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第3回全国高等学校ボディビル選手権 2008.10.5.sun大阪厚生年金会館

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.04.17
昨年、そして一昨年と國井裕平という高校生の存在で大いなる盛り上がりを見せた全国高校選手権だが、今年はその國井が卒業し、レベルの低下が懸念される一方、國井並の超高校生が再び出場するのではないかという期待もあった。

が、結果としては昨年15名いた出場者が今年は半分以下の7名になってしまった。昨年の出場者を見てみると、18才の選手が多かっただけにおそらくそのほとんどが卒業したのだろうが、昨年17才で出場していた選手が皆出場していなかった。つまり、今年出場してきた7名の選手は、全て新顔なのである。ということは、出場選手は減っているが、新しい選手は育っていることにもなる。あながち出場選手数だけで、この大会の価値を判断できないということか。
記事画像1
さて、肝心の大会の方だが、優勝した竹内大生(鳥取)は、國井ほどのバルク・厳しい仕上がりは持ち合わせていなかったものの、高校生にしてはすでにアウトライン的に完成された身体を持っていた。重量感のある大腿部に、細いウエストから広がる背中のライン、そして上腕部のカットなど、しっかりとしたものを持っている。腹筋のカットも、腹直筋とともに外腹斜筋まできっちりと出していた。

このまままバルクをつけていけば、大成する素質は十分持ち合わせているようだ。焦らずにじっくりとボディビルに取り組んでいってもらいたい。そして、10年後くらいには全日本クラスでトップ争いを演じているビルダーに育って欲しい。
記事画像2
2位の山本邦彦(岡山)も、非常にスケールのある身体をしていた。ウエストのすぐ上から背中が広がっているので、背中の幅が物凄い。また、大腿部はセパレーションこそ浅いものの、太さだけで言えば竹内に勝るとも劣らないものを持っている。仕上がりも、上体に関して言えば甘くないと思えるが、なにぶん肌の色が自く、細かいカットが見て取れなかったので損をしていたようだ。それでもマスキュラーポーズで肩や腕に走らせる血管は、上体の厚みとともに迫力ある筋肉を披露していた。僧帽筋、胸、肩、腕の筋肉の質感は高校生離れしたものを感じた。

3位の茂出木一真(埼玉)は、竹内・山本の優勝争いには加われなかった。まだ全体的にアウトラインが直線的で、厚みといった面でもまだ高校生と呼べるものであった。しかし、上腕二頭筋は結構良い形をしていたし、仕上がり面ではきっちりとカットを出していた。1位と2位は審査員の票が割れたが、茂出木の評価は全ての審査員が3位とつけていた。4位以下の選手とは、仕上がり面で一線を画していたのだろう。
記事画像3
左から南雲・竹内・山本

左から南雲・竹内・山本

左から南雲・竹内・山本

左から南雲・竹内・山本

左から南雲、竹内、山本、茂出木

左から南雲、竹内、山本、茂出木

左から南雲、竹内、山本、茂出木

左から南雲、竹内、山本、茂出木

写真/
徳江正之 レポート/BEN
[ 月刊ボディビルディング 2009年1月号 ]

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