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トレーナー必見!! 第5回 NSCA国際カンファレンスに行ってきました!

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掲載日:2017.02.10
NSCAの国際カンファレンスは1月27日(金)〜29日(日)までの3日間、幕張メッセ国際会議場にてNSCAジャパン設立25周年にふさわしく盛大に行われました。

約1000名を越える参加者に混ざり、3日間たっぷり取材をしてきましたので、カンファレンスの様子をくまなくフィジーク・オンラインの読者の皆様にご紹介したいと思います!

まず第一弾は、3日間の全体的な流れをレポートします。
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研究に裏付けられた知識を普及させる

ご存知の方も多いかと思いますが、NSCAとは、National Strength and Conditioning Associationの略で、米国コロラド州コロラドスプリングスに本部を持っています。
NSCAジャパンは、1991年に設立されて以来、日本におけるスポーツ界のレベル向上のため、アスリートに対する傷害予防とパフォーマンス向上、また一般の人々に対する健康維持・増進に貢献している団体となります。

今回のカンファレンスは、まさにNSCAのミッション「研究に裏付けられたストレングス&コンディショニングに関する知識を普及させ、子どもから高齢者にいたるすべての人々の健康増進と、アスリートの競技力向上および傷害予防を支援する」に沿って、たいへん内容の濃いセミナーで埋め尽くされた3日間となりました。

参加されていた方は、すでにトレーナーとして活躍される方、トレーナーを目指して勉強している方、教育機関の方、アスリートに向けての食に携わる方、整体や接骨院の先生、スポーツのコーチをされている方などなど様々な方面で活躍されている方々。とにかく面白いほどに、どこを向いても体格の良い人だらけ!では、3日の様子をざっとご紹介します!

ほぼ満席のオープニングセッション

まず、オープニングセッションを飾ったのは、(株)ドームが運営するアスリート専用のトレーニング施設Dome Athlete Houseにてパフォーマンスディレクターとしてプロ野球選手やプロサッカー選手、プロゴルファー、プロテニス選手、オリンピック選手のサポートや、全国でトレーナーやコーチの後進教育を行っているという友岡和彦氏。

「回旋スポーツにおけるパフォーマンス向上のための総合トレーニング〜姿勢改善から強化まで〜」というタイトルで、回旋スポーツ選手のための統合的なアプローチ方法の提案を、6歳の実の娘さんのエピソードを交えて分かりやすくお話しされました。オープニングセッションということもあり、ほぼ満席!
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栄養戦略と高タンパク質食

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フィジーク・オンラインの読者の方々にとって興味深いところだと思いますが、「体重制限のあるスポーツとそのパフォーマンスのための栄養戦略と新しい栄養利用」、「筋タンパク合成と筋肥大を促進するためのタンパク質とアミノ酸補給戦略」、「高タンパク質食」の講義が、3時間半に渡って行われました。
国際スポーツ栄養学会(ISSN)共同創設者 Douglas Kalman氏

国際スポーツ栄養学会(ISSN)共同創設者 Douglas Kalman氏

こちらが「体重制限のあるスポーツとそのパフォーマンスのための栄養戦略と新しい栄養利用」の講義を行ったブラックジリアンズスポーツ栄養士&生理学者、フロリダ国際大学スポーツ栄養ディレクターであるDouglas Kalman氏


国際スポーツ栄養学会(ISSN)顧問 Darryn Willoughby氏

国際スポーツ栄養学会(ISSN)顧問 Darryn Willoughby氏

こちらが「筋タンパク合成と筋肥大を促進するためのタンパク質とアミノ酸補給戦略〜レジスタンストレーニングと栄養戦略への応用」の講義を行った、国際スポーツ栄養学会(ISSN)顧問の、見事な筋肉BODYが気になるDarryn Willoughby氏


国際スポーツ栄養学会(ISSN)会長 Jose Antonio氏

国際スポーツ栄養学会(ISSN)会長 Jose Antonio氏

こちらが「高タンパク質食〜健康と体組成〜」の講義を行った、国際スポーツ栄養学会(ISSN)会長であるJose Antonio氏。これらのセミナーに関しては、また別の記事にてご紹介します。


セミナーだけじゃない。充実の企業ブース

場所は変わって、コンベンションホールでは20社の協賛企業によるブースが出展され賑わっていました。

場所は変わって、コンベンションホールでは20社の協賛企業によるブースが出展され賑わっていました。

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講義の中で何度も「カゼイン」を摂取した方が良いという話しがありましたが、スポンサーである森永製菓のブースでプロテインの商品説明していたお兄さんにカゼインについて教えてもらいました。

カゼインプロテインというのは、原料はホエイと同じく牛乳。日本ではホエイが一般的で、カゼインのプロテインを扱っているところは少ないのだとか。
では、ホエイと何が違うのかと言えば、長時間効果が持続しやすく、筋肉の分解を抑える効果が高いのだそうです。そこでオススメしてもらったのは、早く効いて長時間に渡って効果が持続するというホエイとカゼインがミックされている「マッスルフィットプロテイン」。プチ情報ですが、weider プロテインのココア味は、他のただただ甘いココア味と違って美味しいって知っていましたか?その秘密は、weiderって森永製菓ですよね、森永製菓といえば美味しいココアも販売しています。なんとそのココアの製造担当の人がプロテインのココアも担当しているのだとか!


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数あるブースの中でも強烈なインパクトを放っていたマッスルスーツを着ていたこのお兄さん。このスーツ筋肉について勉強している人には良さそう。ですが、なかなか着用の機会が…勇気ある人はぜひこれを着てトレーニングしてみてください!きっと人気者に….なるかな?
他にも3日間を通して各企業の多岐に渡る充実したショートセミナーが開催されていました。
Keiser(カイザー)のファンクショナルトレーナーを実演する桂 良太郎氏

Keiser(カイザー)のファンクショナルトレーナーを実演する桂 良太郎氏

THINKフィットネス の最新トレーニングマシン体験

THINKフィットネス の最新トレーニングマシン体験

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ついに1日目の最後のプログラム「ウェルカムレセプション」。オープニングを飾ったのは日本女子体育大学のソングリーディングパフォーマンス!


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立食パーティー形式で軽食もあり、出展企業からのプレゼントが抽選で当たるなど賑やかに楽しく1日目が終了しました。

2日目

NSCAジャパン顧問 寬仁親王妃信子殿下

NSCAジャパン顧問 寬仁親王妃信子殿下

朝9時より、NSCAジャパン顧問であられる寬仁親王妃信子様がお見えになられ、ご自身の経験を踏まえ、パーソナルトレーナーとの出会いや、トレーニングが健康維持のためには不可欠であるといったお話しをいただきました。
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2日目は講義や実技クラスも16クラスと盛りだくさんな1日。
始まりは、このカンファレンスがNSCAジャパン理事長として最後の仕事という森谷敏夫氏による基調講演。

「筋肉は偉大な臓器である」という目からうろこの大変興味深い講演会でした。

こちらの詳細はまた別の記事にてご紹介させていただきます!


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興味深かったのは、数あるカンファレンスの中でも珍しい「女性トレーニングコーチのキャリア」という女性限定の講座でした。現在活躍するスピーカーの方が、子育てとトレーナーという仕事をどのように両立させてきたのか。また男性トレーナーが多い業界の中でどのように活動をされてきたのかなどのお話しされていました。

こちらも詳細は別の記事にてご紹介させていただきます。


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28日は実技クラスも「ゴリラストレングス」や、「腰痛予防のための体幹コンディショニング」、「筋成長を最大化するためのコンバイントレーニング」、「クリーンを指導する」「コーディネーショントレーニングの成功と失敗の分岐点」「The BEAUTY 美姿勢・美ボディライン獲得のために」など充実しどの講座も満員でした。
きっと、日頃身体を鍛えておられるフィジーク・オンライン読者の皆様が大変興味深いところだと思いますので、またこちらも詳細は別でご紹介させていただきます!お楽しみにお待ちください!


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さて、2日目の最後を締めくくるのは、豪華なお食事つき懇親パーティ。

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和をテーマにしたパーティでは和太鼓のパフォーマンスが披露されました。和太鼓のサウンドはやはり日本人の血が騒ぎますね!

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25周年のお祝いにかけつけて下さったのは、なんと!重量挙げのメダリスト三宅宏実選手でした。身長147cm、こんなにもキュートな三宅選手が、重量挙げで100kg以上のものを持ち上げるなんて想像もできませんでした。

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鏡開きを行ったのは、NSCA理事長のG.Gregory Haff氏とNSCAジャパン理事長の森谷氏、三宅選手。会場に美味しい日本酒が振る舞われました。

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永年会員継続、理事長賞、NSCAジャパン賞、最優秀指導者賞などの授賞式が執り行われ、この日のパーティ及びプログラムは終了しました。

3日目 最終日!

さて、あっという間の3日間。最終日は、講義と実技を合わせて10講座。そして、最後のクロージング講演は、北京、ロンドンオリンピックの銀メダリスト太田雄貴選手。
NSCA理事 Ian Jeffreys氏

NSCA理事 Ian Jeffreys氏

朝1番の講義は、スピード&アジリティに関して世界的なエキスパートであるIan Jeffreys氏による「パフォーマンスを最大化する〜スピード&アジリティ向上のためのゲームスピードアプローチ」でした。


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実技はNSCAジャパン副理事長である岡田純一氏による「セカンドプルを磨く〜パワークリーンのスキルアップ〜」で始まりました。

その後、日本スポーツパフォーマンス学会によるスポーツパフォーマンス研究シンポジウムなども行われお昼過ぎには全ての講座が終了しました。


太田雄貴氏のクロージングセッション

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最後にクロージング講演会として、フェンシングの楽しさを日本に広めた太田雄貴選手が「4度のオリンピックチャレンジを通して」という題でお話しされました。子どもの頃から現在に至るまでの選手としての長い道のりについて、またオリンピックを通して学んだこと、これからのことなど様々なエピソードは聞いているだけで大変勉強になりました。こちらも、特集記事にてお楽しみください!
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という訳で、長くなりましたが3日間のカンファレンス内容をざっとご紹介しました。

フィジーク・オンラインでは、いくつかセミナーをピックアップして、掘り下げてご紹介したいと思いますのでお楽しみに!


3日間のカンファレンスを通して感じたことは、2020年の東京オリンピックに向かって動き始めている人達がこんなにもたくさん居るんだということ。
トレーナーの方々が、各現場にこの学びを通して、正しい情報を理解し、実施していくことによりアスリートたちのレベルも引き上げられ、日本のスポーツ業界の底上げになるのだということを確信しました。またそれだけではなく、一般の人達の健康に対する意識向上にもつながっていくのだということを深く実感することができました。講師の先生がおっしゃっていたことは、インターネットが普及することにより、最新の正しい情報が埋もれてしまうことが多いと。いかに正しい知識をこのような場でしっかり学び、身につけることが重要なのかを知ることができました。日々研究を重ねられている講師の方々の素晴らしい講義に深く感動した3日間となりました。


特定非営利活動法人NSCAジャパン(全米ストレングス&コンディショニング協会・日本支部)

HP:www.nsca-japan.or.jp

Blog:オフィシャルブログ