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IFBB パウエル国際審査委員長ジャッジ&コーチセミナー 参加レポート 第二部

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掲載日:2022.11.01
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2022年10月1日、北とぴあにて開催されたIFBB パウエル国際審査委員長ジャッジ&コーチセミナーの参加レポートを掲載。

ウーマンズボディフィットネス

左から三番目の選手はディフィニションがありバランスが良く、一番右の選手は大腿部が大きすぎる印象を与える

左から三番目の選手はディフィニションがありバランスが良く、一番右の選手は大腿部が大きすぎる印象を与える

ボディフィットネスでもビキニでも、それぞれのカテゴリで理想とされる体型やディフィニションは異なります。
ボディフィットネスカテゴリにおける理想的なディフィニションとはどういうものか、選手も審査員も心得ておくべきです。
特に審査員はしっかりと基準を持ち、感情ではなく自分の考えを持って理論的に結果を出さなくてはなりません。
他の審査員と結果を合わせたり、結果が違うことを過度に恐れる必要はありません。審査員の個々がどう判断したかが重要です。それらの見解に対して世界的な統一性を持たせるためにも判断基準の共有が重要と考えています。

ウーマンズビキニ

一番左の選手は足が少し不自然なポージングになっている

一番左の選手は足が少し不自然なポージングになっている

一番左の選手は足が短く見えるポージングになってしまっている。中央の選手は筋の密度に欠ける印象を受ける。

一番左の選手は足が短く見えるポージングになってしまっている。中央の選手は筋の密度に欠ける印象を受ける。

素晴らしい身体であるが、ビキニのカテゴリーとしては全体的に筋量が多すぎる選手。唯一ウエストの細さだけはビキニの範囲である。問重要なのはカテゴリーに合っているかどうか

素晴らしい身体であるが、ビキニのカテゴリーとしては全体的に筋量が多すぎる選手。唯一ウエストの細さだけはビキニの範囲である。問重要なのはカテゴリーに合っているかどうか

他のカテゴリにも言えることですが、ステージ上では筋肉やポージング以外にも、立ち振る舞いや化粧、髪型や表情などに女性らしさが求められ、美しさが重要なポイントになります。
ポージングで言えばリラックスが重要で過度なラットスプレッドには注意が必要です。隣の選手がラットスプレッドをしていると、心配になって自分もラットスプレッドをしなければいけないように思えて皆それを真似してしまうのですが、その必要はありません。

ビキニは過度のセパレーションやディフィニションは求められず、ボディフィットネスよりも少し脂肪が必要になります。本日の大会(JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2022 ボディフィットネス / ビキニフィットネス / メンズフィジーク)に関しても全体的なレベルはすごく高いのですが、筋量やデフィニションが多い選手も見受けられました。
また、衣装の色も大事です。赤色や青色はどの人にも合いますが緑色は人を選ぶため少し危険です。

質疑応答

Q.女性のカテゴリでシリコンは禁止されていない。かなり外観の印象を変えるが、どの程度まで許容されるか

A.シリコンは胸は禁止されていないが臀部へは禁止されている。また、審査員が美的ではないと判断した場合には順位を下げるべきである。


Q.マスキュラ―フィジークはベストなバランスが保たれていれば体がどれだけ大きくなっても問題ないか

A.身長や体重の制限はなく、審査員の判断に委ねられる。
同じような身長で比較しないと何とも言えないが、本日開催された大会(JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2022 ボディフィットネス / ビキニフィットネス / メンズフィジーク)に関しても、大きすぎる選手が数名いるように思えた。


Q.クラシックフィジークにおいて衣装の臀部をまくり、臀部の脂肪が少ない事をアピールすることは違反になるか

A.クラシックフィジークは臀部は隠さないといけない。まくっていた場合には注意が出される。


Q.ビキニとフィットモデルのカテゴリでは理想とする体型の違い

A.どちらも女性として美しい身体を作っていくカテゴリ。
衣装は違うが、ビキニとフィットモデルのカテゴリでは理想とする体型に差はなく同じ。


最後に、本講演が競技の正しい審査と発展に繋がれば幸いであると述べ講演を終えた。

取材・文 せきぐち