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ウエイ卜卜レーニングと休養

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掲載日:2017.03.22
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ポイント2-20.
効率的にトレーニング効果を上げるためにはトレーニング、休養、栄養の3要素を良い状態にすることが重要

図2-11. トレーニング効果を上げるための主要3要素(3つの要素のすべてが良い状態になっていることが望ましい)

図2-11. トレーニング効果を上げるための主要3要素(3つの要素のすべてが良い状態になっていることが望ましい)

トレーニングにおいて、最短で最高の効果を上げるためには、トレーニング、休養、栄養の3つの要素を良い状態に改善し、これを維持し続けることが重要です。どんなにすばらしいトレーニングプログラムを作成し、全力でこれに取り組んだとしても、休養面や栄養面が不十分であった場合には、期待した効果を得ることができません。

ポイント2-21.
超回復を考慮したトレーニングが重要

ウエイトトレーニングを行うと、一時的に披露して重い重量が上げられなくなったり、筋肉痛や筋肉の張りが起こったりしますが、数日間の休養をとることによって、徐々に疲労や筋肉痛が回復して元のコンディションに戻り、場合によっては前回よりも重い重量が持ち上げられたり、同じ重量でも多くの反復回数を行えるようになったりすることがあります。

このような現象を、「超回復」と呼んでおり、体力トレーニングの効果はこの現象によってもたらされると考えられています(図2-12)。
図2-12. トレーニングの実施に伴う体調(コンディション)の変化

図2-12. トレーニングの実施に伴う体調(コンディション)の変化

超回復現象は、人間の適応能力によるものです。トレーニングという刺激が身体に加わると、このような刺激が次に同じように加わっても身体が危機的なダメージを被らないように、打ち勝つための準備をしようとする働きが生じます。

トレーニングの効果は、トレーニング中に得られるのではなく、トレーニング後の休養中の回復期間に得られることを理解しておくことが大切です。

ポイント2-22.
超回復が起こったときにタイミングよく次のトレーニングを行うことにより、理想的なトレーニング効果が得られる

トレーニング後に適切な休養をとり、超回復が起こってからタイミングよく次のトレーニングを行うと、前回よりも良いコンディションで質の高いトレーニングを行うことが可能となり、理想的なトレーニング効果を得ることができます(図2-13のb)
図2-13 休養期間とトレーニング効果の模式図

図2-13 休養期間とトレーニング効果の模式図

a: 休養期間が長すぎる例
b: 適正な休養により理想的なトレーニング効果が得られる例
c: 休養期間が短すぎる例

ポイント2-23.
超回復が起こらないうちに次のトレーニングを行うと、オーバートレーニングを招く

トレーニング後の休養が短く、超回復が起こる前に次のトレーニングを行ってしまうと、せっかくトレーニングを一生懸命行っているのにトレーニング効果がマイナスになり、オーバーワークを招く場合があります(図2-13のc)
  • 競技スポーツのためのウエイトトレーニング2001年6月30日初版発行
    著者:有賀誠司
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社

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