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海外ニュース ~ 中国の護身術--“クン・フー” ~

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月刊ボディビルディング1969年2月号
掲載日:2018.01.09
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試合する2人の弟子の戦いぶりを見守るアラン・リー師範。“クン・フー”では、護身の技術と同時に精神と肉体の完成が強調される。
 ニューヨークで、アラン・リーという中国人の武道家が、中国のクン・フーと称する5000年の歴史を有する護身術を教えている。空手、柔術、合気道などは、いずれもこの術からきたものである、といわれている。この術は、元来僧侶が山賊や強盗の襲撃から、生命や財産をみずから護るために編み出されたもので、古来師範の多くは、門外不出の術として、ごく少数の弟子にのみ伝授して、一般の人には教えようとしなかった。

 だが、アラン・リーは、この因習を破り、目下米国に6つの道場を持ち、200人以上の弟子を養成するかたわら、テレビにも出演し、何百回ものエキジビジョンをやり、大衆に秘術を公開し、その紹介、普及に努めている。彼はこれまで5000人以上の弟子を育てたことを誇りとしている。
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頑丈な身体をつくり上げるのにウェイト・トレーニングが用いられる。
 この術は高度の護身術であると同時に、からだのコンディションの調整、精身修養、肉体の発達等に効果がある。

 アラン・リーはまず、極く初歩の技を教える前に、練習生に対して、厳しい練習に耐え得る、頑丈なからだを造ることを要求する。そのからだ造りには必らず、ウェイト・トレーニングが取り入れられている。

 十分に体力ができてから初めて、パンチング、キッキング、ブロッキング等の習得が許される。

 最初は、豆をつめた袋をなぐって、両手をきたえる。やがては、レンガなども素手で割れるようになる。

 ある達人は、一面に釘を打った台の上にねて、胸の上に700ポンドの石を乗せ、これを大きなハンマーで真二つに割っても、平気だったということである。
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レンガを素手で割るリー師範。
月刊ボディビルディング1969年2月号

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