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タンパク質とはなにか

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掲載日:2018.09.06
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タンパク質とはなにか

ヒトが生きていくために必要な栄養素は、炭水化物とタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルです。これらをまとめて「五大栄養素」と呼びますが、その中でも特に重要なのがタンパク質です。タンパク質は英語でProteinですが、これはギリシャ語のProteus(もっとも大切なもの)が語源となっています。

1838年、オランダのゲラルド・ムルダーは卵白や牛乳、小麦粉、骨粉などを調べているうちに、よく似ている化学的組成の物質が共通して存在することに気づきました。そしてムルダーはこれらの物質を一括して扱うべきものとして捉え、「もっとも大切なもの」と名付けたのです。

なおタンパク質を漢字にすると蛋白質となりますが、この「蛋」は卵を意味します。それではタンパク質とはどのようなものなのか、いったいどんな働きをするのか。これから探っていきましょう。

「チョー」と「チョン」、そして・・・

「五大栄養素」の説明をしましたが、その中から特に炭水化物と脂肪、タンパク質だけを取りだして、「三大栄養素」といいます。このうち炭水化物と脂肪はどちらも炭素(C)と水素(H)、酸素(O)を材料としてつくられています。だからこれらは「CHO(チョー)」という名前で覚えてください。

そしてタンパク質の場合、チョーに加えて窒素(N)が加わります。ですから「CHON(チョン)」となります。窒素はタンパク質のうち、約16%をも占めます。ただしタンパク質の中には硫黄(S)があるものもありますので、正確にはCHONS(チョンズ)となります。プロテインを飲むとオナラが臭くなるなんて言われますが、これは硫黄の匂いなのです。

チョーはCとH、0ですから、余計なものを出さずにエネルギー化されて二酸化炭素(CO2)と水(H20)になることができ、キレイに分解されます。しかしNやSがあるタンパク質は、そう簡単にエネルギーになることはできず、老廃物ができてしまいます。詳しくは後述します。

さて、このチョンズによって、まずアミノ酸がつくられます。そしてアミノ酸がいろいろな結びつきかたをすることによって、さまざまな種類のタンパク質がつくられるのです。

続きは来週公開!
  • 山本 義徳(やまもと よしのり)
    1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
    ◆著書
    ・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
    ・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
    ・サプリメント百科事典(辰巳出版)
    ・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
    など30冊以上

    ◆指導実績
    ・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
    ・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
    ・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
    ・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
    ・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
    その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

  • アスリートのための最新栄養学(上)
    2017年9月9日初発行
    著者:山本 義徳


[ アスリートのための最新栄養学(上) ]