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コンテスト初出場からミスター日本獲得まで
末光健一のコンテスト・アルバム

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月刊ボディビルディング1972年5月号
掲載日:2018.02.22
42年10月にボディビルを開始して以来、型破りのハ一ド・トレーニングで急激な進歩を遂げ、46年10月、ちょうど4年目にして早くもミスター日本を獲得してしまった末光選手は、9月23日にせまったNABBAミスター・ユニバース・コンテストを目指して想像を絶する ような猛トレーニングを続けているが、彼のコンテスト初出場からミスター日本優勝までの戦歴をふりかえってみることにしよう。
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1968ミスター東日本コンテスト●予選失格

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ボディビルを開始してから初めて出場したコンテスト。栃木会館に1000名を越える観客を集めて盛大に行なわれた。
優勝は栃木の小林淳選手。写真上ポーズをとっているのは東京の滝沢新一選手(現在中野ボディビル・センター・コーチ) で、後ろで順番を待っている一番右が末光選手。
「とにかく、ボディビルを始めてから半年後だったものですから、あがってしまって無我夢中でした。すごい体の人かたくさんいるなあと思いました」
(「」の中は末光選手自身の感想)

1968ミスター東京コンテスト● 5位

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6月30日、池袋のハタ・プール・センターにおいてミスター・アジア日本代表選抜コンテストと併催された。
吉田実選手(現在JBBA事務局長)が両タイトルを獲得。末光選手は金髪とバックのデフィニションで注目を集めた。選抜大会は12位に入賞。
「体調はよかったんですが、選抜大会に出場するため各地から集まった強豪には本当に圧倒されるばかりでした」

1968ミスター日本コンテスト●13位

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湖水を渡る秋風もさわやかな9月29日、美しく連なる山々に囲まれた琵琶湖岬の琵琶湖大博覧会会場のメイン・ステージにおいて行なわれた大会は彼にとっては初めて経験するミスター日本コンテストであった。
写真のポーズを取っているのが末光選手。優勝は吉田実選手。
「初出場で入賞できるなんて思いもよりませんでした。他のコンテストに比較して、そのスケールの大きさに驚きました」

1969ミスター東京コンテスト●優勝

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初夏の日差しがまぶしい池袋のハタ・プール・センターのプール・サイドを埋める観客が見守る中で、6月29日、感激の初優勝を飾った。
昨年とは比較にならないほど増したデフィニションを強烈にアピールするポージング 技術は見事だった。2位は飯富幸夫選手、3位は内田敏夫選手。
「意外でした。予選を1位で通過したということをきいて、あるいは・・・と思ってはいましたが。うれしい優勝でした」

1969ミスター東日本コンテスト●2位

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8月3日、海水浴客でいっぱいの千葉県九十九里白里海岸で、海と空をバックに、健康美溢れる若者たちの壮烈な戦いが展開された。
小柄ながら大胆なポーズをとる末光選手は、観客の人気を一人じめにした感があったが惜しくも2位にとどまった。優勝は小沢幸夫選手、3位は 横塚辰雄選手。
「ミスター東京に続いて2連覇をねらったがだめでした。小沢さんにはミスター東京で勝っているので、また勝てると思ったのですが・・・。すごく残念でした」

1969ミスター日本コンテスト●8位

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10月10日体育の日。東京神田の共立講堂で行なわれた大会は、武本、吉村、重村等の関西勢に対し、小沢、末光を主力とする東京勢がどんな戦いぶりを示すか、それが興味の焦点となった。
昨年よりも一段とたくましさを増した末光選手は8位に入賞、腹と背の部分賞をも獲得した。優勝は吉村太一選手。表彰式の写真では左から3人目が末光選手。
「昨年から5位アップの8位だったので満足でした。また、部分賞をとれたことがとってもうれしかった」

1970ミスター日本コンテスト●2位

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10月3日、大阪毎日ホールに満員の観客を集めて盛大に開催された。今大会から予備審査方式が採用され、出場選手は開場前、審査員から厳しいチェックを受けた。
本命不在の大会は混戦模様を呈し、審査も困難を極めた。
すばらしいデフィニションはそのままで昨年より二まわり大きくなった末光選手は、栄光の座を目指して力の限りの奮闘を続けたが永年の努力と不屈の精神を持つ執念の男、武本蒼岳選手に優勝をゆずった。裏審査の写真左から3人目が末光選手。
「色々な意味で、今まで経験したコンテストの中で一番印象に残るコンテストでした。とにかく、自分の持ってるものをすべて出し尽くしました。それだけ激戦だったのでしょう」

1971ミスター日本コンテスト●優勝

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10月9日午後1時より東京神田の共立講堂で行なわれた大会は、地方コンテスト3位以内という出場資格を有するトップ・レベルのビルダーたちにより、見ごたえのあるコンテストとなった。
戦前の予想でも優勝が確実視されていた末光選手は、バルク、デフィニション、ポーズ、いずれにおいても他の追随を許さず、圧倒的な勝利を飾った。
酒も飲まずタバコも吸わず、一切の娯楽に背を向け、多大の犠牲をはらってトレーニングに打ち込んできた努力が、この瞬間に報われ、ミスター日本の栄冠を生んだのである。2位は杉田茂選手、3位は石神日出喜選手。
「日本一になったといううれしさはありましたが、前評判があまりにも高すぎたため、感激はそれほどでもありませんでした。しかし、これで人生に一区切りついたという感じがしました」
月刊ボディビルディング1972年5月号

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