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【研究論文超訳】#12 ストレートバー、EZバー、ダンベルでのアームカールで刺激はどう変わるか

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掲載日:2021.11.11
上腕二頭筋をどんなやり方で鍛えているだろうか。各々の方針や時期や好みで多くのバリエーションに分かれるはずである。
そんな中、ダンベルカール、ストレートバーでのカール、EZバーを使ったカールにおいて上腕二頭筋と腕橈骨筋の活動を計測した研究がある。※1

EZバーカール ≒ バーベルカール > ダンベルカール

ダンベル、ストレートバー、EZバーを使った各カールを65%1RMで10回1セットを実施。
その結果、EZバーカールはダンベルカールに比べて全可動域で上腕二頭筋と腕橈骨筋の活動が高かった。
また、EZバーカールとバーベルカールの比較において上腕二頭筋と腕橈骨筋の活動の差は小さく、この2つのエクササイズの選択は主観的な快適さの問題であるとしている。

すなわち上腕二頭筋と腕橈骨筋の活動に限った場合には以下のようになる。

EZバーカール ≒ バーベルカール > ダンベルカール

≒は二アリーイコール、ほぼ同じという意味である。
本研究ではあくまで三種目の筋活動のみを測定しており、ケミカルストレスを目的としたケーブルカールや、ストレッチをかけることを目的としたインクラインダンベルカール、最大収縮を目的としたプリ―チャーカールなどのバリエーションは無数に存在する。こういった結果を踏まえつつも、あくまで自身にとって成果を出しやすい種目ややり方を模索していくことが重要だ。