疲労と栄養対策<クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)・筋疲労とBCAA>
掲載日:2016.09.13
クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)
運動により活性酸素が発生すると、筋肉や筋肉を覆っている膜に障害を与えます。すると、筋肉内の酵素であるCPKが血中に漏れ出します。CPKは、筋肉の壊れ具合と関係しています。血液検査でCPKの高い方は、怪我が近いと思ってください。
私は 350IU/ℓ をボーダーラインを考えます。そういう人は怪我になりやすく、またそうなった場合には治りにくいため、注意してください。その為にも、定期的な血液検査は不可欠ですね。
私は 350IU/ℓ をボーダーラインを考えます。そういう人は怪我になりやすく、またそうなった場合には治りにくいため、注意してください。その為にも、定期的な血液検査は不可欠ですね。
筋疲労とBCAA
タン白質のお話しのとき、アミノ酸についてはページ数が足らず、お話しする機会がありませんでした。ここでちょっと触れておきますね。
筋線維には多くのアミノ酸が貯蔵されています。その中でもBCAA(ブランチドチェーンアミノアシッド=分岐鎖アミノ酸:必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンの事)と呼ばれるアミノ酸は、体内でも特に筋肉中に多く、筋肉の代謝に深く関与しています。トレーニングをして筋疲労が起こると、脳から修復の命令が来ます。この時、修復に必要なアミノ酸が豊富にあると、修復が速やかに行われる、という事になります。修復はトレーニング終了後約30分で始まりますが、そのタイミングに合わせてプロテインを摂っておくのは難しい事ですし、トレーニング途中にプロテインを摂るのも難しいですね。BCAAをトレーニング終了直後に摂取すれば、ちょうどタイミングよく修復に使える事になります。
また、BCAAは脳の神経疲労にも使われます。トレーニング時間や競技時間が長い場合に集中力を持続させるためには、BCAAをしっかり摂っておく事をお勧めします。
必要なタン白質は食事とプロテインパウダーで摂り、トレーニング後の修復にはアミノ酸を使うなど、上手に使い分けをして下さい。
筋線維には多くのアミノ酸が貯蔵されています。その中でもBCAA(ブランチドチェーンアミノアシッド=分岐鎖アミノ酸:必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンの事)と呼ばれるアミノ酸は、体内でも特に筋肉中に多く、筋肉の代謝に深く関与しています。トレーニングをして筋疲労が起こると、脳から修復の命令が来ます。この時、修復に必要なアミノ酸が豊富にあると、修復が速やかに行われる、という事になります。修復はトレーニング終了後約30分で始まりますが、そのタイミングに合わせてプロテインを摂っておくのは難しい事ですし、トレーニング途中にプロテインを摂るのも難しいですね。BCAAをトレーニング終了直後に摂取すれば、ちょうどタイミングよく修復に使える事になります。
また、BCAAは脳の神経疲労にも使われます。トレーニング時間や競技時間が長い場合に集中力を持続させるためには、BCAAをしっかり摂っておく事をお勧めします。
必要なタン白質は食事とプロテインパウダーで摂り、トレーニング後の修復にはアミノ酸を使うなど、上手に使い分けをして下さい。
[ アスリートのための分子栄養学 ]