第1回グアム親善ボディビル選手権大会観戦記
GUAM INTERNATIONALBODYBUILDING CHAMPIONSHIPS
ボディフィットネス・オーバーオールチャンピオンのメリアム・ハワード選手と親善大会オーバーオール及びグランドチャンピオンの相川浩一
大きな話題となった親善大会
親善大会への協賛を決めたJBBFは、連盟派遣選手の相川浩一の他に自費出場選手枠を設け、親善大会への出場選手を募った。そうして集まったのが、白土清実、渡辺信行、太田祐宇樹、谷ノ口昭太郎、廣田俊彦、奥村武司、田代圭、近藤和孝の8人であり、自費出場選手の彼らも含めた9名の選手が藤原達也JBBF副会長を団長とするJBBF日本選手団と承認され、応援のための観戦ツアー一行と共にグアムへと旅立った。
グアム空港に降り立った日本選手団と観戦ツアーの一行を出迎えたのは、グアム政府観光局とGNPCのスタッフ、そしてミスワールド2012グアムの美女たちだ。2人の美女たちは、入国審査を済ませて到着ロビーに出て来た日本選手団と観光ツアーの参加者一人一人の首にレイをかけて歓待の気持ちを表してくれた。
親善大会を主催する事となったGNPCは、親善大会の開催告知に尽力し、主要メディアでの告知を積極的に働きかけた。そうした努力もあり、親善大会は開催前からグアム内外で大きな期待と話題を集める事となった。大会直前には、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアが集まり、大会を主催するGNPCのマリアン・パンゲリーナン会長、副会長のマニュエラ・クルーズ、ヘッドジャッジのテリー・デボルド、秘書のスティーブ・オオシロの4人と、日本側からはJBBFの藤原達也副会長、親善大会を発案企画した吉田真人、コーディネーターの笠松博次、IFBBプロ山岸秀匡選手が迎えられてプレスカンファレンスまで行われ、その模様は翌日のテレビニュースでも放映された。
グアム空港でグアム政府観光局、グアムボディビル協会、ミスワールド2012 グアムに歓待されるJBBF 選手団と観戦ツアー一行
グアム親善大会開催
プレスカンファレンス。スピーチをしているのがグアムボディビル協会のマリアン・パンゲリーナン会長
大会会場は500の席が設けられたが当日は予想を上回る900人もの観客が訪れた
独特なグアムの審査方法
日本で行われている規定ポーズは、フロント・ダブルバイセップス→フロント・ラットスプレッド→サイド・チェスト→バック・ダブルバイセップス→バック・ラットスプレッド→サイド・トライセップス→アブドミナル&サイの順番で行われているが、グアムでは、フロント・ダブルバイセップス→サイド・チェスト→サイド・トライセップス→フロント・ラットスプレッド→バック・ダブルバイセップス→バック・ラットスプレッド→アブドミナル&サイ→モストマスキュラーの順に規定ポーズをとり、比較審査を行っていた。この変則的な規定ポーズの順番については、国際大会への出場経験豊富な廣田俊彦選手でさえ、「世界の様々な国で大会に出場したが、こんな順番は初めてだ」と驚いていた。もしかしたら、グアム周辺のパンパシフィック地域限定のローカル審査方式なのかもしれない。
そして、もう一つ日本とは違っていた審査方法として、比較審査時の選手の入れ替え方法があった。日本の大会では、ゼッケン番号順に並んで規定ポーズをとった後、一度選手を後方に下げ、優勝争いや3位争い、また、予選通過争いなどに対象を絞られた数名の選手がジャッジに呼ばれて規定ポーズをとるが、グアムではゼッケン番号順に並んで規定ポーズをとった後、選手たちを後方に下げずにその場で並ぶ順番を入れ替え、そのまま全員で規定ポーズをとるというやり方をしていた。
この入れ替えによる比較審査は、とても良いアイデアだと思った。というのは、レベルの高い選手がラインナップのより中央へと移動させられるので、評価の流れが一目瞭然となり、どの選手が優勝争いをしているのか、また、どの選手がどのように評価されているのかが選手だけでなく観客にもダイレクトに伝わるので、自然と声援に力が入り、会場全体がとても盛り上がるのだ。もっとも、一つのカテゴリーに何十人も選手が出場している場合は、やり方をもう一捻り工夫する必要があるだろう。
それから、もう一つ日本にはない審査方法があった。それは、2つのカテゴリーに出場するダブルエントリーの選手についてだが、最初に出場するカテゴリーではフリーポーズをとるが、その後に出場するもう一つのカテゴリーではフリーポーズをとらないというものだ。このため、親善大会のマスターズに出場した奥村武司選、廣田俊彦、田代圭、白土清実、渡辺信行の5人の選手は、ダブルエントリーでその後に出場した各ウェイトカテゴリーの審査ではフリーポーズをとらなかった。
フリーポーズについては、選手どうしを直接比較するものではないので、他のカテゴリーで一度とったフリーポーズを審査員がしっかりと評価していれば、再びとらせる必要はないのかもしれない。また、大会進行上は時間が節約できる事もあり、合理的だとは思うが、カテゴリー毎の審査や観戦を考えると、フリーポーズをとる選手ととらない選手とでは、その後に行う比較審査時のイメージに多少違いが出てくるような気もした。
さらにもう一つ、日本の方式と異なっていたのはファイナルの流れだ。日本の大会でのファイナルの流れは、比較審査→フリーポーズ→表彰式の順番で行われるが、グアムでは、フリーポーズ→比較審査→ポーズダウン→表彰式の順番で行い、しかも、それらが途中で途切れることなく一連の流れとして一息に行われていた。つまり、日本の方式の場合は、比較審査、フリーポーズ、ポーズダウン&表彰式という〝審査毎〟の括りで大会進行を行うが、グアムの場合は、〝カテゴリー毎〟の括りで大会進行を行うという違いだ。
大活躍したJBBF日本選手団
【マスターズ】
最初に行われたのは、マスターズのカテゴリーだ。このカテゴリーはJBBF側からのリクエストにより設けられたのだが、生涯スポーツを掲げ、いつまでも現役として活躍し続ける日本人選手の実情を伝える絶好の機会となった。出場選手は計6人で、日本からの奥村武司、廣田俊彦、田代圭、白土清実、渡辺信行の5人の出場に対して、グアムからはアンソニー・アンダーソン1人のみの出場だった。グアムでも年配者のトレーニングは盛んとの事だが、選手として大会に挑戦する人は多くないようだ。
優勝争いは、田代と奥村が他の選手のコンディションを大きく上回っており、彼ら2人による優勝争いは誰の目にも明白という感じだった。斜めに構えてプロポーションの良さを上手に表現する田代と、バルクと重量感に溢れる奥村の対決だ。タイプは異なるものの、両選手ともに筋肉の密度、張り、カットともに素晴らしく、甲乙付け難い拮抗した戦いを演じていた。
奥村と田代の白熱した戦いに会場は大いに盛り上がったが、それ以上に会場を沸かせたのが大会出場中最高齢選手の渡辺だ。フリーポーズでステージに上がる直前にMCからプロフィールを紹介され、「76歳」とアナウンスされると、会場全体から大きなどよめきが起きた。そして、その直後に渡辺がステージの袖から姿を現すと、一瞬で大きな歓声に変わり、口笛や叫び声が飛び交い、熱狂的とも言えるもの凄い盛り上がりとなった。異様な程の会場の雰囲気に、一瞬、困惑したかのような表情を見せた渡辺だったが、直ぐに会場の声援に応え、満面の笑みを湛えて力強くポージングをとっていた。
マスターズの表彰は、まず、グアムのアンソニー・アンダーソンに〝グアムナショナルマスターズチャンピオン〟のメダルが授与された。そして、大会最高齢選手の渡辺信行の名前が呼ばれ、〝グランドマスターズチャンピオン〟として、特別賞が与えられた。グアム協会の粋な計らいだ。 続いて親善大会〝インターナショナル・マスターズ〟の順位が発表され、トップ3を日本人選手が独占する事になった。余談だが、表彰式は、日本選手団をグアム空港で出迎えてくれたミスワールド2012グアムと女性ファッション雑誌UNOの専属モデルの美女2人がプレゼンテーターを務めてくれた。
【バンタム級】
バンタム級は8人の選手によって競われた。そのうち日本人選手は、谷ノ口昭太郎、太田祐宇樹、田代圭、渡辺信行の4人で、年齢幅は最年少の太田の26歳から最年長の渡辺の76歳まで50歳だ。さらに、グアムのジョシュア・マカードは19歳なので、渡辺との年齢差は57歳にもなる。これだけの年齢差の選手が同じ舞台で戦う競技スポーツというのは、そうはないだろう。
競技の方に目を移すと、このクラスでは田代が他を圧倒していた。張り裂けんばかりに発達した大胸筋と逆三角形の見事な上体。そして、これ以上はないと思える程の完璧なコンディションで異次元の存在感を醸し出していた。
勝負に関しては田代が突出しているように感じたが、意気込みに関しては谷ノ口も負けていなかった。谷ノ口は、大会前日に行われた検量と大会出場登録を済ませると、その足でショッピングモールにある床屋に向かい、短くカットした髪の毛にデザインラインの剃り込みを入れていた。真面目で温厚な性格の谷ノ口にとって、人生初の〝やんちゃ〟な冒険だったのではないだろうか。気合の入ったヘアースタイルにハードロックの激しい曲でフリーポーズをとる谷ノ口の姿に、大会へ懸ける思いの強さが感じられた。
谷ノ口の激しいステージングとは対極のパフォーマンスを見せたのは太田だ。太田は、フリーポーズの時に日章旗を持ち込み、ポージングの最後にそれを広げて会場にアピールするというパフォーマンスを見せた。また、ポーズダウンの時には、ステージ上を右に左にと動き回り、グアムの選手たちに積極的に絡んで会場を大いに楽しませてくれた。今回、親善大会の雰囲気を最も盛り上げてくれたのが太田祐宇樹だ。
グアムの選手の中ではジョシュア・マカードが傑出していた。ジョシュア・マカードはジュニアで2位となった選手で、完成度の高いバランスの良い筋肉を持っている。特に背中の筋肉が見事で、広がり厚みともに素晴らしかった。ただ、仕上がりが多少甘く、インパクトにやや欠けていた。もしコンディションを上げてカットを際立たせていたなら、田代を苦しめる存在になっていただろう。
ポーズダウンが終わった段階で同点の選手が出たため、急遽同点決勝が行われた。対象となったのは谷ノ口と太田の2人だ。すらりと伸びた長い手足を持ち、シャープなアウトラインに鋭いカットを見せる谷ノ口に対し、細かいカットこそ出ていないが、全出場選手中最も太い大腿部を持つフォルム感に富んだ丸々とした筋肉を持つ太田との戦いだ。タイプの全く違う両者をどう評価するのかに注目が集まった。
【ライト級】
ライト級は、廣田俊彦、奥村武司、白土清実の日本からの3選手と、グアムからの4選手を加えた7人の選手で競われた。優勝争いに関しては、奥村武司が筋量、筋密度、カットで他の選手を圧倒しており、大きくリードしているように感じられた。しかし、違った視点から見て最も目を惹いていたのはデヴィン・チャコだ。チャコは、他の選手と一線を画する素晴らしいフィジークの持ち主で、関節の細いすらっとしたスマートな体型にセパレーションの際立った形の良い筋肉がバランスよく配置されており、いわゆる〝カッコイイ〟体の選手だ。特にサイド・チェストやサイド・トライセップスなどのサイドポーズでは、細いウエストとの対比から各筋肉が浮き出すように存在感を強め、とてもインパクトが強く感じられた。このまま一回り筋量を増せば、完成度がぐっと上がり、ウェイトカテゴリーだけでなく、オーバーオール審査でも優勝争いに加わってくるだろう。今後の活躍が期待される選手の一人だ。
高いポテンシャルを秘めたデヴィン・チャコだが、実はダブルエントリーしたグアムナショナルのジュニアの部で優勝したまだ21歳のジュニアの選手だ。グアムのジュニアにはポテンシャルの高い選手が多い。ジュニアで2位になった19歳のジョシュア・マカードも、親善大会のバンタム級で2位と健闘している。こうした若い選手が活躍するグアムのボディビル界の将来に可能性を強く感じた。
ここで3位になっているケビン・リオン・グレロは、グアムナショナルのライト級でデヴィン・チャコと戦っており、そこではグレロがチャコを破って優勝している。ところが、この親善大会のライト級のカテゴリーでは順位が逆転している。これは、奥村の存在がタイプの似ているグレロの評価を抑えた一方、全くタイプの違うチャコの評価へは影響が少なかった相対的評価によるものだと思われる。自らが下した直前の順位結果にこだわらず、カテゴリー毎に厳正な審査を行っているからこそ起こった順位の変動に、グアムの審査委員の公正さが窺えた。
【ミドル級】
ミドル級は相川浩一と近藤和孝の2名の日本人選手を含む5人の選手が出場した。このクラスは、現役の日本選手権のファイナリストで、海外でも実績もある相川の独壇場となった。相川にとっては、ここ近年で最高のコンディションだったのではないだろうか。筋肉の張りが良く、セパレーションが際立っていた。特に背中は各筋肉がくっきりと独立し、クレパスのように奥深くまで刻み込まれていた。
もう一人の日本人選手の近藤だが、体格のいい外国人選手に負けないスケールの大きな体をしている。特に上体の大きさには目を見張るものがあり、アウトラインの大きさは相川をも凌ぐほどだ。ただ、上体の大きさに対して脚部のボリュームがやや弱いようなので、これを改善すれば、一気に面白い存在となりそうだ。
グアムの選手では、長身で、黒人特有の優れたプロポーションとピークのある筋肉を持っているミッチ・ミッチェルが良かった。ただ、ポージングに癖があり、筋肉を上手く表現できていなかった。ポテンシャルは非常に高い選手だけにもったいないと感じた。
親善大会のバンタム、ライト、ミドルの各カテゴリーの優勝者が決まったが、その中からオーバーオールチャンピオンを決め、さらにグアムナショナルチャンピオンと〝グランドチャンピオン〟の座を賭けて戦う事となる。
親善大会の各カテゴリーの優勝者である田代圭、奥村武司、相川浩一の日本からの3選手が相見える事となった。3選手とも筋肉の密度、カットともに素晴らしく、トップコンディションでの見応えのある戦いとなった。ただ、トータルパッケージとしては、日本国内で実績のある相川がやはり群を抜いており、順当に勝ち名乗りを受ける事となった。しかし、当の相川は、過去実績の通用しない国際大会の怖さを知っており、「必死だった。何が起こるか分からないのが海外大会だから」とその時の心情を振り返っていた。
親善大会のオーバーオールを勝ち獲った相川は、その勢いのままグアムナショナルチャンピオンのケネス・クロウソンとの戦いも制し、総合優勝にあたる〝グランドチャンピオン〟の栄冠も手にした。
マスターズ&ライト級優勝・総合2位 奥村武司
マスターズ2位・バンタム級優勝・総合3位 田代圭
マスターズ3位・ライト級4位 廣田俊彦
マスターズ4位・ライト級5位 白土清美
マスターズ6位 渡辺信行
バンタム級3位 谷ノ口昭太郎
バンタム級4位 太田祐宇樹
ミドル級&総合優勝・グランドチャンピオン 相川浩一
ミドル級2位 近藤和孝
ゲストを務めたのは、プロボディビル界の最高峰〝ミスターオリンピア〟でも活躍しているIFBBプロの山岸秀匡選手だ。コンテストシーズンを終え、オフに入ったばかりの山岸選手のコンディションは良く、圧倒的な筋肉の塊と質感を存分に見せてくれた。
ゲストポーザーとして山岸選手が素晴らしかったのは勿論の事だが、それ以上に、山岸選手のプロとしての心構えと行動にグアムの人たちは感動していた。プレスカンファレンスへの参加、検量会場への訪問でのGNPCスタッフや選手との交流、大会プレジャッジとファイナル観戦、そして、多くの時間を割いてファンサービスなどを自発的に行い、また、ホテルやショッピングモールなど、プライベートな時間に声を掛けてくる一般の人たちにも嫌な顔一つせずにポーズをとるなどの山岸選手の姿を見て、「こんなに素晴らしいプロ選手は初めてだ」と大会関係者が一様に絶賛していた。
ゲストポーザーを務めた山岸プロ。前日にはセミナーも行われた
●マスターズ
1位、奥村武司
2位、田代圭
3位、廣田俊彦
4位、白土清実
5位、アンソニー・アンダーソン
6位、渡辺信行
●バンタム
1位、田代圭
2位、ジョシュ・メルカド
3位、谷ノ口昭太郎
4位、太田祐宇樹
5位、ジャレン・グレロ
6位、ロビンソン・チャコ
7位、アルフィ・シルベリオ
8位、クリス・サントス
●ライト
1位、奥村武司
2位、デヴィン・チャコ
3位、ケビン・レオン・グレロ
4位、廣田俊彦
5位、白土清実
6位、ジェロム・グェベラ
7位、ライアン・バンバ
●ミドル
1位、相川浩一
2位、近藤和孝
3位、ミチ・ミッチェル
4位、グレッグ・モンク
5位、ロス・アダムス
●オーバーオール
1位、相川浩一
2位、奥村武司
3位、田代圭
●グランドチャンピオン
1位:相川浩一
2位:ケネス・クロウソン
バンタム級表彰左より2位ジョシュ、1位田代、3位谷ノ口
ライト級表彰左より2位チャコ、1位奥村、3位グレロ
ミドル級 表彰左より3位ミチェル、1位相川、2位近藤
大会を終えてリラックスムードの日本選手団。
左よりレオパ レス21 笠松博次、JBBF 玉利斉会長、BELLZ 代表吉田真人
親善大会の今後
先日、JBBFの玉利斉会長を訪ねたところ、ボディビル界の国際的な枠組みの再編に尽力されているとのお話を聞かせて頂いた。こうした取り組みの一環として、今後も是非グアムボディビル親善大会の発展に力を尽くして頂きたい。国際的な交流の幅が広がるという事は、選手たちにとってはモチベーションとなり、競技レベルの向上、そしてボディビル界の発展につながって行くはずだ。
2013年のグアムボディビル親善大会は10月26日の開催を予定している。昨年は男子のみの開催となったが、今年は、マスターズ、ジュニア、女子、男子、そして、ボディフィットネスの全カテゴリーへの参戦が可能となる。選手の皆さんには積極的に参加して頂き、国際友好親善の立役者となってもらいたい。
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