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1992年コンテストシーンを振り返る FLASH BACK in JAPAN

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月刊ボディビルディング1993年2月号
掲載日:2020.02.19
文責/本誌編集部
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年が明け、1993年になりました。皆さん各々次なる目標に向って、気持ちも新たにスタートを切っていることでしょう。しかし、ちょっと待って。先に進む前に、92年のコンテストシーンを振り返ってみませんか。新しい発見があるかもしれませんよ。ここでは、選抜、ジャパン・オープン、ミスター&ミス日本、全日本ジュニア&マスターズの4大大会にプラスして、9月に東京・中野で開催されたアジア大会を取り上げてみました。3人の本誌編集部員による言いたい放題。はてさて何が飛び出すことか・・・・・・。

世界・アジア日本代表選抜選手権大会

7月26日/大分県・別府市
デフィニションの鬼と化した荒川。しかし、下半身の甘さが気になる

デフィニションの鬼と化した荒川。しかし、下半身の甘さが気になる

小沼VS高西、この戦いの再現がMR日本でも見れると思ったが

小沼VS高西、この戦いの再現がMR日本でも見れると思ったが

記事画像4
荒川(右)と山本。山本は調整が間に合わなかった

荒川(右)と山本。山本は調整が間に合わなかった

選抜を制した松本に、今年にかける意気込みが感じられた

選抜を制した松本に、今年にかける意気込みが感じられた

冷や汗ものの小沼さん

グー:今年の選抜大会は、九州で開催されるとあって選手が集まるか心配されたよね。

チョキ:でも予想に反して、男子は例年どおり、女子は例年以上の選手を集めたね。これはアジア大会が日本で開催されるから、その出場権を得るために選抜に出たのだと思う。

パー:そう、それはいえるね。今年は選抜始まって以来初めて女子が2階級で行われたし、以前は数名の人だけがアジア、ユニバースの出場権を得るために出場していた。後の人は人数揃えといった感じ。それが今年はほとんどの人がミズ・アジアに出場したいがために参戦していた訳でしょう。だから、自然と大会が緊張感をおびていたし、見応えのあるものになったよね。それは女子のバンタム級で特に言えた。

グー:その女子のバンタム級だけど、私は荒川選手に驚かされたね。実は前日の夜、ホテルの喫茶店で荒川選手を見かけたんだけど、その時は「久しぶりに大会に出場してくるんだ」くらいにしか思っていなかった。それが大会当日に見た彼女は、パリパリのキレキレ今までのイメージとはまるで違っていたので凄いインパクトだった。

チョキ:確かに荒川選手の胸のキレは恐しいくらいだったね。女子であれだけのストリエーションを見せる選手は他にそうはいないと思う。肩や背中のキレもよかった。でも一つ気になったのは、上体があれだけキレていたのに下半身が別人のようにキレていないんだよね。特に大臀筋からハムストリングスにかけては・・・。

パー:それは日本の女子ボディビル界全体的に言えるんじゃないかな。現在の日本で大臀筋にまでカットを浮び上がらせている選手なんて思い浮かばないよ。

グー:女子のミドル級はどう思った?

チョキ:松本選手が調子を出してきたなって感じたね。去年は社会人大会1本で全日本は出場しなかったし、その前は1, 2年コンテストシーンから姿を消していた。今年はミズアジア、全日本に対してかなりの意気込みがみられたと思う。

チョキ:それともう一人、木村孝子選手は凄かった。体自体もそうだけど、彼女の、アジア大会に対する執念みたいなものに感動した。ケガで一年近くもまともな練習ができていないのだから、本当なら出場する気にならないもの。

グー:男子の方では、やはり小沼選手と高西選手のバトルにつきるよね。

チョキ:元々高西選手は、バルクでは小沼さんと対等のものがあるから、後は仕上がり次第だった。それが一昨年あたりから絞り込めるようになったでしょう。だから今回は小沼さんと階級が同じということで、前々からおもしろくなるとは思っていたよね。

グー:小沼選手の仕上がりについてはどう思った。

パー:本来の小沼選手の出来からいえば、確かに甘かったよね。80%位だと思う。でも、総合的に見るとやっぱり小沼選手の方が上のように思える。

チョキ:高西選手は肌の色が悪いと思う。いつも、あまり黒く焼き込まないでプロタンみたいな染料を塗ってくるでしょう。だから今一つ厳しさに欠けてみえてしまうんだよね。小沼さんはいつも真黒に焼いているから、さらに損をしてみえると思う。

日本ジュニア&マスターズ選手権大会

8月23日/東京・江戸川区
まさに朝生の独壇場に終ったマスターズ。来年はもっとレベルが上がりそうだ

まさに朝生の独壇場に終ったマスターズ。来年はもっとレベルが上がりそうだ

マスターズ女子を制したのは福田たまみ

マスターズ女子を制したのは福田たまみ

ジュニア優勝の鉄尾浩樹は、今後が楽しみ

ジュニア優勝の鉄尾浩樹は、今後が楽しみ

左より井上、小川、鉄尾。若い力が芽生えつつある

左より井上、小川、鉄尾。若い力が芽生えつつある

グー:今回は、小沼選手自身やられたと思っていたらしく、大会後非常にジャッジのことを気にしていたよね。この時点では、この年のMR日本が非常に楽しみだったんだけど・・・。

レベルが上がりつつあるジュニア

グー:今年は早々と全日本マスターズに朝生さんが出場を表明していたから、優勝の行く方のという面白さには欠けていたね。

チョキ:逆に、朝生さんが早くから出場することがわかっていたのだから、誰か対抗すべき選手が出場してきて欲しかった。朝生さんは全日本でも常に2位に入っているので、ちょっとやそっとの事では勝てないと思うけど。それでも他の全日本クラスのマスターズの選手が完璧に仕上げてきたら、つけ入る隙はいくらでもあると思うよ。

グー:そういった意味で、今年の始め頃山田新五郎さんがマスターズに出場してくるんじゃないかって噂があったので、朝生さんとの戦いを期待してたんだけどね。

パー:でも、朝生さんがマスターズの大会に出ることにより、皆がマスターズを注目しだしたのは事実だと思う。来年からはもっとおもしろくなるんじゃないかな。

グー:他に誰か目についた選手はいた。

チョキ:私は4位に入った石津さんが目にっいたね。全体的によく絞れていて、特に大腿四頭筋に走るストリエーションが圧巻だった。東京のマスターズを制しての勢いで登坂さんに勝ったというのも注目に値するのでは。

グー:全日本ジュニアの方では昨年の覇者小川選手が破れるという破乱があったよね。

チョキ:3位と発表された瞬間は本人はびっくりしていた様子だったが、あれ位甘ければしょうがないと思うよ。まだ3kgはゆうに絞れそうだった。

パー:でも、今年のジュニアの世界・アジア大会の選考会は、関東大会と一緒に行なわれたんでしょ。だから、その後に行なわれたこの大会はちょっと気も抜けてたのだと思うけど・・・。

グー:小川選手はジュニアにしてはバルクに富んでいるし、バランス・プローポーションもズバ抜けて良い。その反面、絞り切れないという短所があるんだよね。今回は調整不足だったので、大きさもさほど感じられなかったし、ただバランスが良いだけの選手に見えてしまったんだよね。あと1、2㎏絞れていれば印象はかなり違ったと思うよ。

パー:今年のジュニアは、脚の太い選手が多かったと思うんだけど。

チョキ:優勝した鉄尾選手も結構脚が太くて形も良かった。このま未上体に広がりがついてくれば、将来良い選手に育つんじゃないかな。2位の井上選手も仲々良い大腿部をもつているし、舞台度胸も満点だったね。

グー:全体的に見て、第一回大会と比べると選手の粒が揃ってきたと思うし、小川選手の出現でレベルもグーンと上がった。このままジュニアの大会が活気づけば、ボディビル界の底辺の拡大にもつながるし、将来的にも明るいよね。

チョキ:それに対し女子のマスターズは、ちょっと淋し過ぎたよね。仮にも全日本という名がついているのだから、少なくとも2桁の選手は集めてほしいよ。

パー:全体的に女子のボディビル人口が減ってきているという事実があるけど、マスターズ女子の世界大会もあるのだから、もっと貪欲に出場してもらいたいね。

ジャパン・オープン選手権大会

9月6日/千葉県・千葉市
勝つべくして勝った新井弘道

勝つべくして勝った新井弘道

今後の動向から目が離せない水島

今後の動向から目が離せない水島

谷野のカットには観客もぶっとんだ

谷野のカットには観客もぶっとんだ

ミズの部を制したのは後藤多賀子だった

ミズの部を制したのは後藤多賀子だった

彗星のごとく現れた清結花

彗星のごとく現れた清結花

第2世代の活躍

グー:ジャパン・オープンはMRアジアと重なったため、少々役者は揃わなかったと思うんだけど。

チョキ:その代わり、と言っては何だけど、第2世代の活躍により大会は盛り上がったよね。特に水島選手と谷野選手は今後大いに期待が持てる。

パー:水島選手にしろ谷野選手にしろ、臀部からハムストリングスにかけてのカットが、並大抵のものじゃないでしょう。全日本クラスでも、あれだけのカットをみせるのは小沼選手位だと思う。

グー:はっきり言って3年前のクラス別東京で谷野選手が2位に入った時はここまで伸びるとは思わなかった。でも、あの狂ったようにすさまじいトレーニングを見てしまうと、当然のような気もする。

チョキ:私は水島選手のステージでのあのふてぶてしさが好きだな。相手をぶっつぶしてやる、てな感じの挑発的な態度、あれはやろうと思ってできるもんじゃないよ。生まれついての素質だね。

パー:でも外見からうけるワイルドな感じと違って、内面はきっと繊細でやさしいと思うけど・・・。

グー:いずれにしても、今後この2人からは目が離せないね。さて、大会自体についてはどう思った。

チョキ:優勝はもうプログラムを見た時から新井さんに決ったようなものだよ。実際にステージに上った新井さんを見て、9割近くは仕上がっていたので、もう確実だと思ったね。水島選手や谷野選手でも、新井さんとの格の違いというのははっきりしてたんじゃない。

グー:他に目についた選手はいた。

パー:全身に厳しいストリエーションを走らせていた静岡の山田選手は、結構インパクトが強かった。

パー:東京の佐々木選手は、今年初っぱなのクラス別から出場しているから、やや元気がなかったと思う。

グー:女子の方では2位になった清さんにつきるかな。

チョキ:そうだね、始めは一番端にいたからそれ程目立たなかったけど、比較に呼びだされると、非常にバランスよく筋肉が発達していて、おまけにカットも素晴らしい。これ程の選手が今迄どこに隠れていたのかとビックリしに。

パー:私としては、新顔の選手をよくあそこまで評価してくれたと思う。よく新人の人は体がよくてもネームバリューがないので、必要以上に低い評価がなされるケースがあるが全国レベルの大会で2位となり、彼女にとっては良いデビューではなかったかな。

グー:後藤さんは、パリパリといった仕上がりじゃなかったけど、まぁ優勝は納得がいく。

チョキ:ジャパン・オープンを制したことで、後藤さんは日本のトップの仲間入りをしたと言えるが、まだ実力的には安定してないと思う。ここで気を抜くと、青さん等の新人選手にくわれてしまうね。今回は勝ちにきているという意志が感じられるけど、MS日本等では上に行こうという意欲が、あまり感じられないんだよね。

グー:そういった感情の変化は、コンディションに現れるからね。後藤さんは性格が非常におとなしい人だから、個人的には好きなんだけど、もっと闘志を前面にだしてほしい。

MSアジア・アジアオープン選手権

9月23日/東京・中野サンプラザ
スゴ過ぎたジョジョ・シンクレア

スゴ過ぎたジョジョ・シンクレア

目を疑うほどのバルクアップをしていたザン・ピン

目を疑うほどのバルクアップをしていたザン・ピン

将来性ナンバーワンのザン・ハイオン

将来性ナンバーワンのザン・ハイオン

優勝して3500ドルを手にしたのはアズマンだった

優勝して3500ドルを手にしたのはアズマンだった

日本の小沼も大健闘。賞金2000ドル

日本の小沼も大健闘。賞金2000ドル

議論をよんだプレムチャンドの順位

議論をよんだプレムチャンドの順位

気合の小沼さん3位に入る

グー:アジアは、階級が多いので手短かに話してほしいんだけど、ミズのバンタム級のジョジョ、ライト級のザンと比べるとまだまだ日本選手はバルク・完成度でもの足りなく思えるが・・・。

チョキ:荒川選手は選抜大会ではすごいキレだと思ったが、このアジア大会ではそれ程目立たなかった。ジョジョは大きさがある上にカットもバッチリだった。やはり日本選手はもっともっとバルクをつけるべきだね。

パー:それとフリーポージングの巧さも、見のがせないんじゃないかな。まあ、お国柄の違いもあるが、表現力の豊かさはもっと研究する余地があると思う。

グー:私は89年の鳥取で行なわれたアジア大会でザン・ピンを見ているが、その時は服を着ている彼女を見て中国の役員だと思ってた。それ位小粒だった彼女が、いきなり2回り以上も大きくなっていたので、ビックリしたよ。

チョキ:ザンだけでなく、今回出場していた中国の選手は、皆将来的に有望じゃないかな。特にヘビー級のザン・ ハイオンなんてスタイルがいい上に骨格が非常に大きいから、このまま筋肉がついていけば、アジアを制することは簡単だと思うよ。ポージングも研究しているしね。

パー:おまけに顔もいいよ。


グー:優勝した2人の日本人選手についてはどう思った。

チョキ:まぁ、あのメンバーを見て勝って当然といったところ。高橋さんに関しては去年も勝っていたので心配はなかったが、木村さんはよくあそこまで仕上げた、とほめてあげたい。本来の彼女の実力ならば、アジアなんかで勝って喜んでいたらいけないのだろうけど・・・。

グー:アジア・プロ―アマの方では、順位についてかなり論議がでたけど。

チョキ:特にプレムチャンドの順位については、かなり審査も割れたらしいよ。バルクでみれば、やはりチャンドが一番だけれど、仕上がりが甘すぎたからね。

パー:それにも増して、今回の彼からはやる気が感じられなかったね。仮にもプロなんだから、もっと観客をわかすように努力しても良かったんじゃないの。

グー:やはりボディビルは見せるスポーツなんだから、選手がやる気があるのかないのかは観客にはわかってしまうよ。たとえ仕上がりが悪くても、一生懸命ポージングをとっていればその人のやる気が迫力となって伝ってくると思う。

チョキ:そういった点で小沼さんのこの大会にかける意気込みは凄かったと思うよ。ほぼパーフェクトに仕上げた上に、ポージングの一つ一つに気合が入っていたしね。

パー:それとこの大会での小沼さんは、非常に生き生きとしていたと思う。全日本ではすでにトップの立場なので、こういっては語弊があるかもしれないが、守りの戦いに見える。それが、こういったトップを狙って戦う大会だと、自分の全てが出せる。久しぶりに挑戦的な小沼さんを見させてもらったよ。

グー:優勝したアズマンはリラックスの時とフレックスさせた時の迫力が全然違うんだよね。筋肉に伸びがあるというのか、力を入れた時に筋肉の収縮度が強く、想像以上の迫力を生むんだ。去年のユニバースで2位に入ってるのだから、実力は本物だと思う。

MR・MS日本選手権

10月11日/大阪・サンケイホール
注目度及び期待度No1の吉田真人

注目度及び期待度No1の吉田真人

絞ったら本当に凄かった末永和政

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大河原は2〜3年後を目指している

大河原は2〜3年後を目指している

第9代ミズ日本・松本俊子

第9代ミズ日本・松本俊子

松野三重子は少々評判が低いと思われた

松野三重子は少々評判が低いと思われた

神田は今回気合を入れての2位奪取

神田は今回気合を入れての2位奪取

小沼V7、松本初優勝

グー:今年も小沼選手は強かった。

パー:上位3名は去年と同じ顔ぶれだったね。

チョキ:小沼選手は選抜で少々冷汗をかいて全日本では気合を入れ直して来たのかな?

グー:やはり今年も小沼選手の仕上りを超える選手はいなかったという事だね。

パー:朝生選手は4年連続で2位という事になるね。高西選手も期待してたけど・・・・・・。

グー:両選手共、来年あたり、何かやってくれるんじゃないかな? では、他に注目された選手は?

チョキ:やっぱり注目度No1は吉田選手でしょう。一発狙って来たって言う感じ。

パー:我々に与えたインパクトという点では、昨年の山田新五郎選手に匹敵するよね。

グー:本当にスケールが大きくなった。こう言う選手がいると、ボディビルが面白くなるね。次の出場が楽しみだ。

パー:あと9位に入った末永さんも厳しく仕上げて来た。以前から筋量には高い評価があった人だけどね。

チョキ:大きな壁を超えたという感じだね。

グー:あとの上位の選手については?

パー:廣田さんは今年も気合が入ってた。

チョキ:すっかり仕上りも安定したね。日本のトップクラスの貫禄が出て来た。

グー:大河原選手はもう2〜3年先を見据えての出場という感じ。確実に大きくなって来ている。岡本選手は、88年頃の元気がない。もう一頑張りして欲しいね。中村選手は、7位と過去最高の順位だった。

パー:元々バランスの良い人だから、きちんと仕上げて来ると強いよね。

グー:あとは有賀選手や谷野選手、吉田選手も入るけど、若い選手の台頭と、菊池選手や惜しくも12位には入らなかったけれど、粟井選手や松原選手等、ベテランの復活も印象的な大会だった。

グー:今年のミスは混戦だったね。

チョキ:今年は正直言って本命がいなかったから、誰にでもチャンスがあった。

パー:結局、松本選手が勝ったわけだけど終って見ると勝つべくして勝ったという感じかな。

チョキ:松本選手は、アジア大会の3位が、大きな発奮材料になったらしいからね。

グー:神田選手の仕上りには目を見張った。

チョキ:腹筋良かったねぇ。1コが大きいし。

パー:橿棒選手も良い仕上りだった。彼女には勢いがあったし。それに比べて、松野選手の4位は、大阪のファンは残念そうだった。

グー:松野選手の腕は凄いよね。仕上りも良かったし。来年に期待したい。

チョキ:それを言うなら、朝生選手のサイドチェストも凄いよ。ちょっと甘かったけど。

パー:清さんは初出場の5位。これも凄い事だよ。今年は大活躍の一年だった。

グー:山本選手は、今年も厳しく絞って来たけど、残念ながらあまりバルクアップしていなかった。順位は下ってしまったけど、また次回、仕切り直しかな。

チョキ:後藤選手はちょっと白いかな。あと審査員により、順位にバラツキがあるのが損。

グー:それは白岩選手にも言える。実際筋量は凄いが、仕上りは甘かった。本領発揮の時が楽しみだね。

パー:ベストポーザーの樋爪選手は、非常に目立っていた。富浦、恵良の両選手は仕上りが良かったね。あと12位以下では、岡本選手の仕上りの良さが印象に残っているな。
月刊ボディビルディング1993年2月号

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