第24回日本ジュニアボディビル選手権・第7回全国高校生ボディビル選手権 竹内大生 強敵倒して2連覇達成!!
[ 月刊ボディビルディング 2013年1月号 ]
掲載日:2017.07.28
昨年のチャンピオン竹内大生に、これまた昨年2位の三好達朗が挑むという展開になった。
バルクとアウトラインの良さで目を惹く三好であり、やや線の細さが気になった竹内であったが、結果はカットとディフニションで勝る竹内がパーフェクト票でジュニア2連覇を達成した
バルクとアウトラインの良さで目を惹く三好であり、やや線の細さが気になった竹内であったが、結果はカットとディフニションで勝る竹内がパーフェクト票でジュニア2連覇を達成した
本戦レポートの前に、過去ジュニア選手権に入賞し、現在日本ボディビル界のトップビルダーとして活躍している選手を紹介しよう。
1991年第3回相川浩一選手・92年第4回高梨圭祐選手・94年第6回木澤大祐選手・97年第9回鎌田優選手・99年第11回須山翔太郎選手とジュニア選手権出身者が頑張っている。一時期は数名にまで減った日本ジュニア参加選手も全国高校生大会開催とともに参加選手が10数名まで増える結果となった。また、日本ジュニア選手権で6位入賞者のうち、高校生選手権入賞経験者が毎年3~4名入賞しており、ジュニア委員会が目指している高校生~ジュニア~一般の部へとリンクする形が少しずつ見えてきたと感じている。
本大会から将来、日本を代表する選手が誕生することを期待しながら、大会へ目を向けたい。
第24回日本ジュニア・第7回全国高校生ボディビル選手権大会が10月7日、午後の日本選手権を前にメルパルク大阪で開催された。高校生10名、ジュニア10名の計20名の参加で、今までに無い大観衆を集め、場内の大きな声援に若き熱い戦いが繰り広げられ、大いに盛り上がった。
さて、今年の高校生の参加選手が10名との情報があり、ここ数年ひと桁の参加選手が続いていたので嬉しい所だが、レベルはどうか気になる所でもある。ラインナップで感じたことは、超高校生級はいないが、3~4人の上位グループの戦いかと思われた。その中で、先ず目に飛び込んで来たのは、No.34金本選手(小山工業高専)。すでにボディビルダーとしてのアウトラインが出来ていて上下のバランスも良く、諸筋肉のバルク・カットも良く、一歩リードの感あり。続く二番手としてNo.40伊藤選手(山口県立徳山商工)。上半身のバルクが有り、腕も太いが下半身がもう少し。No.41吉田選手(明治大学付属中野高校)はボ歴1年で、未だ細身だが筋肉質の恵まれた体で将来が楽しみな選手。No.42伊熊選手(静岡県立浜松大平台高)は昨年6位入賞の実績もあり、特にポージングが上手い印象。高校生は全体的に伸び伸びとポージングをして楽しんでいる様子だ。
1991年第3回相川浩一選手・92年第4回高梨圭祐選手・94年第6回木澤大祐選手・97年第9回鎌田優選手・99年第11回須山翔太郎選手とジュニア選手権出身者が頑張っている。一時期は数名にまで減った日本ジュニア参加選手も全国高校生大会開催とともに参加選手が10数名まで増える結果となった。また、日本ジュニア選手権で6位入賞者のうち、高校生選手権入賞経験者が毎年3~4名入賞しており、ジュニア委員会が目指している高校生~ジュニア~一般の部へとリンクする形が少しずつ見えてきたと感じている。
本大会から将来、日本を代表する選手が誕生することを期待しながら、大会へ目を向けたい。
第24回日本ジュニア・第7回全国高校生ボディビル選手権大会が10月7日、午後の日本選手権を前にメルパルク大阪で開催された。高校生10名、ジュニア10名の計20名の参加で、今までに無い大観衆を集め、場内の大きな声援に若き熱い戦いが繰り広げられ、大いに盛り上がった。
さて、今年の高校生の参加選手が10名との情報があり、ここ数年ひと桁の参加選手が続いていたので嬉しい所だが、レベルはどうか気になる所でもある。ラインナップで感じたことは、超高校生級はいないが、3~4人の上位グループの戦いかと思われた。その中で、先ず目に飛び込んで来たのは、No.34金本選手(小山工業高専)。すでにボディビルダーとしてのアウトラインが出来ていて上下のバランスも良く、諸筋肉のバルク・カットも良く、一歩リードの感あり。続く二番手としてNo.40伊藤選手(山口県立徳山商工)。上半身のバルクが有り、腕も太いが下半身がもう少し。No.41吉田選手(明治大学付属中野高校)はボ歴1年で、未だ細身だが筋肉質の恵まれた体で将来が楽しみな選手。No.42伊熊選手(静岡県立浜松大平台高)は昨年6位入賞の実績もあり、特にポージングが上手い印象。高校生は全体的に伸び伸びとポージングをして楽しんでいる様子だ。
結果はやはり金本研一選手が優勝。昨年は4位入賞で、「来年もチャレンジすれば優勝も夢ではない」とレポートしたが結果が出て良かった。2位は伊藤悠斗選手。一寸色白だったが今後上下のバランスをしっかり整え、来年はジュニアにチャレンジして欲しい。3位の吉田豪選手は、バルクはマダマダだがキレの良い体で見事表彰台へ。来年は更に上位を目指してほしい。4位伊熊公一選手は笑顔とポージング時の切り替えを使いながら頑張っていた。
先ほども触れたが高校生はポージングが上手く、現在の身体を伸び伸びと表現していた。
高校生選手権に引き続き、日本ジュニアボディビル選手権の開幕だ。ジュニア選手10名に高校生10名計20名によるピックアップ審査で12名に絞り込まれる。
先ほども触れたが高校生はポージングが上手く、現在の身体を伸び伸びと表現していた。
高校生選手権に引き続き、日本ジュニアボディビル選手権の開幕だ。ジュニア選手10名に高校生10名計20名によるピックアップ審査で12名に絞り込まれる。
ラインナップでジュニアのレベルが過去最高といっても過言ではない。中でもNo.46三好達朗選手(香川)、No.48西本拓也選手(岡山)、No.49村上勝英選手(大阪)、No.50池口翔ヘンリ選手、No.54竹内大生選手(鳥取)、No.55班目陽一選手等の上位グループの激戦が楽しみだ。
No.46三好選手は07年高校生大会で入賞、その後ジュニアで10年4位・11年2位と確実に実力を付け、昨年より一回りバルクアップしながらアウトライン・カットとジュニアトップレベルの体に仕上げてきた。
No.48西本選手も09年高校生1位・ジュニアで8位・10年7位・11年7位と実力を付け、特にポージングはストーリーを感じさせ非常に上手い。
No.49村上勝英選手は、日本ジュニア出場歴は無いが12年大阪ジュニア1位を勝ち取っている。細身だが焼き込まれた肌はバリバリに仕上げた体を一層引き立たせていた。
No.50池口選手は昨年も6位入賞をしていて、特に脚が良く、サイドチェストはミニ鈴木雅を彷彿させる。
No.54竹内選手は連覇を狙いチャレンジしてきた。鳥取に帰り新しいトレーニング環境でどうかと心配したが、ステージ上の彼は自信に満ち落ち着いてシンメトリーの良い体でディフェンディングチャンピオンの風格さえ感じられた。
No.55班目選手は10年高校生1位ジュニア6位でデビューし、11年には大学1年で4位と上半身の改善で順位を上げてきている。今年はさらなる躍進に期待したい。
他のジュニアの選手もレベルは上がっているが規定ポーズ等で力が入らない部位があり、マイナスに成った選手も見受けられた。もっと基本ポーズを研究し、フリーポーズに繋げる表現力を磨く必要があると感じた。
高校生・ジュニアともまずまずのレベルで仕上げて来ており、特にジュニア上位はバック・フロントとも良く仕上がっていて、極端に甘い選手は皆無であった。
優勝争いは、小柄ながら完成度の高い三好選手か、二連覇を狙い昨年以上にメリハリの有る体で臨んだ竹内選手か、ダークホース的存在の村上選手かの三つ巴の展開となった。
結果はプロポーション・シンメトリーの良さと深く刻まれたカットが際立っていた竹内選手がパーフェクト審査点で勝利。アウトラインとバルクで竹内選手に勝っていた三好選手が2位。今後は一般の部での活躍を期待している。続いてキレのある体で3位に食い込んだ村上選手、4位に上半身を改善してきた班目選手、5位にバルクアップして臨んだ西本選手、6位に特にサイドポーズで脚が目立った池口選手が上位入賞した。
試合後行われた世界選手権選考会議で、12月にハンガリー・ブダペストで開催されるジュニア世界選手権ジュニアクラシックの部に日本代表として竹内大生選手を派遣することが決定した。世界のレベルは高いが入賞を目指し、規定ポーズでは強い自分を表に出し、フリーポーズの決めをしっかり決め、果敢にチャレンジし結果を出して欲しい。
No.46三好選手は07年高校生大会で入賞、その後ジュニアで10年4位・11年2位と確実に実力を付け、昨年より一回りバルクアップしながらアウトライン・カットとジュニアトップレベルの体に仕上げてきた。
No.48西本選手も09年高校生1位・ジュニアで8位・10年7位・11年7位と実力を付け、特にポージングはストーリーを感じさせ非常に上手い。
No.49村上勝英選手は、日本ジュニア出場歴は無いが12年大阪ジュニア1位を勝ち取っている。細身だが焼き込まれた肌はバリバリに仕上げた体を一層引き立たせていた。
No.50池口選手は昨年も6位入賞をしていて、特に脚が良く、サイドチェストはミニ鈴木雅を彷彿させる。
No.54竹内選手は連覇を狙いチャレンジしてきた。鳥取に帰り新しいトレーニング環境でどうかと心配したが、ステージ上の彼は自信に満ち落ち着いてシンメトリーの良い体でディフェンディングチャンピオンの風格さえ感じられた。
No.55班目選手は10年高校生1位ジュニア6位でデビューし、11年には大学1年で4位と上半身の改善で順位を上げてきている。今年はさらなる躍進に期待したい。
他のジュニアの選手もレベルは上がっているが規定ポーズ等で力が入らない部位があり、マイナスに成った選手も見受けられた。もっと基本ポーズを研究し、フリーポーズに繋げる表現力を磨く必要があると感じた。
高校生・ジュニアともまずまずのレベルで仕上げて来ており、特にジュニア上位はバック・フロントとも良く仕上がっていて、極端に甘い選手は皆無であった。
優勝争いは、小柄ながら完成度の高い三好選手か、二連覇を狙い昨年以上にメリハリの有る体で臨んだ竹内選手か、ダークホース的存在の村上選手かの三つ巴の展開となった。
結果はプロポーション・シンメトリーの良さと深く刻まれたカットが際立っていた竹内選手がパーフェクト審査点で勝利。アウトラインとバルクで竹内選手に勝っていた三好選手が2位。今後は一般の部での活躍を期待している。続いてキレのある体で3位に食い込んだ村上選手、4位に上半身を改善してきた班目選手、5位にバルクアップして臨んだ西本選手、6位に特にサイドポーズで脚が目立った池口選手が上位入賞した。
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10 月7 日 メルパルク大阪
レポート・JBBFジュニア委員会委員長 藤原達也
写真/徳江正之
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