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ビタミンの過剰摂取は?

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掲載日:2019.08.14
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ビタミンを十分に摂取することにより、身体の求める酵素が十分につくられ、代謝が完遂される。ここまでの流れは理解していただけたと思います。

ここで気になってくるのが、「摂り過ぎの弊害」です。ビタミンを大量に摂取することの副作用には、どのようなものがあるのでしょうか。

これについては個々のビタミンの項で詳しく解説していきますが、先にざっと紹介しておきます。
まずはビタミンを「水溶性」と「脂溶性」とに分けて考える必要があります。水溶性ビタミンにはビタミンB群やC、脂溶性ビタミンにはビタミンAやD,E,Kが挙げられます。

水溶性ビタミンについて

ビタミンB群やビタミンCなどの水溶性ビタミンは、大量に摂取したとしても、余剰分はすぐに尿中に排出されてしまいます。
ですから過剰性はほとんどの場合で問題ないと言っていいでしょう。

ただしビタミンB6の場合は神経障害を起こす可能性が示唆されていますが、一般的な摂取量でしたらまったく問題ありません。ビタミンのボトルを一気飲みするようなことがなければ大丈夫です。

またビタミンCの場合はシュウ酸の濃度が高くなり、結石の原因になると言われたことがあります。
しかしこの場合も腎臓に問題のある患者が大量に摂取したときの話であり、通常の場合にはなんの問題もありません。

逆に水に溶けて流れてしまうビタミンの性質を利用して、利尿作用を狙うこともできます。
ビタミンB群やビタミンCを大量に摂取すると、体内の余計な水分を排出することができるのです。浮腫んでいるときや、計量などで一時的に体重を減らしたいときなどには、このことをちょっと思い出してみましょう。
  • 山本 義徳(やまもと よしのり)
    1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
    ◆著書
    ・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
    ・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
    ・サプリメント百科事典(辰巳出版)
    ・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
    など30冊以上

    ◆指導実績
    ・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
    ・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
    ・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
    ・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
    ・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
    その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

  • アスリートのための最新栄養学(上)
    2017年9月9日初発行
    著者:山本 義徳


[ アスリートのための最新栄養学(上) ]