グルタミンとはなにか
掲載日:2019.02.28
グルタミンとはなにか
BCAAと並んで人気のあるアミノ酸がグルタミンです。グルタミンとは、どんなアミノ酸なのでしょうか。
ストレスと言えば精神的なものを指すのが一般的ですが、トレーニングのような肉体的刺激も、身体にとっては非常に強いストレスとなっています。
睡眠不足だったり、寒かったり、空腹感を覚えたり、仕事がハードだったりというような肉体的ストレスは、精神的ストレスよりもむしろ強くカラダを蝕んでしまいます。
グルタミンは体内にもっとも多く存在するアミノ酸で、必須アミノ酸ではありませんが、ストレスがあるときに必要量が急増します。
このようなアミノ酸を、「条件下必須アミノ酸」と呼びます。
また後述しますが、グルタミンは免疫細胞や消化管の粘膜細胞の主なエネルギー源でもあります。
血漿中のアミノ酸の約20%がグルタミンで、また筋細胞内の遊離アミノ酸の60%以上をグルタミンが占めています。
ストレスと言えば精神的なものを指すのが一般的ですが、トレーニングのような肉体的刺激も、身体にとっては非常に強いストレスとなっています。
睡眠不足だったり、寒かったり、空腹感を覚えたり、仕事がハードだったりというような肉体的ストレスは、精神的ストレスよりもむしろ強くカラダを蝕んでしまいます。
グルタミンは体内にもっとも多く存在するアミノ酸で、必須アミノ酸ではありませんが、ストレスがあるときに必要量が急増します。
このようなアミノ酸を、「条件下必須アミノ酸」と呼びます。
また後述しますが、グルタミンは免疫細胞や消化管の粘膜細胞の主なエネルギー源でもあります。
血漿中のアミノ酸の約20%がグルタミンで、また筋細胞内の遊離アミノ酸の60%以上をグルタミンが占めています。
グルタミンと間違えやすいグルタミン酸
グルタミンと間違えやすいのが「グルタミン酸」です。
アミノ酸の構造を確認してみましょう。グルタミンは、「R」の部分の末端がアミド(-CONH2)になっているのですが、グルタミン酸はこの部分がカルボキシル基(-COOH)になっています。
体内でアンモニアが発生すると、グルタミン酸がアンモニアと反応してグルタミンになり、無毒化されます。
グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質としても働きます。
肉などを美味しいと感じるのは「イノシン酸」によるものですが、昆布などの美味しさはグルタミン酸によるもので、舌の味奮にもグルタミン酸を感知する受容体が存在します。
もう一つ間違えやすいのが「グルタミン酸ナトリウム」です。
これはいわゆる「化学調味料(うま味調味料)のことで、食品のラベルに「調味料(アミノ酸等)」とあったら、コレのことです。
グルタミン酸は「酸」ですので酸味がありますが、これにナトリウムを結合させて乾燥させることにより、「うま味」を感じやすくしてあります。
グルタミン酸ナトリウムによるナトリウム摂取が懸念されますが、食塩のナトリウムは39.3%、グルタミン酸ナトリウムのナトリウムは12.3%であり、使用量がナトリウムよりはるかに少ないことを考えると、ナトリウム過剰の心配は要らないでしょう。
アミノ酸の構造を確認してみましょう。グルタミンは、「R」の部分の末端がアミド(-CONH2)になっているのですが、グルタミン酸はこの部分がカルボキシル基(-COOH)になっています。
体内でアンモニアが発生すると、グルタミン酸がアンモニアと反応してグルタミンになり、無毒化されます。
グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質としても働きます。
肉などを美味しいと感じるのは「イノシン酸」によるものですが、昆布などの美味しさはグルタミン酸によるもので、舌の味奮にもグルタミン酸を感知する受容体が存在します。
もう一つ間違えやすいのが「グルタミン酸ナトリウム」です。
これはいわゆる「化学調味料(うま味調味料)のことで、食品のラベルに「調味料(アミノ酸等)」とあったら、コレのことです。
グルタミン酸は「酸」ですので酸味がありますが、これにナトリウムを結合させて乾燥させることにより、「うま味」を感じやすくしてあります。
グルタミン酸ナトリウムによるナトリウム摂取が懸念されますが、食塩のナトリウムは39.3%、グルタミン酸ナトリウムのナトリウムは12.3%であり、使用量がナトリウムよりはるかに少ないことを考えると、ナトリウム過剰の心配は要らないでしょう。
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