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ホーム・ジム拝見
応接室のムードが漂うデラックス練習場

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[ 月刊ボディビルディング 1973年4月号 ]
掲載日:2017.10.09
「ホーム・ジム拝見」第1回目は、千葉県久保市の御園生一男さんのホーム・ジムを尋ねた。

自宅の庭に建てられた10坪程のスペースを有する建物の中には、バーベル、ダンベル、ベンチ、スクワット・スタンド、シット・アップ専用ベンチ、チンニング・バーなどー通りの器具のほか、応接セットやステレオなどが裾えられ、まるで応接室の中に器具を並べたようなデラックスなムードが漂う練習場だ。おまけに、これらの器具がすべて御園生さん自身の手作りだというから、もはやトレーニング場というより居室というイメージの方がはるかに強い。

御園生さんは、以前アマチュアの競輪選手だったが、鉄のように強い肉体にあこがれ、2年前からボディビルを開始、自宅の庭でトレーニングに励んでいたが、1人では練習に身が入らないという理由で、半年ほどしてからジョイパックBBCに通い始めた。

しかし、溶接工という職業柄毎日ジムに通うこともできず、また雨が降ると露天練習場は使用不能となるため、昨年6月に現在のジムを設立。ジム完成後は、ジョイパックBBCに月・水・金の3日間、残り4日をホーム・ジムでトレーニングするというハード・スケジュールをこなしている。

現在の目標は今年のミスター千葉で優勝することだそうだが、これほどの完壁なホーム・ジムでトレーニングできるということは、他の選手に比較して絶対の強味といえよう。
千葉県御宿にある「月の沙漠記念像」の前でポーズをとる御園生さん。

千葉県御宿にある「月の沙漠記念像」の前でポーズをとる御園生さん。

丹精こめて作ったすばらしいジムで、ステレオから流れるクラシック音楽をバックに汗を流す優雅なひととき。

丹精こめて作ったすばらしいジムで、ステレオから流れるクラシック音楽をバックに汗を流す優雅なひととき。

[ 月刊ボディビルディング 1973年4月号 ]

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