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奇問・難問・珍問、何でも来い! Q&A ジュラシック木澤に聞け!! JURASSIC ANSWER

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月刊ボディビルディング
掲載日:2017.08.15
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1. 腹筋のトレーニング

Q 私はオフにはほとんど腹筋のトレーニングを行ないません。理由は時間がないからです。減量に入ってから、ようやく1種目くらい行なうようになり、大会の1ヶ月くらい前から3種目くらい行ないます。しかし、大会では腹筋のカットやセパレーションが弱いという意見もよく聞きます。腹回りの体脂肪は落ちているので、これは腹筋の筋量が足りないからなのでしょうか?

 木澤さんはどのように腹筋に取り組んでいますか?
 オン・オフ通じて他の部位同様にトレーニングするべきなのでしょうか? あまりやりすぎるとウエストが太くなるような気もしますが。

A 腹筋のトレーニングについてはセミナーなどでも必ずと言っていいほど質問があります。僕の考え方として腹筋は体幹を支える大きな筋肉ですので、高重量のトレーニングをしっかり正しいフォームで行なっていれば発達するはずだと考えています。腹筋が弱ければ、高重量トレーニングを安定したフォームで行なえないという事です。また頻繁に腹筋のトレーニングを行なって疲労していれば、高重量トレーニングに影響が出てしまいます。

 現在の僕の腹筋のトレーニングは、週1回3セット行なうだけです。タイミングとしては、脚と背中のトレーニングの前日は絶対に行なわないように気をつけ、それ以外の日で時間に余裕がある時にトレーニングの最後に行ないます。種目はできるだけ腹筋全体を一気に刺激できるような、オーソドックスな種目を10 RM(10回で限界)程度の負荷で行ないます。他の部位と同様に、あくまで筋量を増やすのが目的ですのでこのような設定です。質問者はカットやセパレーションが弱いと言われるとの事ですが、筋量の不足と思って下さい。であれば週2回は僕のような10RMくらいの刺激で1年を通してトレーニングを行なうようにしましょう。

 腹筋は目を下に向けると必ず視界に入る筋肉ですので、なんかボテっとしているのが嫌で毎日のようになんとなく腹筋を行なうトレーニーが多いのは理解できます。しかし先にも書いたように高重量トレーニングの際に腹筋が疲労していては悪影響を及ぼします。逆にそんな腹筋が疲労した状態でも気にならずトレーニングできるような強度のトレーニングでいいのかな?と疑問を抱きます。

 最後に大雑把な書き方ですが、いわゆる背筋と呼ばれる辺りは疲労を感じやすいのですが、腹筋は筋肉痛でもない限り疲労を感じづらい部位だと経験から感じます。なんか身体がダルいなぁと感じる時に腹筋が疲労している事が多いのに最近気付きました。参考にしてみて下さい。
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2. チートデイの効用

Q 最近の選手の皆さんは、1週間に一度好きなものを食べる、チートデーなるものを設けている人が多いと聞きます。このチートデーとは、 どんな効果を狙って皆さん行なうのでしょうか?
 減量中に週に1度好きなものを食べてしまって、本当に身体が絞れるのでしょうか?
 木澤さんも行ないますか?

A 僕もチートデーを設けています。毎週日曜日に、食べたい物を何でも好きなだけ食べて、月曜日から土曜日まではダイエット食に徹する感じです。

 チートデーには2つの大きな要素があると思います。1つはローカロリーが続き代謝が落ちてダイエットが進まなくなった身体を、1日ハイカロリーな食事に戻すことで代謝を上げてダイエットの停滞から抜け出すという効果を狙うものです。もう1つは精神的なストレスからの解放です。僕の場合は間違いなく後者の要素を狙ったチートデーです。前者であれば、ダイエットが停滞したらチートデーを設ければ良いわけですが、毎週日曜日って最初から決めてますからね。精神的に弱くて食欲が我慢できないわけです(笑)。本当です。でも僕のように我慢できない人は、こうやって週1回のチートデーでストレスを解放するのが長期間のダイエットを成功させる秘訣です。

 そうは言ってもコンテストの前週の日曜日もチートデーを設けるかというとそれはしません。僕の場合は有酸素トレーニングを入れ、ダイエットが本気モードになるコンテストの一ヵ月半から二ヵ月前に最終のチートデーを設けて最後にします。その後は本来のチートデーの目的である代謝が落ちてダイエットが停滞したらハイカロリーにするという事はします。でもこの場合は食べたい物を好きに食べる方法ではなく、ダイエット食でカロリーを上げる方法をとっています。

 質問にありましたように、ダイエット中にカロリーを上げる事に対して不安を抱くのは当然の事だと思います。でも代謝が落ちた身体に何ができるかというと、何もできません。代謝を上げるしか方法はありません。一度摂取カロリーを上げて代謝を上げてから、またダイエットを進めるわけです。そしてこれを安心して行なうには、余裕を持ったダイエット計画が必要です。ギリギリの計画では切羽詰まってしまい、代謝を上げるためにハイカロリーにする余裕すらありませんからね。
木澤大祐オフィシャルページ/ http://kizawa.jugem.jp/
[ 月刊ボディビルディング 2013年10月号 ]

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