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NSCAジャパン S&Cカンファレンス2018講演レポート アミノ酸摂取の新常識~運動のPre・Intra・Postに求められるアミノ酸について~ #1
Brought to you by協和発酵バイオ株式会社 マーケティング部 西村明仁 氏 

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掲載日:2019.03.08
記事画像1
アスリートが本来のパフォーマンスを十分に発揮するには、普段の食事に加えてアミノ酸等の栄養素を補足的に用いる事が鍵となる。これら栄養素の補給に関して運動前・中・後のベストタイミングで摂るべきアミノ酸を紹介する。

本セミナーは3部構成になっており、第1部ではスポーツサプリメント先進国であるアメリカの事例を紹介、第2部ではアミノ酸に関する最新スポーツ栄養学についてスポーツ栄養士から紹介する。そして第3部ではスポーツ栄養士と、フェンシングナショナルチームコーチによる対談形式で実際の現場で摂るべきアミノ酸について議論する。
NSCAジャパン S&Cカンファレンス2018における講演をレポート!

みなさんこんにちは。協和発酵バイオマーケティング部の西村と申します。
本日は弊社のセミナーに多数ご来場いただきまして誠にありがとうございます。

協和発酵バイオとは

まず簡単に弊社、協和発酵バイオという会社についてご紹介させて頂きます。
協和発酵バイオはキリングループの中に属している会社でして、キリングループの中に協和発酵キリンという医薬品を専用で扱っているメーカー、その子会社として協和発酵バイオがあるという形です。
アミノ酸を主として、点滴用のアミノ酸あるいは健康食品要素の原料。そういったものを製造・供給させて頂いているメーカーです。

大きく扱っている品目としては、医薬品の原料に使われるようなものであったり、化粧品の原料となるようなもの、そういったファインケミカルの原料であったり、みなさんスポーツサプリメント等で持っている方もいらっしゃると思いますが、そういったサプリメントであったり、そういったものも製造・供給しております。
また一部、通信販売という方法で直接消費者の方に直接販売する事業の方も行っております。

他には、シトルリンやアルギニンといったものをスポーツサプリメントや、その他の健康食品を扱っていらっしゃるメーカー様にご提供して製品を作って頂いております。
なので、皆様が普段摂られているサプリメント等にも、原料として我々の製造した素材が入っているかもしれません。

本社は日本にありますが、Bio Kyowaというアメリカの製造拠点にて、国内のみならず世界中で原料の製造・供給をやらせて頂いています。
また、山口県に弊社のマザープラントがございまして、あとアメリカと上海、タイにそれぞれ製造拠点を持っています。これにより日夜限りなく高品質なアミノ酸を製造することが可能になっています。

スポーツサプリメント市場の実際

ここから主に市場の話をさせて頂こうと思います。
グローバルで見たときのスポーツサプリメントの市場規模をみると、2017年の時点で大体1.3兆円での市場規模があり、年9%近い伸びを示しているという非常に成長の大きな市場になっています。日本のみならず世界的に伸びている市場です。

今一番の伸びとしては、ヨーロッパの年間10%近い数値。その次に、アジア日本も市場規模はまだまだ小さいのですが、伸びとしては非常に大きなものです。

市場の規模でいきますと北米が6割7割を占めるということがわかります。やはりアメリカのトレンドが世界的に大きな影響をもたらすというような市場の状況です。

どのような形態の製品が、スポーツサプリメントの市場を構成しているのかをみると、やはりプロテイン系の製品が非常に多い。
プロテインのパウダー、プロテインのバー、プロテインをあらかじめ飲料として溶けた状態で摂取するもの。こういったものが8割程度を占める。
一方で、アミノ酸であったりクレアチンであったり、ベータアラニンであったり、そういった非プロテイン系の製品が大体2割ぐらいを占める、そういった市場になっています。

各国のサプリ市場

もう少し詳しく各国の状況をまとめたものをみると、断トツで市場が大きいのがやはりアメリカです。
その次にイギリス。
現在イギリスの市場は非常に大きいものになっています。
第3位はオーストラリア。アメリカ、イギリス、オーストラリアというのが世界の三大市場です。

一方、伸びというところで見ていくと、健康食品全般に言えることなのですが、中国の市場は年間30%と、非常に大きな伸びを示していて無視できない状況になっています。恐らく2020年、21年ぐらいには、日本やドイツを抜いて世界でも上位になっていくと思います。
アジアの中で、日本は大体10%ぐらいの市場の伸びを示しています。

USサプリメントショップの棚分け

ここから舞台をアメリカに移しまして、アメリカでどういったニーズの製品がどう販売されているかというのを少しご紹介させて頂きます。

バイタミンショップと呼ばれる、サプリメントに特化した、ちょっと大きいコンビニぐらいの広さをした、中は全てサプリメントしかないというショップのスポーツサプリメントの棚の写真です。数年前、実際に現地で撮影してきました。

一番の特長として、摂取するタイミングや状況で棚が分かれているという部分が大きな特長かと思います。
国内でも一部のスポーツ量販店の中で、運動前だったり運動中だったり、タイミング別での棚の分け方に取り組まれている店舗様がありますが、アメリカでは10年ほど前からこのように摂取タイミングで製品を分ける形式が定番になっています。

プレワークアウトの3大ニーズ

タイミング別で見た場合、どういったものが摂取されているかをご紹介します。

運動前、プレワークアウトのニーズとしましては大きく3つあると言われていまして、エンデュランス、いわゆる持久系のパフォーマンスを上げるという事と、NOブースターと呼ばれる、一酸化窒素をあげることで血流を促進して、パフォーマンスや筋肉の増幅を促すというもの。

3つ目がエナジーや集中力。ここはカフェインがよく使われるところではあるのですが、この3つの効果を1つの製品で運動前に摂れますよというものが、プレワークアウトのカテゴリで売れていて非常にメジャーになっています。

残念ながらまだ日本ではベータアラニンが使えないので、カルノシンやイミダゾールペプチドという形になります。
一酸化窒素を増やすNOブースターとしてはアルギニンやシトルリンというアミノ酸が多く用いられています。

注意・集中力という所でいきますと、カフェインがスタンダードになってきているように思います。

中には配合量を明示していないものがありますが、最近の市場の特長としてはどういった素材をどれくらいの量配合をしているかというのがとてもわかりやすく示されているように思います。オープンというか透明性というか、そういった部分が最近の特長として見受けられます。

運動前のカテゴリではアルギニンやシトルリンは最近非常に注目されていまして、実際の輸入統計ですね、アメリカ市場にどれくらいシトルリンが輸入されているかといった統計から取ってきたものなのですが、過去3年~4年でシトルリンの使用量というのは4倍~5倍に上がっています。
我々原料を供給している側からも非常に勢いがあるという感覚があります。

運動中から運動後半にかけてのカテゴリではBCAAやグルタミン。
こういったものが非常に多く使用されるようになってきており、効果として筋肥大&リカバリーを狙うというものです。

いかに筋肉の損傷を抑えて、その後の回復に対応させるかというコンセプトや、それに加えてそこに電解質を配合して、運動中からしっかりアミノ酸と一緒に電解質を取り入れることで、脱水などを予防しましょうというような製品形態のものがこのカテゴリに多くあります。

続き:アミノ酸摂取の新常識~運動のPre・Intra・Postに求められるアミノ酸について~ #2