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●南海先生ヨーロッパ旅行随行記●
トップ・ビルダー総出演
映画”パンピング・アイアン”

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月刊ボディビルディング1977年10月号
掲載日:2018.05.21
国立競技場指導主任 矢野 雅知
 映画「パンピング・アイアン」を観ることになったのは、妙なことからであった。
「パリジェンヌの美しさを観賞するには、シャンゼリゼ通りに限る」ということで、
私と南海先生はパリのシャンゼリゼ通りにやってきた。

カフェテラスに腰をおろして、ワインを飲みながら道ゆく人を眺めていたが、
最新フアッションに身をつつんだパリジェンヌなどは、影も形も見えない。

そもそも、生粋のパリッ娘などというのは、夏になるとほとんどが避暑地に行ってしまい、
パリに集まってくるのは外人観光客ばかりなのである。

そこで私は日本人ツーリストが愛してやまない、ポルノショップなるものに入り込んで
「じっくりとパリジェンヌを研究しようではありませんか」と提案すると、
「君一人で行ってきなさい。ワシはここで酒でも飲んでる」と一笑に付された。
「それでは遠慮なく…」と私は席を立ち、
「ポルノショップはないか」と目をギラギラさせて歩き回った。

たしか数年前に来たとき立ち寄った店があったので、記憶をたよりに街角を曲がってヒョイと見ると、
アーノルド・シュワルツェネガーの上半身がデカデカと出ている。
映画「パンピング・アイアン」の上映中だ。
ポルノにするかボディビルディングにするか、考えてみるまでもない。

私は南海先生を呼んできて、映画館に入りこんだ。

パーフェクトなアーノルド

 パンピング・アイアンは、18カ月にわたって製作されたという。

その大要は、1975年のIFBBミスター・ユニバースとミスター・オリンピアのコンテストにむけて、
ボディビルダー達がチャンピオンにならんがために、
厳しく苦しいトレーニングに打ち込んでゆく姿をとらえたものである。

 一般にボディビルダーというと、筋肉隆々として、ものすごい印象を受けるが、
これがゆえに、若い女性などは「あんなのイヤ!」とそっぽを向いてしまう傾向があり、
ひどいのになると「うす気味悪い」とまで評するものもいる。

そんな女性にはこの映画を観てもらいたいと思う。
彼らが太く逞しい筋肉を求めて激しいトレーニングに身をやつし、わずか一時のコンテストのために、
すべてを燃焼しきってしまう姿をみたら、そういった印象も変わってくるにちがいない。

逞しい筋肉は一般人の想像もつかないほど激しいトレーニングの結果であり、
断えず激しいトレーニングを続けているからこそ、逞しい筋肉が存在するのである。

こういったボディビルディングに大きな魅力を見い出している姿を、
少しでも理解できるのではなかろうか。

誰もが何度見てもアキないのは鏡に写る自分の姿であろう。
”世紀のブ男”と呼ばれようとも、少しでも自分をよく見せようとシャレた服に身をつつんで鏡にむかう。

”世紀の美女”であろうと、さらに美しさを求めて丹念に化粧をする。

自分を少しでもよく見せようとするのは自然の欲求である。

また、カッコよく服を着こなすには、ボディもカッコよくなくてはならないと、だれでも実感している。

 だから、ボディビルダーが少しでもより完壁な肉体を求めてトレーニングすることは、じつに自然の欲求であろう。
ボディビルダーは、筋肉だけモリモリしているが魅力的でないなどと、
筋肉をつくり上げた努力を無視して結果しかみない通念があるようだが、
太く逞しい腕をみると、誰れでも「スゲェ!」と驚愕の念にとらわれるのも事実である。

さらに、このパンピング・アイアンを観たら…恐らく、畏敬の念さえ引き起すのではないか。

 話が少しそれた。映画にもどろう。
画面は1900年代初期のボディビルダーのポージングから始まる。
そのポージングはバク宙をとり入れるなど、何となくコミカルな感じがしてほほえましい。

 そして、現代を代表するビルダー、シュワルツェネガーとコロンブの弥次喜多コンビが、
モダン・バレエを美しい女性教師に教わるシーンになる。

 バレエの微妙な指の動き、からだのバランスなどの呼吸を、ポージングに生かそうというのである。

 そのあとすぐに、シュワルツェネガーの圧倒的な肉体が画面に飛び出してくる。
「ウーム。美事じゃ。シュワルツェネガーは名実ともに世界最高峰に位置しとる。
彼を上まわるには、単にプロポーションのよさ、鮮明なカットというようなものだけで勝負しても、とても勝ちめはないだろう。
彼を破るとしたら、それら全てがそろっていて、なおかつ強烈なイメージを与えるオリバのようなバルクを有するものであろう。
だが、今のところそんなビルダーはおらんようじゃ。シュワルツェネガー自身が『私のからだはほぼパーフェクトである』と言っているが、
あれはホラでも自惚れでもない。まさに事実なのじゃ!」

少々のことでは動じることのない南海先生も、このパンピング・アイアンに登場するシュワルツェネガーと
フランコ・コロンブには、いたく感動したようであった。

怪力コロンブに感動

映画”バンピング・アイアン”に登場したスターたち。左からシュワルツネガー、コロンブ、カッツ

映画”バンピング・アイアン”に登場したスターたち。左からシュワルツネガー、コロンブ、カッツ

 コロンブに焦点が合わされる。
ボクシング・グローブをはめて、サンドバッグをドスン、ドスンとたたくシーンでは、
コロンブの破壊力がへビー級ボクサーなみであることが分る。

いや、恐らくスーパー・ストロングのコロンブのことだから、それ以上の力があるのではないか。
パンチのスピードもそうとうなものである。
また、鉄棒に両足先をひっかけてブラ下がったり、怪力の証しとして、
大型の自動車を道路にひっばり出してみせるシーンがある。
車が出られない。
そこでコロンブはバンパーを両手でつかむと、横にズサッとズラして出してやる。

それをやすやすとやってのけるパワーに、南海先生も感心して、
「彼はワシの若い頃に似とる。あれだけのパワーをもっとるものは、
世界でもそうザラにいるもんではない。驚くべき奴じゃ」

 実は私もこれに刺激されて、車のバンパーをつかんでみた。

スプリングの働きでフワッと車体は上っても、タイヤまで持ち上げるのは夢のまた夢。
いかにそれが人間離れしたものなのか感じさせられた

(ちなみに、私のパワーリフティング記録は、スクワット170Kg、デッド・リフト190kg、ベンチ・プレス145kgである)。
「ポール・アンダーソンは、車のバンパーをつかんで持ち上げたまま、
タイヤの交換をやらせるほどの男だが、コロンブならそれも出来よう。

そこまでなるには、どこまでもボディビルディングに集中できるからじゃろう。
彼は『ボディビルディングの70%以上が精神集中力だ』といっとるが、
この言葉を実感しているビルダーは、はたして何人おるかのお…」
南海先生は続ける。

「前回のミスター・オリンピアでもコロンブはフランク・ゼーンを破ったが、
ファンの中にはゼーンの方に軍配を上げた人も少なくないようだ。だがコロンブは全体のプロポーション、
ことに腕が短かいという欠点はあるが、トルソ(胴)は圧感じゃ。モースト・マスキュラーということでは、
シュワルツェネガーたりとも、彼には及ばないじゃろう」

 南海先生のいうことに、私はいちいち「ごもっともです」
「おっしゃる通りです」と答えていたので、ますます熱が入ってくる。

よほどコロンブが気に入ったのだろう。

「彼がテレビに出演したときのことじゃ。
『あなたはすごいからだをしているが、ガール・フレンドか奥さんはいますか?』
という質問に対して、コロンブは『カミさんがいるよー彼女は私をひじょうに誇りに思っている』と答えている。

これを聞いたとき、ワシはうれしかった。
自分の恋人や亭主を好きだとか惚れたとはいっても、
誇りに思うというところまでは、なかなかゆくものではない。
真実そう言えるほどの実績をもっているコンロブはエライ!立派!」
南海先生は、画面に写るコロンブにむかってバンザイ三唱でもしそうな雰囲気だったので、
ジロジロ見ているまわりの観客に対して恥ずかしいぐらいであった。
そんなとき、ふと想ったことがある。
かつて三島由紀夫が文壇で確固たる地位を築き、
大画家の令嬢を妻としてむかえた頃のことである。
ある記者の質問に対して、夫人は「私はあの方を尊敬しております」と答えていた。
自分の夫を尊敬できると言いきれる人は、世に何億もの人々がいようとも、きわめて少なかろう。
そのときのあざやかな印象が、コロンブにも同じように感じられて、何とも言い表わせない気持ちであった。
映画”バンピング・アイアン”に出演したスターたち。左からウォーラー、ヌブレ、フェリーノ、ゼーン、ベックルス

映画”バンピング・アイアン”に出演したスターたち。左からウォーラー、ヌブレ、フェリーノ、ゼーン、ベックルス

ロビンソンは胸が小さい

 カメラのスポットは、大男マイク・カッツに移る。
若い頃のカッツは、わずか45kgのヒョーロク玉であった。
女の子にも近よれないほど内気であったが、
学生時代にはウェイト・トレーニングとともにアメリカン・フットボールをやり始めて、
数々のトロフィーを得る活躍をするにいたった。
今では、頭髪のやや薄くなってきた2児のよき父親である。
その彼は、ミスター・ユニバースを目指して猛烈なトレーニングを開始する。

 一方、ゴールド・ジムのケン・ウォーラーもミスター・ユニバースを目指す。
彼もアメリカン・フットボール出身である。
グランドに出て、ロビー・ロビンソンらにフットボールを教えるシーンもある。
ところで、ちょいちょい画面に登場するロビンソンのキレは、素晴しいものである。
深く切れ込んだカット、筋肉のピークは他の追随を許さない。

私は「スゴイですねェ」といって、南海先生をみると、
「胸の筋肉が、全体のバランスからみて小さすぎるわ」
と、一言いっただけであった。

コーニーの真骨頂

 さて、ミスター・オリンピアにむけて、そうそうたるビルダーがトレーニングを開始する。
そんなムードの中でシュワルツェネガーだけは、ゆったりとしている。
ただ、彼は父親の死亡などで動揺して、コンテスト数週間前まで、
十分なトレーニングが出来ないようであった。

 しかし、天真爛漫なチャンピオンは、自信たっぷりである。
浜辺でゴロリと横になって日光浴をしていると、
エド・ギリアーニがシュワルツェネガーにささやくー

「フェリーノが、ミスター・オリンピアにむけて、猛烈なトレーニングをやってるそうだ。
うかうかしていられないぜ」

しかし、シュワルツェネガーは
「ボクは今までに何回もミスター・オリンピアになっているんだ!」と言って、
眠そうな目をチラリとあけるだけで、あまり意に介さないそぶりである。

 だが、そこはチャンピオン。
しばらくするとハードなトレーニングを開始する。
プーリー・ローイングを行なっているシーンなどは、すごい迫力である。
あれだけトレーニングに熱中していれば、ちよっと周囲のものは声をかけられまい。
彼がエド・コーニーと組んでスクワットをやるシーンが印象的であった。

「もう1回」「もう1回」をくり返しながら、次々と重量をアップしてゆく。
シュワルツェネガーは、歯をくいしばって最後の1回を持ち上げると、
バーベルをラックへガチャーンともどす。

次はコーニーの番である。
数回持ち上げる。
もう限界に近づいたというところで、シュワルツェネガーが「あと5回」と声をかける。

そこで、3回行なうが、もはや呼吸は大巾に乱れてバーベルをかついで立っているのも苦しそうである。
そうして、もう一度深くしゃがんでやっと立ち上る。

「あと1回」シュワルツェネガーが声をかける。
2~3度深呼吸をして、さらにしゃがむと、スローモーション・フィルムをみるように、
ゆっくりと立ち上ってくる。
もはや、気力だけでやっているのがわかる。

パートナーのシュワルツェネガーは、後ろからバーベルを支えようとするが、
自力で立ち上ると、ラックにもどす。
そのまま精魂つきて、ガクッとヒザをつき、大きくのけぞってあお向けに倒れてしまった。

苦しそうにあえぐが、その表情には、最終セットまでやり終えたというビルダーにしか
解らない満足感があふれていた。

これを観て南海先生は
 「ここまで自分を追い込んでやるビルダーは、まだまだ日本では少ない。
ここらあたりにも、世界のトップビルダーとの違いがあるのじやろうか?」と言う。

さらに続けて一
「そういえば、コーニーはいいことを言っておった。
やはりテレビに出演したときのことじゃ。
『なぜボディビルディングをやってるのか?』と質問されると、
『私はこういうからだであることを喜んでいる。それは、自分自身を大切にすることです。
みんな年とともに自分のやりたいこと、楽しいことも満足に出来ないほど老化していってしまうが、
私はちがう。何ら失望することがない。これもボディビルディングのたまものです。
あなたがどう思っているか知らないが、私は現在44才なのです』と答えたそうじゃ」
たしかに、コーニーのからだは年齢を超越している。それに、ポージングも”美事”である。

私は、エド・コーニーをあらためて見直していた。

うるさいフェリーノ

 後半は、ミスター・オリンピアにむかって、
ひたすらトレーニングに励む巨漢ルイス・フェリーノにスポットが当てられる。

彼はニューヨークの自宅で、バケツ大の器に盛った生野菜をペロリとたいらげる。

もちろん、それにみあうだけの肉も消化している。
そして、食後には種々の錠剤を飲む。

トレーニングには、父親がつきっきりでコーチする。
父親は、容赦なく激しいトレーニングをやらせてゆく。こ
こで印象的なのは、フェリーノのトレーニングは、
一動作ごとにものすごく大きな声を出してやることだ。
これがまた実にウルサイ。

日本の高級アスレティック・クラブなどで、こんな声を出してやっていたら
「お引きとり願います」といわれそうなほど、
1回1回自分をサイク・アップしながらトレーニングしてゆく。

バーベル・プレスを行なうときは,
ハーフ・レインジでやり、1セット終えるとガチャンと床にバーベルを落して、
大きく肩で息をする。
すぐに父親の号令でバーベルを握らされる
ーこうしてハードなトレーニングを続けてゆくのである。

大男・カッツの涙

 いよいよ1975年ミスター・ユニバースと、
オリンピアのコンテストは開始される。
まず、ミスター・ユニバースが行なわれる。
予想通りケン・ウォーラーマイク・カッツ、ビル・グラント、
ロジャー・ウォーカーらが、最後まで激しくタイトルを争うことになった。
その結果、ミスター・ユニバースの栄冠はケン・ウォーラーの頭上に輝き、
ロジャー・ウォーカー第2位、ビル・グラント第3位となり、
単に筋肉の大きさということでは、ケタはずれに目立っていたマイク・カッツは第4位であった。
カッツはインタビューに答えて
「やるだけやったのだから...」と語りながらも、さびしそうである。

そしてコンテストの表彰式を観たいからとインタビューを切り上げて、
舞台の横にくる。
その時の、うつむいて涙をふいている後ろ姿をカメラは執拗に追う。

その薄くなった頭部が、コンテストに全てを賭けて敗れ去った一人の男の悲哀を、
いつまでも見せていた。
映画”バンピング・アイアン”に出演したスターたち。左からロビンソン、グラント、コーニー

映画”バンピング・アイアン”に出演したスターたち。左からロビンソン、グラント、コーニー

ヌブレの腹筋コントロール

 ミスター・オリンピア・コンテストには、
世界のトップビルダーがズラリと勢ぞろいする。

クラスⅡではフランコ・コロンブ、エド・コーニー、アルバート・ベックルス、
フランク・ゼーンらの強豪が激突する。

そんな中でも、コロンブの迫力あるエネルギッシュな筋肉は、
一人抜きんでている。
その結果、コロンブはクラスⅡで優勝する。
第2位エド・コーニー。そしてベックルス、ゼーンと続く。

 次が注目のクラスⅠである。
世界のマッスル・ジャイアント、アーノルド・シュワルツェネガー、
ルイス・フェリーノ、そして抜群の切れとプロポーションを誇る
サージ・ヌブレの三者の争いである。

 控室では、厳しい父親に見守られたフェリーノが、例によって大声を出しながら
プル・アップをやっている。
そのかたわらでシュワルツェネガーが、笑いながらプッシュ・アップをして、
フェリーノを見上げて言う。

「せいぜい頑張りたまえ」
本番前であっても、シュワルツェネガーの自信は決して崩れない。

 そんな2人のやりとりには目もくれず、ヌブレは一人黙々とバンプ・アップに余念がない。
ややカーフと広背のバルクに難点があるも、僧帽筋の逞しさ、胸のカット、とくに腹の切れは抜群である。
それに、実にキレイだ。

 いよいよ3人が舞台に登場する。
2人のジャイアントにはさまれたヌブレは、どうしても小さくみえてしまう。
とくにフェリーノは大きい。
そんなフェリーノを南海先生は、
「惜しいかな、肩が弱い。彼はミスター・オリンピアとして完成するには
まだ2年以上はかかるじやろう」と評していた。

 シュワルツェネガーは現在引退してしまったが、もし彼が現行のままでいるとしたら、
フェリーノはシュワルツェネガーを永久に破れないのでは…という気がする。

それくらい2人が並んだのをみると、
シュワルツェネガーの筋肉の質のよさを感じざるをえない。

 ヌブレは腹直筋を内側に動かすマッスル・コントロールをみせる。
深いミゾを持つヌブレの腹。やはりこれがフェリーノを上回る大きな要素となったのであろう。

結果はシュワルツェネガー1位、ヌブレ2位、そしてフェリーノは3位であった。
最後はクラスⅡの勝者コロンブとシュワルツェネガーの総合優勝あらそいである。
結果は言うまでもなかろう。

 こうしてシュワルツェネガーは、ミスター・オリンピア6連勝という不滅の金字塔をうち建てた。

優勝後、マイクを通じて観客にむかい、
「私はボディビルディングをやっていることに誇りをもっている」
といって彼は言葉をきる。
いいシーンだ。

こうしてパンピング・アイアンは幕となる。
「面白い映画じゃった。何とかこれを、日本のビルダー諸君に見せたいものじゃ。
これを観て発奮するもの、あらためてボディビルディングの深さを理解するものもいるじゃろう。
ワシもいい勉強をしたワイ」

 このように南海先生は言っていた。
館内には意外にアベック連れも多くみられる
。観客もわりと多かった。
日本でも、こういった映画がロードショーされて、女性客で満パイになる、
といった日がいずれやってくるかもしれない。
その日が来るのが、楽しみである。
月刊ボディビルディング1977年10月号

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