SPORTEC 2024 現地レポート
その関係で開場前~直後のみに限り取材したため本記事内での画像は閑散としているものが多いが、開場後はいずれのブースも大盛況だった。
余談:編集の都合上、来場された方の映り込みを防ぐ点ではよかったかも…
ジムガレージブース
ジムガレージは元々は「ビューティガレージ」としてマシン類よりも先に美容系の機材を扱っていた企業。美容と筋肉の親和性は高い。
株式会社 朋コーポレーション。プロテインやサプリの自販機を展開。自販機内には粉末の状態で保管されており、ボタンが押されるとそれぞれあらかじめ設定した混ぜ方で出てくる。混ざりやすいEAAやBCAAは30秒ほど、混ざりにくいカゼインのようなタイプは60秒ほどと差がある。
フィットプレイス。アプリも出るとのこと。統括的なアプローチだ。
マトリックス。黒を基調とし統一感と高級感がある。
テクノジム。大型機器はもとより、パーソナルジム向けやスタジオレッスン向けの独自の機材も多く展示。
ブル。フォトスポットでは多くの人が撮影していた。
なお、レバレッジマシン「TORQUE(トルク)」は2023年8月に「M-TORTURE(エムトーチャー)」へ名称変更になったがスペックや品質に変更はないとのこと。
取り扱い機材を全て並べたのではないかと思うほど非常に広大なブース、DRAX。
一般的なものはもちろん、コンパクトで先進的なマシンも並ぶ。
ゴールドジムブース。身長ほどもあるIVANKOプレートが目を引く。
事務用から家庭用まで幅広い展示。
ハンマーストレングス
ミヤビリフォーム。ピラティスマシンの展示。
ヒロテック。コンパクトでカラフルなマシン。カラーでだいぶ印象が変わる。
金メッキのリアルリーダーシリーズ。圧巻。使用感も良好。
REVOLUONE(レボルワン)。パーソナルジム開業に特化。
メタリックな薄型プレート、カッコいい
モノトーンを基調にアクセントでカラーを入れる展示が上手い
スポーツアート
dkcity。カーディオ製品を得意とするほか、家具なども製造している。
K-MAX。金属加工メーカー。”まだ世の中にないトレーニングマシンを創り、価値を提供し続ける”がモットー。確かに見たことのない独特のマシン形状。
ピラティスマシン。一つ一つ使い方を教わらないと使うのが難しそうな印象。
AI搭載の電磁負荷マシン。
エレイコブース。クロスフィットやベンチプレス等のイベントで賑わった。
SHUA(シュア)は20年以上の歴史のある中国最大手の業務用フィットネスマシンメーカー。
コンプレフロス。開場後は大盛況だった。
Harbinger (ハービンジャー) 。トレーニングギア専門ブランド。
自社製品であるグローブを装着しての懸垂チャレンジが行われた。
Byzoom (バイズーム)Fitness。おしゃれで機能的なフィットネスアイテムを扱う。
つまみが付いた可変ダンベル。初めてみる形状。
都会的でスタイリッシュなデザイン。
動的ストレッチマシン、プロストレッチ。
トレーニング前のアップに非常に良さそう。
安定のザバス。
目を引いたのがこちら、LGCインフォームド。インフォームドチョイスやインフォームドスポーツ認証を提供する企業だ。アンチドーピング競技に取り組んでこれを知らない選手はいないだろう。
どうしても気になったので、ブースにて準備を進める新城代表に開場前ではあるが話を伺った。サプリメント製品の認証にかかる費用は目的に合わせて選択する認証プログラムや製品の年間生産ロット数によって異なるため、一概にいくらで認証が下りるとは言い切れないとのこと。なるほど…
ちなみにインフォームドチョイスとインフォームドスポーツでは検査の頻度が異なる。なお、インフォームドチョイスやインフォームドスポーツを啓発啓蒙すべく、インフォームドタオルとインフォームドボトルを頂いたためジムで使わせて頂く。
床材・セルデスマット。ストロングマン協会に協賛しており、超高重量のドロップも静かに確実に受け止めてくれる。
ログプレスチャレンジや120㎏を20秒で20回引くデッドリフトチャレンジが行われた。特に驚くべきはその消音性。ドロップしてもバウンドしてもあまりに静かに緩衝してくれた。
ローリングサンダー。回転する極太グリップで握力を試される。50㎏すら上がらない。
アイスのコーンのように小指側が細くなった形状のグリップ。こちらも50㎏上がらず。
装着するダンベル、スーツダンベルとカラー一体型バーベル・グングニア。
わかりやすい。
ローレットも丁度良く刻まれ、カラー一体型で非常に便利。ついでに言うと音もいい。
パワープレート。
歩き疲れてしまったためリカバリー目的で体験させて頂く。
足を伸ばした状態で振動をかけ、さらにバランスボールで押し付ける方法。これはオフィシャルで推奨されているやり方とのこと。60秒ほど経った後、足の甲が脈打ち下腿部の疲労感が大きく軽減されたのを実感した。すごい。
まだ世界で一点だけの量産型合戸式パッド。頭部パッドもセットで展示。
ジムガレージ様ブースにて三日間を通じて多くの方に体験頂いた。自重で回数を競うベンチプレスチャレンジも随時開催され、男女しそれぞれの一位にはパッドを贈呈。
カウント&補助に入るのはベンチ世界王者・鈴木祐輔選手。参加者はベンチのアドバイスも頂けてしまう。
鈴木選手にもパッドを体験頂き、「やりやすい、普段リフターがやってる理想的なベンチの形が勝手に作れる」とのフィードを頂く。やっている事は同じではあるが、ビルダーは大胸筋に着目し、リフターはブリッジに着目したのが面白い。
元学生ボディビル王者・向井竜太選手。現在はジムガレージに勤務しその手腕を発揮。
ストロングマン協会・中嶋代表。ストロングマンに特有の動作である胸椎を反ってのプレスがやりやすいとのフィードを頂く。
イベント時。バズーカ岡田先生をMCとし、多くの有名選手が集まった。
合戸式パッド発案者でもある狂気の男・合戸孝二選手。バズーカ岡田先生と共にパッドの有用性を語った。
歩くギリシャ彫刻、五味原選手。あまりの美しさにどよめきが起こる。
各ポーズの批評。腕に関しては発達しすぎて解剖学の本にない新たな筋が出現し始めてしまっているとのこと。
クラシックフィジークの代名詞・バキュームポーズ。
さらに白井選手、持田選手、塚本選手も登壇。余りの迫力と熱気でこの一帯だけ空調が効いておらず、大盛況の中で閉会となった。
取材・文 せきぐち