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5ポイント理論とは?/三土手 大介

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掲載日:2016.02.15


フィジークオンラインをご覧の皆さんこんにちは、三土手大介です。
前回のコラムでレッシュ理論には「4スタンス理論」と「5ポイント理論」の二つの理論が軸になって成り立っているとお話ししました。今回は「5ポイント理論」の解説をします。

レッシュ5ポイント理論




皆さんは「軸」という言葉を聞いたことが一度や二度はあると思います。では、「軸」とはなんでしょうか?軸について明確に答えられる人は意外と少ないようです。でも、人は何気ない動きの中にしっかりと軸を作って動いているのです。

「軸」とは身体に存在する動作の基点となる場所を揃えた観念上の直線です。動作の基点とはつまり大きな関節のことを言います。前回も少し触れたようにその基点となるポイントが5つあるのです。

身体の上の方からその基点を指していくと、1番目は首の付け根、2番目はみぞおち、3番目は股関節、4番目は膝、5番目は足底・足首です。それプラス、サブの基点として、1番目のサブが肩、2番目のサブが肘、3番目のサブが手首となります。

これらのポイントを垂直線上に、または、直線上にそろえることによって軸が作られます。

そして、この5つのポイントのうち3つのポイントが垂直線上、または、直線上に揃うと軸が作られあらゆる動作を安定してスムーズに行うことができるようになります。「軸」について明確に答えにくいのは、実はこの軸の作り方がタイプによって異なるからなのです。それが4スタンス理論です。(4スタンス理論の詳細は次回以降で解説します。)

5つの基点となるポイントを駆使して人は様々な動きをします。そして、それら5つの基点、または過半数以上の3つの基点を垂直線上、または、直線上に揃えることで、「軸」が発生し、安定した中で身体のコントロールがスムーズになり、柔軟性や連動性が飛躍的に高まるのです。

この「5ポイント」は誰でも全員に共通する部分で、このポイントを駆使して安全に確実に動作を行うという事はタイプが違っても皆さんにとって共通の決まり事なのです。ですので、5ポイント理論の事を「全体定理」と呼んでいます。

全体定理とはタイプが違っていても全員が従わなければならない共通の規則のことを言います。この全体定理を無視すると、その後に続くそれぞれの個性の動き、つまり個体定理=4スタンス理論も自分のタイプの動きが出来にくくなってしまいます。

もっと簡単に言うと、5ポイント理論=全体定理は「目的」です。例えば「走る」「投げる」「持ち上げる」といった事。タイプが違っていても「走る」という事が大切な目的であって、「走り方」は「手段」なのです。

100m走であれば、少しでも早くゴールに向かって走ることが最大の目的であり、どのように走るかという走り方に関しては問われないのです。ただし、安全に確実にゴールまで行けるという事が絶対の条件ですが。いくら早くてもしょっちゅう肉離れを起こすようでは走り方のフォームを改善しなければなりませんから。

つまり、5ポイント理論は「目的」で4スタンス理論は「手段」なのです。目的を達成するための手段が人それぞれ違うのに、いつのまにか「○○の仕方」という手段が目的になってしまっている人が多いのも現状ではないでしょうか?

次回は4スタンス理論について述べたいと思います。



次回2月23日(火)掲載!「重心」と「体重」は異なる?「レッシュ4スタンス理論」とは?

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  • 三土手 大介(みどて だいすけ)
    No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
    一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
    1972年8月26日生まれ
    神奈川県横浜市出身
    120kg超級
    4スタンスタイプ「A2」

    <打ち破ってきた限界の数々>
    スクワットで日本人初の400Kgオーバー
    ベンチプレス日本人初の300Kgオーバー
    トータル日本人初の1トンオーバー
    4つの世界タイトル獲得(世界パワーリフティング・世界ベンチプレス・ワールドゲームズ・アーノルドスポーツフェスティバルPRO BENCH)
    全日本パワーリフティング選手権 優勝20回
    全日本ベンチプレス選手権 優勝18回

    <ベスト記録>
    スクワット435kg
    ベンチプレス360kg
    デッドリフト320kg
    トータル1060kg
    ベンチプレス125kg級世界記録322.5kg
    ベンチプレス125kg超級世界記録360kg
    (IPF旧階級絶対重量世界最高記録)
    スクワット、ベンチプレス、トータル
    旧125kg級、旧125kg超級、120超級日本記録保持者

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