フィジーク・オンライン
Weekly Monthly Shopping

試合で失敗しないための心得:②

この記事をシェアする

0
掲載日:2021.07.27
記事画像1
普段の練習と公式の試合とでは様々な事が違ってきます。下記にその違いを解説して行きます。

体重が違う

試合は階級制なので、自分の普段の体重と近い階級に多くの人は参加します。そして大抵の場合、少し減量した状態で収まる階級にエントリーすることが多いでしょう。
例えば普段の体重が68~9kg位だった場合、66kg級にエントリーという感じに。特に女子選手はほぼ減量してエントリーする場合が多いです。

体重が減れば当然扱える重量も減ります。これは揺るぎの無い事実です。筋力にほぼ影響の無い減量はせいぜい3%以下位でしょう。66kg級にエントリーする場合は67.98kgが上限の3%です。これ以上体重が減ると確実に筋力に影響を及ぼしていきます。本当はギリギリの66kgで検量パスできればいいのですが、試合の検量でオーバーするわけにはいかないので大抵の人は少し神経質になってしまい、結果検量体重が65.5kg位になったりします。そうなると3%以上の減量になってしまうので筋力が落ちてしまうのです。

ですから普段の体重と違う状態になった時に扱える重量が下がるという事を頭に入れておいた方が良いでしょう。

使う器具が違う

試合で使用される器具はパワーリフティング公式器具なので、普段からその器具があるパワーリフティングジムなどで練習している場合はさほど問題ないのですが、各種フィットネスジムで普段トレーニングしている人にとっては器具の違いで感覚が大きく変わってしまう場合があります。

スクワットはさほど影響ないのですが、最も影響を受けるのがベンチプレスです。デッドリフトの時も普段と違うシャフトを使う事になるのでこちらも少なからず影響を受けます。これらの器具の違いで記録が落ちてしまう場合がある事も覚えておいてください。

判定基準が違う

個人でトレーニングを行っている場合、試技の判定基準が大きく違う場合があります。自分では良いと思っていても実際の公式の判定だと失敗という具合に。また、動画などを撮影していたとしてもその動画で見る判定基準と実際の審判目線では違う場合もあるので注意が必要です。

一番注意が必要なのはスクワットの深さ判定基準でしょう。例えば普段鏡を見ながらスクワットをしている人の場合、鏡の中に映っている深さを基準にするとやや上からの目線となるため実際は判定基準の深さまで降りていなくても降りて見える傾向にあります。後はベンチプレスの止めの基準やデッドリフトでの最後のフィニッシュ姿勢の基準が自分の感覚だと大きくずれている場合があるので注意が必要です。

特にスクワットの場合、普段のしゃがみの深さが成功にならないと思った時に試合当日いきなり深くしゃがんでも、いつも扱っている重量を全く扱えなくなる場合もありますので気を付けて下さい。

目の前の風景が違う

これはどういう事かというと、普段多くの人はスクワットの時に鏡を見ながら行っていると思います。でも試合では目の前に鏡は無いです。実はこれだけでかなりスクワットの感覚が変わってしまいます。

普段鏡を見てスクワットを行っている人はしゃがみの深さやバランスを目で見て行っている傾向にあります。しかし、鏡が無い状態で行う場合それらを自分の身体の感覚で行わなければならないのです。この感覚の違いでしゃがむ深さがいつもと変わってしまったり、バランスがとり難かったりします。

その為には試合の最低でも一ヶ月くらい前からは鏡を見ない方向でスクワットを行う必要があります。大抵のスクワットラックは鏡向きと鏡無しのどちらの方向でも出来る設定があると思うので試合の前は是非鏡無しで行って下さい。

時間の長さが違う

時間の長さというのは普段で言えばトレーニングの時間、試合の時だと始まってから終わるまでの時間です。普段のトレーニングは多くの場合、一度に三種目を行う事はせずにある程度分割して行っていると思います。また、トレーニング時間もかなり長く行う人もいますが、試合の時間と比べるとそこまで長く行わないと思います。

試合は最初のスクワットのウォーミングアップからデッドリフトの第三試技まで早くても4時間、長いと6時間位かかります。ですので、普段のトレーニングよりもかなりスタミナを使います。試合の時は緊張や集中であまりお腹が減るという事が無い場合が多いですが、試合の間にこまめに栄養補給していないとデッドリフトの時にかなりの確率でガス欠になります。

検量後には当然エネルギーを補給しますが、スクワットとベンチプレスの間、ベンチプレスとデッドリフトの間にもお腹にもたれない程度に常にエネルギー補給をしておくと最後までスタミナ切れを起こさずにエネルギッシュに試技が出来ます。

以上の様な項目が重なってくるので厳しい現実ですが、普段練習で挙がっている重量がそのまま試合でも成功する確率はかなり低いと思って下さい。

次回は上記を踏まえて試合ではどのような試技の重量設定をしたら良いのかを解説して行きたいと思います。

ノーリミッツネットショップ2021サマーセール開催中

ノーリミッツネットショップでは2021サマーセールを実施しております。
期間は7/1(木)0:00~8/31(火)23:59まで。
割引率は10%~最大50%まで商品ごとに設定されております。
大変お得なセールなので是非この機会にお求めいただけたら嬉しいです。

♪ セールで使える500円割引クーポンID ♪
サマーセールで使えるお得な500円割引クーポンIDをプレゼントいたします。
IDは「nlsummer
※お買上げ合計金額3,000円以上から使用できます。
新商品の究極のパワーリフティングバイブルもセール対象で10%オフとなっております。
記事画像2
人気の究極シリーズも35%オフとなっております。
記事画像3
期間は8/31(火)23:59までです。是非この機会に!!

お求めはノーリミッツネットショップで!!
https://nolimitsgym.base.ec/

  • 三土手 大介
    No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
    一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
    1972年8月26日生まれ
    神奈川県横浜市出身
    120kg超級
    4スタンスタイプ「A2」

    <打ち破ってきた限界の数々>
    スクワットで日本人初の400Kgオーバー
    ベンチプレス日本人初の300Kgオーバー
    トータル日本人初の1トンオーバー
    4つの世界タイトル獲得(世界パワーリフティング・世界ベンチプレス・ワールドゲームズ・アーノルドスポーツフェスティバルPRO BENCH)
    全日本パワーリフティング選手権 優勝20回
    全日本ベンチプレス選手権 優勝18回

    <ベスト記録>
    スクワット435kg
    ベンチプレス360kg
    デッドリフト320kg
    トータル1060kg
    ベンチプレス125kg級世界記録322.5kg
    ベンチプレス125kg超級世界記録360kg
    (IPF旧階級絶対重量世界最高記録)
    スクワット、ベンチプレス、トータル
    旧125kg級、旧125kg超級、120超級日本記録保持者