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サイクルトレーニングとは?/三土手 大介

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掲載日:2016.05.24


フィジークオンラインをご覧の皆さんこんにちは、三土手大介です。
今回から何回かに分けてサイクルトレーニングを解説していきます。

 

サイクルトレーニングとは?




サイクルトレーニングとは4週間とか8週間をいう一定の期間を設定し、その期間の中でトレーニング負荷を徐々に上げていき、意図的に筋力レベルを最高の状態、いわゆるピークを作り出すトレーニング方法です。

今現在では当たり前のように多くのパワーリターやベンチプレッサーが取り入れていますが、今から20年近く前に私が某雑誌にパワーリフター用にまとめて連載したのが世にサイクルトレーニングを広めた最初だと思います。

私を含めて今迄に数多くの選手が非常に良い結果をだし、効果があることを立証しています。

 

サイクルトレーニングのメリットは?




では、サイクルトレーニングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?以下、それを説明していきます。

「メリットその①」計画的に行うため、目標がしっかりとしていて取り組みやすい。
毎回扱う重量とレップ数、セット数を数週間先まで決めているので、計画的にトレーニングを行いやすい。
また、短期間ではあるが目標も明確に出ているので、その目標に向けて、週を追うごとにモチベーションが高まってくるので、トレーニング意欲も湧いてきて、トレーニングが非常に取り組みやすくなる。

「メリットその②」フォームをしっかりと作りながらトレーニングできる。
サイクルの最初は非常に軽い重量でのトレーニングなので、この時期にフォームを修正したり新しいことを試みたりし、より良いフォーム作りを目指してトレーニングを進めることができる。
また、サイクルの前半の軽い重量を扱う時期に、正確な動作で連動性やスピードを意識して行うようにすると、重量が増えてくる中盤から後半の時期に動作の連動性やスピードが落ちにくくなる。

「メリットその③」オーバーワークに陥りにくい。
無計画なトレーニングでがむしゃらに行っていると、オーバーワークに陥りやすくなります。
無計画なトレーニングでもある程度の期間(2〜3ヶ月くらい)は良いのですが、その期間が過ぎるとピークが過ぎてしまい、それでもがんばってトレーニングを高重量で続けていると大抵の場合オーバーワークになります。
サイクルトレーニングの場合、本当にがんばるのは最後の2〜3週間なので、オーバーワークにはなりにくいです。

「メリットその④」ピークを作る能力が高まる。
サイクルの重量設定や期間設定を上手に組み立てられるようになると、ピークを合わせるのが上手になっていきます。いろいろな期間、重量設定のサイクルを何度か試してみて、自分にあったサイクルトレーニングを探し出しましょう。その探す過程の中で、次第に自分のピークがどの位で来るのかがわかるようになると思います。
特にパワーリフターやベンチプレッサーはいかに試合当日にピークを合わせるかが非常に重要な要素になってくるので、サイクルトレーニングを通してピークを作るのがうまくなることは非常に大切な事です。

「メリットその⑤」次回行うトレーニング重量のイメージが明確になる。
サイクルトレーニングはベストを狙うまでの重量設定が全て決まっているので、重量に対するイメージを明確にすることができます。
例えば、今週は100Kgを行ったとしましょう。そして、次週は105Kgだとします。100Kgで行ったときの感覚や動作のスピードをしっかりと意識して行えば、次週の105Kgはどのくらいの感じか簡単にイメージできると思います。
自分が描くイメージを次回のトレーニングまでにしっかりと固めて、その上で次回のトレーニングに望めば成功率はグッと上がります。イメージを固める作業、これは非常に大切です。


次回5月31日(火)掲載!「サイクルトレーニングのデメリット」とは?
 

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  • 三土手 大介(みどて だいすけ)
    No Limits代表・レッシュマスター級トレーナー
    一般社団法人レッシュ・プロジェクト理事
    1972年8月26日生まれ
    神奈川県横浜市出身
    120kg超級
    4スタンスタイプ「A2」

    <打ち破ってきた限界の数々>
    スクワットで日本人初の400Kgオーバー
    ベンチプレス日本人初の300Kgオーバー
    トータル日本人初の1トンオーバー
    4つの世界タイトル獲得(世界パワーリフティング・世界ベンチプレス・ワールドゲームズ・アーノルドスポーツフェスティバルPRO BENCH)
    全日本パワーリフティング選手権 優勝20回
    全日本ベンチプレス選手権 優勝18回

    <ベスト記録>
    スクワット435kg
    ベンチプレス360kg
    デッドリフト320kg
    トータル1060kg
    ベンチプレス125kg級世界記録322.5kg
    ベンチプレス125kg超級世界記録360kg
    (IPF旧階級絶対重量世界最高記録)
    スクワット、ベンチプレス、トータル
    旧125kg級、旧125kg超級、120超級日本記録保持者

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