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ビタミンB群の摂取方法

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掲載日:2019.12.12
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様々な効果のあるビタミンB群ですが、それぞれを個別に摂取するのは大変です。
そこで、「Bcomplex」としてすべてをまとめてしまったサプリメントが主流となっています。

「B50」というのはB1やB2、B6などが全て50mgずつ、「B100」というのは全てが100mgずつ入っているものです。

すべて同じというのはアメリカらしい大雑把さですが、必要の無い分は尿から排出されるというB群の特性を活かした効率の高い方法だと捉えることもできます。

ただしまとめて摂取して排出させるのは効率が悪いため、小分けに摂取するようにしましょう。
できれば食後に少しずつ摂取すると、食物の働きによってビタミンB群が体内に残存する時間が長くなるため、効果的に吸収できます。
B100は流石に無駄が多すぎるため、筆者としてはB50をお勧めします。
なお最初からビタミンB群を多めに含んだマルチビタミンを選び、疲れやすい時期や特にダイエットを頑張りやすい時期は、それに追加して単体の「ビタミンB50」を一日2回程度摂取するのも良い方法です。

筆者はトレーニング後にB50を摂取するようにしたところ、筋肉痛が一気に少なくなって、その回復促進効果にビックリした記憶があります。
また就寝前に摂取することでGABAの合成が高まり、睡眠を深くする効果もあります。

食後にはマルチビタミン、追加でB50をトレーニング後と就寝前に飲むというのが、筆者の長く続けている方法です。
  • 山本 義徳(やまもと よしのり)
    1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
    ◆著書
    ・体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング(永岡書店)
    ・「腹」を鍛えると(辰巳出版)
    ・サプリメント百科事典(辰巳出版)
    ・かっこいいカラダ(ベースボール出版)
    など30冊以上

    ◆指導実績
    ・鹿島建設(アメフトXリーグ日本一となる)
    ・五洋建設(アメフトXリーグ昇格)
    ・ニコラス・ペタス(極真空手世界大会5位)
    ・ディーン元気(やり投げ、オリンピック日本代表)
    ・清水隆行(野球、セリーグ最多安打タイ記録)
    その他ダルビッシュ有(野球)、松坂大輔(野球)、皆川賢太郎(アルペンスキー)、CIMA(プロレス)などを指導。

  • アスリートのための最新栄養学(上)
    2017年9月9日初発行
    著者:山本 義徳


[ アスリートのための最新栄養学(上) ]