2013年世界女子ボディビル&フィットネス選手権大会
9月13〜16日/キエフ・ウクライナ
山野内里子、山下由美共に決勝進出ならず!!
女子ボディビル出場 山野内里子
フィットネス163㎝以下出場 山下由美
11日(水)仙台12時発の新幹線に乗り、 山野内選手と待ち合わせている成田空港へ向かいました。6月のカザフスタンで開催されたアジア大会以来久々の再会で、服の上からも絞り込みの調子の良さを感じました。
18時発の飛行機で関西空港へ移動し、後藤先生と合流。3人で22時半発のトルコ航空でイスタンブールへ13時間の長い長い移動が始まりました。途中機内で脚の付けねが苦しくなり、浮腫んで来るのが分かりました。かなりキツイです。
12日(木)早朝5時35分、乗り換えの為のイスタンブール到着。とても素敵な空港で、カフェやお洒落なお店がたくさん並んでいました。ですが、時間が無く、すぐ移動。7時半発キエフ空港へ向かいます。 9時55分(時差15時間)キエフ空港に到着しました。
ウクライナのボディビル連盟の方が出迎えて下さり、30分ほどロシアの選手を待ち、バスで約1時間ホテルへ移動。12時にようやくホテルに到着しました。今大会は、38ヶ国約300人の出場者。私達は、他国選手よりも早めの到着だったようで、選手受付がスムーズに進みました。ルームキーを受け取り、山野内選手と10階の部屋へ… 。ドアを開けると「え〜っ!」狭い部屋にダブルベットが1つ。「あ〜、日本人ナメられてる〜」急いで受付に戻り、英語で事情を話し、それぞれシングルに変更して貰いました。今回も、いつも通りハプニングだらけの予感がしました。
バスタブが無いので、シャワーを浴び1時間ほど休憩して、両替と徒歩15分ほどのスーパーに水を買いに出掛けました。この日は、選手用の食事が用意されていないので、近所のレストランで食事をしました。16時、山野内選手と部屋で2時間程かけてプロタンを塗り、その後各自部屋で朝まで休みました。プロタンでシーツ等が汚れると弁償しなければならないので、睡眠時に気を遣いました〜。
ようやくホテルへチェックイン。ボディビルの部へ出場の山野内選手と。後に大会ポスターが
16時に後藤先生にポージングチェックをして頂くので、各自の部屋の鏡で自主練習。 12時 昼食。ウクライナのご飯は、パラパラとタイ米のようで、あまり美味しく感じません。ジャガ芋やライ麦パンは、日本の物とほとんど変わらず食す事が出来ました。
16時 翌日の試合に備え、山野内選手と一緒に後藤先生にポージングチェックして頂きました。リラックスポーズも壁に手が当たってしまう程の狭い部屋での練習でしたが、イメージトレーニングは大事なので、大変助かりました。後藤先生ありがとうございました。
大会前日、監督の後藤先生のお部屋でポージングチェック
検量にて。女子ボディビルに出場する選手のバルクにビックリ!
レセプションにてIFBBラファエル・サントンハ会長と。山野内選手は着物を着て "お・も・て・な・し"
次に山野内選手の出番です。今年からクラス別ではないので、かなり大柄な選手達と競う中、いつも通り美しい笑顔で落ち着いていました。流石です。
一日目の予選が終わったのは22時過ぎでした。
翌朝 ロビーに予選通過者が張り出されており…。残念ながら、私達は6名の通過リストに名前がありませんでした。
ボディビル比較。中央が山野内選手、左が2位スロバキアのプルヤコバ
フィットネス163㎝以下比較。左端から2番目が山下
12時から決勝が、前日と同じ順で始まりました。フィットネスは、予選演技得点が高い人からファーストコールされてる流れを感じました。そうなるとビキニ審査での逆転は、おそらく難しい。
ボディフィットネスは、ボディビル的では無く、手足が長く全体的な美しい筋肉とライン。フロントリラックスの四頭筋のカット。これは不可欠を感じました。
ボディビルは、厚み 丸みのある大きい筋量。総合的に薬物的な体やインプラントを使用している選手の得点が低く、アマチュアらしい体が優勝者という結果で、とても良い印象を受けました。
ボディフィットネスオーバーオール比較。
フィットネス163㎝級表彰。左より6位、4位、2位、優勝、3位、5位
フィットネス+163㎝級表彰。左より6位、4位、2位、優勝、3位、5位
ボディビル表彰。左より2位プルヤコバ、優勝ベリコワ、3位アルフ
女子フィジーク比較163㎝級。フィジークは2階級に分けられ総勢19 名の出場
今年、念願の世界選手権に選んで頂きまして、連盟の先生方 応援して下さった皆さん、家族に感謝の気持ちで一杯です。 ありがとうございました。今後も、この経験を生かし努力したいと思います。
レポート/山下由美
写真/後藤 剛(静岡県連盟理事長)
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