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背筋のトレーニング
須藤孝三選手のトレーニング・シリーズ《2》

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月刊ボディビルディング1975年5月号
掲載日:2018.04.04
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ネック・ビハインド・チンニング

ネック・ビハインド・チンニング

ラットマシン・プルダウン

ラットマシン・プルダウン

 須藤選手がボディビルを開始した当時、背筋のトレーニングはベント・オーバー・ローイング1種目であった。重量25kgを用いて6~9回×3セットを1日置きに行なっていた。当時は1日に全身のトレーニングを行い、1回のトレーニングに要する時間は約1時間30分。基本的運動種目だけで構成し、セット法を用いたオーソドックスなものであったが、このトレーニング効果は大きかったようだ。
 1970年(昭和45年)。この年に初めてコンテストに出場している。ミスター実業団(8月)とミスター日本(10月)である。この頃から彼のトレーニング法は大部変わってきた。
Aコース(月曜・木曜) 脚・腹
Bコース(火曜・金曜) 肩・腕・カーフ
Cコース(水曜・土曜) 胸・背・腹・カーフ
ワン・アーム・ローイング

ワン・アーム・ローイング

ベント・オーバー・ローイング

ベント・オーバー・ローイング

ホリゾンタル・プル

ホリゾンタル・プル

 この3つのコースからも分るように須藤選手はスプリット・ルーティーンを採用するようになった。週6日、1日約2時間のトレーニングである。当時の背のトレーニング法は、
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 以上の種目をCコースの胸のトレーニングのあとで行なっていた。
 翌71年、ミスター日本5位に入賞した年であるが、次にあげるのは、彼がこのコンテストに備えた1カ月前からの背筋のトレーニング法である。
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 当時のトレーニング法は、Aコース(背・上腕二頭筋・脚)とBコース(胸・肩・上腕三頭筋・腹)を交互に使って、週3回ずつトレーニングを実施した。いずれのコースにおいてもロウ・レピティション・システムを採用して、バルク・アップに意を注いだ。
 翌72年、ミスター日本4位入賞。このときもAコース(背・上腕二頭筋・肩・腹)、Bコース(胸・上腕三頭筋・脚)の2つのコースに分け、週3回ずつトレーニングを実施した。背のトレーニングはAコースの初めに行い、種目は次のようなものであった。なお、{印はスーパー・セットを表わす。
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'73年10月 ミスター日本・部分賞審査風景(左から4人目が須藤選手)

'73年10月 ミスター日本・部分賞審査風景(左から4人目が須藤選手)

'72年10月 ミスター日本4位

'72年10月 ミスター日本4位

 翌73年、ミスター日本2位入賞。背の部分賞獲得。このときのトレーニング法は朝・タ2回のWスプリットを採用している。Aコース《朝》上腕二頭筋・カーフ・腹、《夜》背・肩・腹、Bコース《朝》上腕三頭筋・カーフ・腹、《夜》胸・脚・腹、というスケジュールである。背筋のトレーニングはAコース
《夜》の最初に行なった。
'73年10月 ミスター日本2位・部分賞獲得

'73年10月 ミスター日本2位・部分賞獲得

'74年10月 ミスター日本優勝

'74年10月 ミスター日本優勝

'74年8月 ユニバース選抜コンテスト2位

'74年8月 ユニバース選抜コンテスト2位

'75年3月 '75ミスター・ユニバースを目指して

'75年3月 '75ミスター・ユニバースを目指して

 こうして、1974年にはミスター日本優勝という感激の日を迎えることになったわけであるが、このときのトレーニング法も朝・夜2回のWスプリットであった。コンテスト40日前よりAコース《朝》上腕二頭筋《夜》背・肩・腹、Bコース《朝》上腕三頭筋《夜》胸・脚・腹というスケジュールであり、背のトレーニングはAコース《夜》の最初に行なった。
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 これをみてもわかるように、どちらかといえばバルクよりもデフィニションをつけることに重点を置いたトレーニング法であった。
 さて、以上に紹介したような地道な努力を営々と続け、ついに1974年度ミスター日本のタイトルを獲得した須藤選手。こんどはことし9月のミスター・ユニバースという大きな目標に向かって早くもトレーニングを開始した。スプリット・ルーテイーンを採用し、Aコース(背・脚・腹・前腕)、Bコース(胸・上腕二頭筋・カーフ・腹)、Cコース(肩・上腕三頭筋・カーフ・腹)のトレーニングを週6日行なっている。次にあげるのは、彼がミスター・ユニバースに備えてのことし3月現在の背のトレーニング・コースである。
{印はスーパー・セットを表わす。
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月刊ボディビルディング1975年5月号

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