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高頻度トレーニングの実践とそのサイクル

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掲載日:2017.09.15
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高頻度トレーニングの実践

高頻度トレー二ングに適応できた場合、人によってはトレー二ングを行うたびにセッ卜ベストを更新するような状態になり、3ヶ月程度の短い期間で10kgや20kgといった大幅な記録の伸びが見られることもあります。

しかし、こういった短期間での大幅な記録の伸びは、神経系の改善、力を引き出されたことによるものが大きく、そこから先は通常のトレー二ングと同じように地道に地力を上げていくしかありません。

導入時のトレー二ング内容を継続していき、少しずつでも記録が伸びていればいいのですが、全く伸びていない場合や調子が落ちてきた場合は、通常のトレー二ングと同じように現在行っているトレー二ングをいったん終了し、トレー二ング内容の変更、そしてやり直しを行い、改めてトレー二ングを再開することになります。

ここでは、高頻度卜レ一二ングで現在行っている卜レ一二ングを終了するタイミングとやり直しの方法、新しい卜レ一二ングを取り入れる際のヒントとして、高頻度トレー二ングの基本パターンとその卜レ二ング方法を紹介したいと思います。
トレーニングサイクル

■現在行っているトレー二ングを終了するタイミング

高頻度トレー二ングでも通常の卜レー二ングと同様に、あらかじめそのトレー二ングを行う期間を決めるようなことはほとんどありません。

ある決まった状態・状況になるタイミングが来るまで、現在行っているトレー二ングを続けることになります。
(児玉選手の考えるK's式では)そのタイミングが来たら現在行っているトレー二ングをいったん終了し、次のサイクルに移ることになります。

現在行っているトレー二ングを終了するタイミングは通常のトレー二ングと同様で、以下の3つになります。
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(表1)①②③の状態・状況にある場合、通常のトレー二ングと同様に、現在行っている卜レー二ングを継続するか、トレー二ング内容を変更するかを決め、その後にやり直しを行っていくことになります。
ただし、通常のトレー二ングと異なり、メイントレー二ングとサブ卜レー二ングのそれぞれを別々に①②③の状態・状況にあてはまっているかどうかをみることになります。
メイントレー二ングとサブトレー二ングの両方があてはまる場合、メイントレー二ングだけがあてはまる場合、サブ卜レ一二ングだけがあてはまる場合。以上の3つの場合があり、それぞれどのようにしてやり直しを行うか?という、やり直しの方法が異なります。
  • ベンチプレス 基礎から実践 ベンチプレスが誰よりも強くなる(VOL.1)平成23年9月1日初版1刷発行
    著者:東坂康司
    監修人:児玉大紀
    発行人:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社

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