アメリカに ~ フランク・ゼインが優勝 ~

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月刊ボディビルディング1969年6月号
掲載日:2018.03.06
 最も古く最も栄光あるミスター・アメリカのタイトルが、全国各地方の予選を通過した粒選りのボディビルダー40名の間に争われたが、結局最後にフランク・ゼインが接戦の末ジョーン・デコラを破って優勝した。彼はそれから1週間後に、IFBBミスター・ユニバースにもなった。

 ゼインは、前2回のコンテストで惜敗しているので、今度の優勝は、3度目の正直というところである。

 その上彼は、ベスト・レッグとベスト・ポーザーの両タイトルを与えられた。

 この夜ミスター・オリンピアのセルギオ・オリヴァに対しては、一流のボディビルダー達はいずれも尻込みしてあえてそのタイトルに挑戦しようとしなかった。

 得意満面の彼は、ポージングをした後、電灯が点じられて、場内が明るくなった時、マイクロフォンを要求して、自分は近いうちに結婚する予定だと公表して、満場の祝福の拍手を受けた。

 それから世評に反して、自分はワイダーの補強食品以外は摂っていないと宣言した。そのために一部の見物人から「ウソをつくな」「買収されている」というヤジがとび出すひと幕もあった。
2つのタイトル保持者になったフランク・ゼイン

2つのタイトル保持者になったフランク・ゼイン

 接戦の末フランク・ゼインにタイトルを譲ったジョーン・デコラは、ベスト・アームのタイトルを獲得

 接戦の末フランク・ゼインにタイトルを譲ったジョーン・デコラは、ベスト・アームのタイトルを獲得

3千人に近い大観衆で立見席まで満員

3千人に近い大観衆で立見席まで満員

私の食事法

68ミスター日本3位 中 尾 尚 志
 1日に4度の食事です。でも特別な献立はありません。朝と夜は家庭で、他の2度は外食です。

 内容は、普通の食事をベースとして、それに魚肉、生野菜、チーズ、トウフ、そしてイモ類をできるだけとるようにしています。食物はあまり加工せず、生で食べられるものはどんどん丸かじりで腹の中へつめこみます。

 体調を常に整える意味で、過食は避けたいものです。最後に一言「少少のビールは最高ですね」とつけ加えておきます。
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月刊ボディビルディング1969年6月号

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