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第6回ミスター・アポロ・コンテスト
福島一則<群馬>厘差の栄冠

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月刊ボディビルディング1978年9月号
掲載日:2018.07.28
 7月23日、福島市公会堂で開催された第6回ミスター・アポロ・コンテストには40名の選手がエントリーした。いずれも全国各地のトップ・クラスばかりである。“いったい誰が入賞を果すのか”その観衆の期待に応えるように予選審査から熾烈をきわめた。第3回の同コンテストでタイトルを取り2度目の栄冠を狙った東海林徹(兵庫)、実業団コンテスト2連覇の実績を持つ梅村輝雄(愛知)が予選で落ち、山崎義夫(愛知)は4選手同点による再審査で落ちた。これをみても今大会がいかに接戦であったか想像がつくであろう。そして下馬評どおり奥瀬、朝生、福島の3強による優勝争いはさらに判断がつきかねた。地元出身で圧倒的なバルクの奥瀬昭雄、ひきしまった筋肉を流れるようなポージングで見事なまでに表現した朝生照雄、驚くばかりのデフィニッションを身につけた福島一則、3者3様の持ち味を最大限に現わしての接戦だったが、結果は福島一則が栄冠を手にした。福島は昨年を上回る鋭いデフィニッションを得ていた。結局それが他の2選手を上回るわずかの差となり、明暗をわけたのであろう。

《第6回ミスター・アポロ入賞者》
優勝 福島一則 23才 群馬
2位 朝生昭雄 28才 東京
3位 奥瀬昭雄 23才 福島
4位 三田村昭 28才 神奈川
5位 岩館久人 30才 青森
6位 浜島篤夫 28才 大阪
7位 関口敏夫 24才 東京
7位 深谷文利 32才 神奈川
7位 田崎二郎 28才 千葉
7位 岡本正信 29才 神奈川
優勝の喜びを笑顔で現わす福島一則選手(中央)と、それをたたえる朝生照雄選手(2位・東京)と奥瀬昭雄選手(3位福島)

優勝の喜びを笑顔で現わす福島一則選手(中央)と、それをたたえる朝生照雄選手(2位・東京)と奥瀬昭雄選手(3位福島)

優勝●福島一則選手(群馬)

優勝●福島一則選手(群馬)

選手としての参加を予定していたが、急遽ゲスト・ポーザーとなった宮畑豊選手(東京)だが、やはり他の選手とは一味違う。

選手としての参加を予定していたが、急遽ゲスト・ポーザーとなった宮畑豊選手(東京)だが、やはり他の選手とは一味違う。

2位●朝生照雄選手(東京)

2位●朝生照雄選手(東京)

3位●奥瀬昭雄選手(福島)

3位●奥瀬昭雄選手(福島)

4位●三田村昭選手(神奈川)

4位●三田村昭選手(神奈川)

5位 岩館久人選手(青森)

5位 岩館久人選手(青森)

6位●浜島篤夫選手(大阪)

6位●浜島篤夫選手(大阪)

7位●関口敏夫選手(東京)

7位●関口敏夫選手(東京)

7位● 深谷文利選手(神奈川)

7位● 深谷文利選手(神奈川)

7位●田崎二郎選手(千葉)

7位●田崎二郎選手(千葉)

7位●岡本正信選手(神奈川)

7位●岡本正信選手(神奈川)

月刊ボディビルディング1978年9月号

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