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JAPAN PRO WEEKEND ブランドン・ヘンドリクソン ポージングセミナー #1

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掲載日:2019.01.16
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2018年11月15日、Men’s Physique Olympia 現チャンピオンの「ブランドン・ヘンドリクソン」によるポージングセミナーが新宿角筈ホールで開催された。当日の様子をレポート!

2018年ミスターオリンピアで優勝するために行ったこと

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2015年がミスターオリンピアのデビュー戦で5位。
2016年4位、2017年が3位。
順位は上げていますが一位ではないので負けです。 

負けを英語でロス(Loss)と言いますが、頭文字の「L」は自分にとっては「Learning」、学びのLと思っています。

自分のコンディションをさらに良くするためにはどうすればよいか。
順位は確実に上がってきていますが、二位を飛び越して一位となるにはどうすべきかを考えました。

その結果、自分の食事を変えました。
今まではチキンやビーフをメインに食べるダイエットの方法でしたが、魚やシュリンプ(エビ)をメインに変えました。
自分にとってこれが一番効果があって、それを突き詰めていったところオリンピアで結果を残すことができました。

食事を見直して大会の12~13週前からコンディション作りに入って、有酸素運動も入れていったことが大きな変化をもたらしました。
身体を作るものは80%が食事、20%がトレーニングだと思っています。

大会直前でもまだカーボアップはしていない

僕はオリンピアのトップ5の選手の中でも身体は大きい方。
何年か前は、大会の数日前にカーボアップをしていましたが、結局ステージに立つとボディビル選手のサイズ感になっていました。

その経験のもと、カーボを数日前から入れることはフィジークに求められるサイズ感やコンディションに合わないと考えて、大会当日にしかカーボを入れないという方法で結果を残しています。

メンズフィジークで勝つ選手のトレンド

僕も皆さんと同じように、サイズを大きくすることを重要視していました。
ですが、一人ひとり見ると皆身長もサイズも特徴も違う。
一人ひとり見たときに求められるものは、Vシェイプとコンディション。この2つがサイズよりも求められ、この2つが優れている選手が勝つことができます。

僕は175センチですが、オリンピアのステージで1位を競った選手は180センチ。僕よりも身長も高く、10kg以上も体重差がありましたが、それでも僕が勝ちました。

Vシェイプとコンディション、そして肩と腕のバランスを兼ね備えた選手が勝つということです。大きければ勝てるというわけではありません。
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メンズフィジークと足のトレーニング

まず、僕はボディビルに興味を持ってトレーニングを始めたので、足をトレーニングすることは当たり前でした。
上半身の筋肉よりも足の筋肉のほうが大きいので、コンディションを作る上でカロリーの消費がしやすく、脂肪を燃やす手助けをしてくれるという点では足の筋量が多いほうが有利です。

もうひとつは、メンズフィジークは上半身のみで判断されると思われがちですが、全体を総合的に見ると足をトレーニングしている方が頭から爪先までみてきれい。
ポーズを見てもそのシルエットが活かされているので、僕は足をトレーニングしている選手のほうが全体的にきれいだと思います。

実際、足をトレーニングしていない選手はサーフパンツを履いていても分かるし、フィジークのトップ選手も皆足もトレーニングしています。足をトレーニングする意味はコンディショニングと全体のシルエットのためです。

トレーニング以外の趣味

トレーニングの次にはショッピングが好き。
今回東京に来るのもそれが楽しみの一つでした。

学生時代からファッションショーにすごく興味があって、よく会場へ見に行ってました。
小さな会場でしたが、会場で「ステージに立ってランウェイを歩いてみろ」と声をかけられ、当時は今ほど筋量はありませんでしたが腹筋はあったので、そこでちらりと見せたらすごく気に入られて、その後の大学時代に三年間、モデルチームに入っていました。
そのときに得たモデルワークや動きは、今の僕のフリーポーズに活かされています。
ブランドン選手は写真に写るときには必ず靴まで入れてほしいという要望を出すとのこと。
メンズフィジーク選手は頭の先から足の先までこだわるのだ。靴は大事だ。
※この記事もブランドン選手の意向を尊重し、極力全身が収まった写真を掲載しています。靴は大事だ。

トレーニングサイクルをどう組むか

僕は自分の短所にフォーカスします。
ステージに立った瞬間にコーチがどこが弱かったかをメモしていて、ステージが終わったらもう次のトレーニングの内容が決まっています。

前回のアーノルドで僕が弱かった部分は、背中。なので週に3日を背中、それからコンディションのために週に3日足をトレーニングするメニューに変えました。

なのでトレーニングサイクルはそのときの自分の弱点を中心にして変わっていきます。弱点は大体週3回集中的にトレーニングするようにします。

このやり方をすると休みの日がなくなってしまいますが、基本的に僕は休みをあまり取らないほうです。アーノルドの大会で弱点を指摘されたあと、そこから3.5週間程は休みなく週に3回背中を中心にトレーニングするメニューを続けました。
その前の年は胸が弱いと言われたので同様に胸を中心としたメニューを組みました。
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ウエストを太くしない、または細くするトレーニング

ウエストを細くする方法はシンプルです。
腹筋は筋肉ですから、腹圧がかかる種目を避け、筋肉を発達させないこと。
腹筋のサイドを使うような動きはしませんし、デッドリフトもやりません。腹圧がかかる種目を行うときにはなるべく重量をのせないようにしてトレーニングをします。

メンズフィジークは正面が一番はっきり見える部分ですので、正面にフォーカスして腹筋をします。ケーブルで腹斜筋も鍛えますが、角度に気をつけてサイドに刺激が入らないようにします。

有酸素運動をするときには発汗を促進するタオルのようなものを腹部に巻いたり、もっと汗をかきたいときにはフードを被ったりもしています。

トレーニングベルトに関しても本来の怪我予防の目的というよりは女性のコルセットのような目的で巻いています。
ジムにいるときには腕の種目でも必ず巻いています。息が上がってくると腹筋を使う感触がわかりやすくなるので、使っている部分を把握して調整するという意味もあります。

バックステージでのアップのタイミングと種目

僕のポイントはカーボを入れるタイミングです。
バックステージでパンプをする15分ほど前は食べたものを消化しているような計算で、ライスケーキにピーナツバターをのせたものを食べています。

アップの種目としてはワイドやナローのプッシュアップ、チューブで腕や肩。
プッシュアップを10回やったら、糖を入れることを目的としてグミをいくつか食べて、またプッシュアップする流れを繰り返します。

僕は朝の10時が出番だとしたら、前の晩の7時にはもう水分をカットします。
プレジャッジが終わるまでは水はカットして、どうしても水が飲みたい場合には口に水を含む程度、もしくは氷を一つ食べて終わりにしています。


#2 実技編に続く!