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世界記録とELEIKO 国際パワーリフティング連盟 殿堂入り パワーリフター福島友佳子

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掲載日:2018.03.09
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パワーリフティング競技において、47㎏級にしてスクワット188.5kg、ベンチプレス136.0kg、デッドリフト173kg、トータル496kgを挙げ(全て日本記録)、日本人女性初となる世界パワーリフティング連盟の殿堂入りを果たし、国内外において多くの記録を保持し、今もなお更新し続ける福島友佳子選手。

エレイコを使うことによる世界大会や記録への影響、日頃のトレーニングについて、東京都調布のパワーハウスにて話を伺った。

記録を出しやすいのはELEIKO

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国内の大会でもやはりエレイコは記録が出しやすいですし、パワーハウスでの練習も本番の環境と同じエレイコでやっていますので、エレイコはすごく好きです。

世界大会で使用する器具はほぼ100%エレイコですが、地方大会ではエレイコの導入はまだあまり進んでいなくて、他社の器具だったりします。
エレイコのバーは硬くてしならないのですが、他の製品だとバーにしなりが出ることでかなり感覚や記録が変わってきてしまうんです。

器具によっては記録も順位も変わってくる

バーがしなってしまうと、力が変な方向に逃げている感じがあるんです。私の扱う重量でそれを感じるということは、男子の扱う重量だとさらにその感覚が大きくなるので挙げにくくなってしまうと思います。
しなるバーを使うと特にデッドリフトでは20~30㎏が簡単に変化してしまって、記録も順位も大きく変わってきてしまいます。本当にそれくらい違うものがあります。

個人的な正直な意見としては、より公平で公正な記録や順位付けのためにも、国際大会の予選となる選抜大会で使用するものをエレイコで統一してほしいと思っています。

同じ環境でも生じる個人差

世界大会でも私の階級だと小柄な女性が多く、デッドリフトでは指の数本とは言えローレットのないつるつるの部分を握らざるを得ない選手もいます。
でもそこは皆一緒で公平ですし、基本的にしっかり握り込んでいればそう簡単に手から外れたり滑ることはないのですが、個人的にはもう少しローレットが中にまであると嬉しいです。

さらに言うなら、床も大会によっては少し滑りやすく、ベンチなどで踏ん張りにくい素材が使われている事もあるので、そのあたりも徹底されたらさらに公正になり、全体的な記録も伸びやすくなるのではないかと思っています。

日頃から良いものを使うべき

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エレイコは値段こそ高めですが、長く使う事を考えればすごくコストパフォーマンスが良いです。
わざわざパワーハウスにエレイコの器具を使いに来る選手もいるくらいですので、パワーの大会に出る選手が数名いるジムであれば、設備として入れてあげるべきかなとも思います。

特に大会には出ていない一般の方のトレーニングに対しても、通常のトレーニングで結構な重量を扱う方もいらっしゃると思います。その時にシャフトがしなっているとブレて安定感も少なくなるので上がりにくいですし、怪我につながりやすくなってしまうと思いますので、もっと普及されて多くのジムにも導入されてほしいです。
上級者ならば感覚や使用感、安定感の違いがすぐにわかるかと思いますが、初心者でも気付く点が多くあると思います。バーにローレットがしっかりついていることで手に吸い付いている感じがあり、フォームを見ていてもブレにくいです。初心者でも上級者でも良いものは良い。

日頃からエレイコを使う人は大体皆言いますが、本当にやりやすいです。特にバーは直接身体に触れることになりますので、そこだけはこだわってエレイコの良いものを使う事をお勧めします。

技術と安定感への貢献

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技術的な事ですが、バーが硬いことでラックアップからもう違ってきます。バーを回しながら持ってきて、回しながら挙げることがすごくやりやすくて、知らないうちにそれをやっている人もいるかと思います。

プレートをつける部分が薄いとバランスが取りやすく、安定することで重さも乗りやすくなります。薄さが1ミリ違うだけでも安定感が全く違ってきます。

丁度、今年の世界大会もエレイコの本拠地、スウェーデンです。良い環境と良い器具で練習は本番のように、本番は練習のようにやって、ベンチの世界記録の奪還とトータルでのパワーの世界チャンピオンになることを目標に引き続き練習していきます。
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