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ソ連と東欧諸国ボディビル界に進出

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月刊ボディビルディング1969年8月号
掲載日:2018.03.30
 ミスター・ユニバース及びミスター・オリンピアの両タイトルが、ロシヤと東欧諸国のビルダーに狙らわれている。彼等はこの両三年に獲得してみせると広言しているが、写真でみる如く、その体躯は貧弱であり、アメリカ一流のビルダーと比較すべくもない。

 だが、笑ってはおれない。かつてウェイト・リフティング王国を誇ったアメリカが、ソ連にお株を奪われて、現在みじめな立場にあることに心すべきである。又イギリスのボディビルダーたちが、長年アメリカの主要なコンテストにおいて、上位を占めることができなかったことを嘲笑していたが、1950年代の初期に、大レジ・パークが彗星のように出現した。今日ではリック・ウェインが斯界に輝いているのに思い及ばなくてはならない。

 ソ連政府は、この20年間ひそかにボディビルを研究し、その効果の著しいことを認めた結果大々的に奨励している。そのためにこのスポーツを実行する若者が激増している。

 ソ連ばかりでなく、チェコスロヴァキア、ポーランド、ユーゴスラビアでもボディビル流行の兆候がある。強健な肉体は万人いずれも要望するところである。

 最近リスアニヤ・ソヴィエット社会共和国の首都のカウナス市で催されたコンテストには、レニングラード、リガ、キエフ、タルト、等の諸市からも参加者があり、5千人のファンが集まる盛況であった。

 コンテストは年令と身長によって各3クラスに区別されて行われた。競技種目は、スクワット、デッドリフト、ベンチ・プレス、チンズ、スタンディング・ハイ・ジャンプであった。

 その後、この都市は多数の無料のボディビル・クラブをもつようになっている。

 最近スパルタク・スポート・ソサエティーが主催したレニングラードのコンテストの後で、スポーツ評論家のディミトリ・イワノフ氏は「ボディビルは怠惰者の創作でなく、全身を鍛える魅力のあるスポーツである」と力説した。(Mr.America)
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1/最近リスアニア・ソビエト社会主義共和国の首都カウナスでボディビルの大コンテストが行なわれ、5,000人の大観衆を集めた。現在ソ連全土にビルダーの数が急増している。

2/ミスター・ルズニクに出場の選手たち。まだアメリカのボディ・ビルダーの敵ではないが、ソ連はボディビルの効果を認めて、これを大いに奨励している。
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3/リスアニア共和国で行なわれた選手権の優勝者。

4/ビルビウスの町にあるボディビル・ジムの1つ。

5/モスクワの文化公園で行なわれたパワー・リフト大会の1コマ。

6/コーチからトレーニングの指示を受けるソ連のボディビルダー。

7/レニングラードにあるボディビル・ジムの内部。器具の多くは手製である。
月刊ボディビルディング1969年8月号

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