フィジーク・オンライン

1978年度第2回全日本アームレスリング選手権大会

この記事をシェアする

0
月刊ボディビルディング1978年8月号
掲載日:2018.07.23

森本<軽量級>水上<中量級>南波<重量級>が優勝

“腕相撲日本一”を競う第2回全日本アームレスリング選手権大会が6月25日、東京・新宿のスポーツ会館で開催された。全国から集まった腕自慢40名が軽・中・重の3クラスに分かれて4時間に及ぶ熱戦を展開した。

 軽量級(65kg未満、出場選手12名)では、予選の第一試合で昨年度のチャンピオン鈴木正一選手が破れるという番狂わせがあり、結局、森本文博選手が決勝リーグ5戦全勝で優勝、2位・長屋泰郎、3位・実川実選手と決定。
軽量級・長屋対森本(右)。長屋破れて2位。

軽量級・長屋対森本(右)。長屋破れて2位。

軽量級の最後の一戦。市川対森本。森本勝って5戦全勝。

軽量級の最後の一戦。市川対森本。森本勝って5戦全勝。

 中量級(65kg以上80kg未満、出場選手21名)は決勝リーグで昨年度チャンピオン伊藤政明選手が田崎二郎選手、水上彪選手(ともに松戸ボディビル・センター)の師弟コンビに破れて優勝争いから脱落。結局、水上彪選手が5戦全勝で優勝。2位・3位は伊藤、矢作の両選手がともに3勝2敗となり順位決定戦の結果、2位・伊藤政明選手、3位・矢作重男選手と決定。
中量級・水上彪選手(左)は昨年度チャンピオン伊藤政明選手を破って優勝を決定。

中量級・水上彪選手(左)は昨年度チャンピオン伊藤政明選手を破って優勝を決定。

 重量級(80kg以上、出場選手7名)は出場選手が少なかったため予選を省略して、いきなり7名による決勝リーグ戦に入った。このクラスは、なんといっても第1回グランドチャンピオン南波勝夫選手(山形トレーニング・センター)が健在で、全く他を寄せつけず6戦全勝で優勝。2位は5勝1敗の金城正勝選手(スカイ・ジム)、3位に福岡輝政選手が入った。
重量級の南波対金城。ともに5戦全勝同志の対戦で、この一戦に勝った方が重量級のチャンピオンに。結局、南波勝夫選手が勝って、重量級2年連続制覇。

重量級の南波対金城。ともに5戦全勝同志の対戦で、この一戦に勝った方が重量級のチャンピオンに。結局、南波勝夫選手が勝って、重量級2年連続制覇。

 なお、今大会では、各クラス優勝者によるグランド・チャンピオン決定戦は行われなかった。
月刊ボディビルディング1978年8月号

Recommend