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鏡を見ずに行うスクワットやデッドリフト

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掲載日:2018.10.31
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兵庫県西宮市でHigh Performance Institute というトレーニングジムを運営しております岡本雄作と申します。
一般の方々へのトレーニング指導を中心に活動しております。
その他に、大学のバドミントン部へのコンディショニングとトレーニング指導、大阪医科学委員としてジュニアのテニス選手への指導をしております。

2回にわたりウェイトトレーニングへの取り組みについて少し違った視点で記述させていただきます。

2回目は鏡を見ずにスクワットやデッドリフトをやってみませんか?というご提案になります。
ジムに行けば必ずと言っていいほどパワーラックの前には鏡があります。

稀に目をつぶってスクワットをしている方はいらっしゃいますが、ほとんどの方は鏡を見ることが当たり前になっていることだろうと思います。

ヒトは重力に対して直立2足歩行をするようになりました。
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2足歩行は4足歩行に対して非常にバランスがとりづらいにも関わらず、ヒト特有の感覚により平衡性が保たれています。

その平衡性が欠如すれば、関節に負担がかかります。スクワットの場合は膝に負荷がかかることが予測されます。

高重量へのチャレンジは筋肥大にとって重要な要素ですが、同時に関節を痛めて復帰までに時間を要し、その結果、トレーニングができないなんてことも起こってきます。

ウォーミングアップセットやダウンセットは、鏡に背を向けて取り組んでみることで体の感覚(関節の位置覚や皮膚の触圧)が養われ、何か良い影響に変えられるかもしれません。

ちなみに、当施設のクライアント様の殆どに鏡を見ずにスクワットしてもらっています。
狙い所にもよりますが、一度お試しください。
  • 岡本雄作(おかもと ゆうさく)
    【経歴】
    2008−2011 THINKフィットネスゴールドジム事業部
    2011−2014 医療法人展性会 こみ整形外科 リハビリテーション部
    2012−2013 大阪体育大学トレーニング科学センター
    2014−現 パーソナルトレーニングジムHPI
    2016−現 大阪テニス医科学委員
    2017−現 甲南大学バトミントン部

    【資格】
    NSCA−CSCS