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香川モータースの職場ジム

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月刊ボディビルディング1974年4月号
掲載日:2018.06.29
 香川県三豊郡澤詫間町にある香川モータースの自動車整備工場は,一日の仕事が終わる夕方7時になると,とたんにボディビル・ジムに早変わりする。約20坪の車庫の車をかたつけて,6名の若者たちが早速トレーニングを開始する。この頑張り屋の集団は、暑くても寒くても,雨の日も風の日も,1日3時間のトレーニングを休んだことがない。

 この工場でボディビルを始めたのはいまから2年ほど前からである。私の大学の大先輩で,高松ボディビル・センターの主任コーチ中尾達文さんのジムヘ私が6名を連れていったのがきっかけで,この若者たちはすっかりボディビルのとりこになってしまったのである。現在でも中尾先輩や,名城大学体育科の鈴木正之先生らの指導をあおぎながら頑頑っている。

 ことしは私も大学を卒業するので,地元香川県に帰り,〝ミスター詫〟(タクマ,地名)を開催し,彼らの精進に応えてやりたいと考えている。

 大都会のように近くにジムもなく,そうかといって自宅でl人でコツコツ練習するよりも,こうして職場の気の合った連中と一緒にトレーニングできればどんなに楽しいことか。全国のいろいろな職場で,このような小さなジムがたくさんできることを願っています。
 (名城大学ボディビル・クラブ主将・小林保弘)
きょうも元気にトレーニングに励む社員たち

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月刊ボディビルディング1974年4月号

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