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レッシュ理論とは(2)/三土手 大介

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掲載日:2016.02.09


フィジークオンラインをご覧の皆さんこんにちは、三土手大介です。
前回のコラムで本当に使える身体を作るには自分自身の身体のことを正しく理解しなければならず、そのためには覚えて頂きたい大切なポイントがいくつかありますと言いました。

一つ目は「ヒトの身体の動かし方は4種類ある」ということです。

あらゆる動作を行う時に、皆さんは人と全て同じ動きをしているでしょうか?例えば、ベンチプレスのフォームひとつにしても様々なフォームがあると思います。それらの違いはどこから来るのでしょうか?骨格の違いでしょうか?柔軟性の違いでしょうか?

様々な違う要素があると思いますが、一言確実に言えるのは、身体の動かし方は一つではないということです。人には様々な動きのタイプがあるのです。

皆さんが何かフォームを取得しようと思った時に、どのような形で練習しますか?たいていの場合は、雑誌や映像などのフォームを見て真似たり、強い選手のフォームを真似たりしてフォーム作りに入ることと思います。

真似から入るのは決して悪いことではないのですが、そのフォームが自分にとってあっていない動きだったらどうでしょうか?一生懸命練習すればするほど体は痛くなり、フォームが訳が分からなくなってきます。人にはそれぞれ得意な動きと不得意な動きがあるので、そのことをしっかりと理解しておかなければなりません。

よく弱点克服ということで、自分の苦手な動きを一生懸命練習している人がいますが、苦手な動きを一生懸命練習すればするほどどんどん体の連動性は失われていきます。自分が自然にできる得意な動きを一生懸命練習していきましょう。



正しいフォームは大きく分けて4つ存在します。自分に適したフォームで行うことによって身体に無理なく自然なフォームで出来るのです。

教科書的なフォームから外れると、個性とか癖という言葉で簡単に済ませていますが、なぜできないのか?できるのか?にはすべて理由があります。

このテキストを読めば、なぜ自分が言われた通りにできなかったのか?また、なぜ自分はできたのか?という事がどんどんわかってきます。



二つ目は「身体の関節と軸を意識する」ということです。

ヒトがヒトである以上、誰にでも共通している身体の特性というものがあります。ヒトが2本足で大地に立ち行動するうえで根本となる身体の取扱説明書と思ってください。

ヒトには動くときにカギとなる関節が存在しています。どんな動作を行うときでもその関節を基点にして動きます。

身体の上の方からその基点を指していくと、1番目は首の付け根、2番目はみぞおち、3番目は股関節、4番目は膝、5番目は足底・足首です。それプラス、サブの基点として、1番目のサブが肩、2番目のサブが肘、3番目のサブが手首となります。

それらの基点となるポイントを駆使して人は様々な動きをします。そして、それら5つの基点を垂直線上にしっかりと揃えることで、身体の中に「軸」が発生し、重心のコントロールがスムーズになり体の連動性が飛躍的に高まるのです。

ただし、動作の最中では5つを全てそろえるのは難しい場面も多々あります。なので、実際には3つ以上をそろえることで、軸の機能を十分に発揮できるようになっています。これを「3/5理論」と言います。

今説明した二つのポイントを体系化した理論を『レッシュ理論』といいます。レッシュ理論は「4スタンス理論」「5ポイント理論」の二つの理論から成り立っていて、それらの理論を使って正しい軸を作り、自分の身体をいかに自然に動かせるか?これを追及した理論です。



次回2月16日(火)掲載!全員に共通する「レッシュ5ポイント理論」とは?

セミナーのご案内


ノーリミッツでは定期的に、全国各地で様々なセミナーを随時開催しております。必ず皆様がレベルアップできるヒントや今後に役立つセミナーがあると思いますので是非一度参加してみて下さい。

・自分に合った自然な身体の使い方が分からない
・4スタンス理論について詳しく知りたい
・競技パフォーマンスを向上させたい
・怪我をした場合どのように復帰していくのか
・ウェイトトレーニングをすると身体に痛みが生じる など


↓詳しくはNo Limits公式サイトをご覧ください。

  • 三土手 大介(みどて だいすけ)
    No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
    一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
    1972年8月26日生まれ
    神奈川県横浜市出身
    120kg超級
    4スタンスタイプ「A2」

    <打ち破ってきた限界の数々>
    スクワットで日本人初の400Kgオーバー
    ベンチプレス日本人初の300Kgオーバー
    トータル日本人初の1トンオーバー
    4つの世界タイトル獲得(世界パワーリフティング・世界ベンチプレス・ワールドゲームズ・アーノルドスポーツフェスティバルPRO BENCH)
    全日本パワーリフティング選手権 優勝20回
    全日本ベンチプレス選手権 優勝18回

    <ベスト記録>
    スクワット435kg
    ベンチプレス360kg
    デッドリフト320kg
    トータル1060kg
    ベンチプレス125kg級世界記録322.5kg
    ベンチプレス125kg超級世界記録360kg
    (IPF旧階級絶対重量世界最高記録)
    スクワット、ベンチプレス、トータル
    旧125kg級、旧125kg超級、120超級日本記録保持者

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