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【屈強インタビュー】#28 榎田大人 "世界への過程"

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掲載日:2022.02.20
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ジュニアボディビル選手権大会第7位などの実績を持ち、日本人選手初のIFBBプロ・山岸秀匡氏に師事し日々成長を続ける榎田大人(ひろと)氏に日頃のトレーニングや取り組みについて伺った。

普段の生活や仕事に関して

パワーハウスジム宮崎でトレーナー兼パーソナルトレーナーをしています。パワーハウスジム宮崎はオープンから二年ほどのジムで、自分が勤務を始めたのは一年前からです。昼間に長い休憩時間があるので、普段のトレーニングはその休憩中にやっています。

日頃のトレーニングメニュー

基本的には6分割です。

・四頭筋
・胸
・背
・ハム
・肩
・腕

山岸さんの指導を受けてこのメニューを教えてもらい、今もオンラインでコーチングを受けています。山岸さんは自分がボディビルを始めたきっかけでもあって、パワーハウスジム宮崎のオープンの時に来て頂いていたのでそこでのつながりもありました。自分も世界一になりたいので、日本人で唯一アーノルドクラシックで優勝してプロのボディビル選手として活躍している山岸さんに師事しようと思いました。
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山岸秀匡氏に指導を受けるためラスベガスへ

最初はオンラインでの指導を依頼したのですが、丁度その頃に山岸さんが弟子企画をやろうと思っているということで、それに先立ちゼロ期生として直接指導を受ける機会を頂いたので急遽ラスベガスに向かいました。

宿はairbnbで探して2ヶ月ほど滞在し、現地でレンタカーを借りたので移動には困りませんでした。英語が得意というわけではなかったのですがグーグル翻訳を使ってなんとかなりました。何を言われてるかわからないけどとりあえずこちらの言いたいことは伝わっていたようです。

ラスベガスでは山岸さんの拠点であるパワーハウスラスベガスと、フレックス・ルイスが最近作ったドラゴンレヤージムの二か所に行きました。 

パワーハウスラスベガスはアイリスさんが綺麗好きということもあって全体的にすごく清掃が行き届いていて、常に有名な選手がトレーニングに来ていました。ドラゴンレヤージムのマシンのラインナップはパワーハウスラスベガスと全く違い、広くてかっこいい感じでした。

現地では具体的な食事メニューとトレーニングなどを教わりました。山岸さんのメニューは基本的に10RMで、あまり補助もつかず決して無理はしない重量設定でした。他には山岸さんの仕事も少し手伝わせてもらって、プロのボディビルダーがどういう生活を送っているかを勉強できました。
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自分にとって特に発達すると感じる種目、そうでない種目

スクワットとインクラインダンベルプレス、ダンベルショルダープレスはよく発達したと思います。できるだけ高重量を扱う方向ですが、5レップではなく10RMを更新していくような感じです。逆に発達しにくかったのはスミスマシンでのインクラインバーベルプレス。スミスマシンを使わずにフリーでやったほうが感覚的にも良かったです。
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トレーニング中や普段の生活における工夫

昔から食べるのは得意で、今は増量中という事もあって食事の量を多めにしていて一日5食で合計6000kcalほどです。減量期は4ヶ月で3500kcalほどに絞ります。減量の辛さより勝ちたい気持ちが先行するのであまり辛く感じません。
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摂っているサプリ

ギャスパリニュートリションのサイズオン、プロジェクトADのファイバー、グレイズド (BCAA強化グリーンスーパーフード)、ボーンブロス。腸内環境を整えるようにしています。
プロテインはギャスパリニュートリションのアイスクリーム味がおススメです。甘いのが好きな人に合うと思います。

トレーニングが身近にあった

小学校の頃に柔道をやっていて、小学校六年からは柔道の練習が終わった後にジムでベンチプレスとスクワットをやっていました。
高校三年で進路を考えたとき、柔道はおよそのレールが決まっているというかこの先ずっと競技として柔道を続けていくのは疑問でした。そんな折、フィジークをやっている兄をみてボディビルの世界に興味を持つようになりました。ちなみに父も趣味でトレーニングを続けています。
左:兄。

左:兄。

左:父。

左:父。

最近の気づきと今後

山岸さんの指導を受けてから、トレーニングも大事ですがそれよりも食事が大事だと気付きました。トレーニングの強度が上がるにつれて、十分に食事をしないとトレーニングで体力が持たなくなってきました。
タンパク質はプロテインが主でしたが最近では固形物からも積極的に摂るようにしています。今まで増量期は脂肪が増え過ぎていたのですが、脂肪を増やし過ぎずに筋量とのバランスを取りつつ良いペースで増やせていると思います。

今後は日本選手権での優勝を目標として、将来的にはミスターオリンピアで優勝したいです。山岸さんに師事することがその近道だと思うので、これからも頑張っていこうと思います。


取材・文 せきぐち