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LIFTING CORNER 1971年11月号

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月刊ボディビルディング1971年11月号
掲載日:2018.03.27
パワーリフティング

パワーリフティングの等級を制定
--アメリカ、AAU--

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 上の数字は、ベンチ・プレス、スクワット、デッド・リフトのトータルの記録で、この各等級の記録を越えたリフターには、本年度から等級別のバッジを与えることになった。

英米対抗パワーリフティング大会

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ウエイトリフティング

第31回全日本重量あげ選手権大会兼世界選手権大会派遣選手選考会

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371.4kgのスクワットを行なう
恐るべき脚力!!

 イギリス対南部カリフォルニア対抗パワーリフティング大会で、カリフォルニア代表のジョージ・フレーンはスクワットで371.4kgの驚異的な全米新記録を樹立したが、これは、一階級上のスーパー・へビー級の全米記録をも上回る大記録である。
 アメリカのパワーリフティング界において、最初にスクワットで800ポンド(362.8kg)の壁を破ったのは、パット・ケーシーで、体重は154kgの巨漢リフターである。
  次いで、ボブ・ウェーバーが365.9kgをマークしたが、これまた158kgもあるリフターである。
 現在、スーパー・へビー級のスクワットの全米新記録保持者はルス・フレッチャーで、記録は367.6kg、ケーシーやウェバーほどではないが、それでも143kgである。
 これに対して、フレーンは、スーパー・へビー級の巨漢たちとくらべると、かなり小さく、体重は110kgである。それでいて、スーパー・へビー級の猛者たちの記録を越える371.4kgをマークしたのだから恐れいる。
 しかし、彼はスクワットでこんなトテツもない記録を樹立したものの、トータルでは、同じへビー級のジョンコールにかなわない。これでベンチ・プレスとデッド・リフトが強くなれば鬼に金棒なのだが。
 今年のフレーンとコールの対決は興味をそそられる。
月刊ボディビルディング1971年11月号

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